【やりたい放題】トランプ、どさくさまぎれでイスラエルにヨイショ! | 優しい世界・還暦の逆襲

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コロワクのせいで死にかけました。生きてるうちに、言いたいことを言わせていただく!

ども~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!

父親がやっとICUから出ました。しかし、一般病棟の面会制限は、ICUのときとほとんど変わりません。コロナのせいなんだろうけど、わけわからん。

 

 それはともかく、いまだに粘り続けているトランプ、就任したときもいきなり大統領令を連発して、イスラム教徒入国拒否とかやって、大混乱を巻き起こしましたが、今、バイデンにバトンタッチのカウントダウンが迫る中、またやらかしてくれましたよ↓

 

ポンペオ氏、イスラエル占領地訪問 米国務長官では初

 

東京新聞 2020年11月20日 11時02分

 

19日、ゴラン高原で発言するポンペオ米国務長官(右)と

イスラエルのアシュケナジ外相=ロイター・共同

 

<記事引用>

 【カイロ=蜘手美鶴】イスラエルを訪問中のポンペオ米国務長官が19日、イスラエルが占領するゴラン高原パレスチナ自治区ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地を訪問した。米国務長官では初。ロイター通信などが伝えた。
 ポンペオ氏はエルサレム近郊の入植地を訪れ、今後は入植地産の輸出品を「イスラエル産」とみなすと宣言。ゴラン高原では
「ここはイスラエルの土地である」と述べた。
 ポンペオ氏の訪問に、パレスチナ自治政府は激しく反発。シリア政府も「挑発的行為であり、シリアの主権を侵害する」とする声明を出した。
 
トランプ政権はイスラエル寄りの政策を進め、米大使館のエルサレム移転や占領地ゴラン高原の主権認定、ヨルダン川西岸の入植活動の容認など、歴代米政権の政策を転換してきた。
 イスラエルは1967年の第3次中東戦争でゴラン高原を占領し、81年に併合を宣言。占領下のヨルダン川西岸では入植活動を進め、国際社会からは非難を受けている。  

<引用おわり>

 

 毎度ややこしいイスラエル問題ですが、まずゴラン高原↓

 

Wikipedia「ゴラン高原」より

 

↑の図のやや白っぽいとこです。要はイスラエル(左下の土地)が中東戦争でシリアから奪った土地。

 ですが、Wikipedia「ゴラン高原」によると、

 

<引用開始>

イスラエルを除く当事国、および国際連合とほとんどの国連加盟国はイスラエル領であることを認めていない。国連安全保障理事会が決議497「イスラエルの併合は国際法に対して無効である」旨を採択し、同地がイスラエルによって不当に併合されたシリア領であるという見解が固定化した。

<引用おわり>

 

↑となっており、イスラエルを除く世界中の国が不当な占領・併合だと言ってるのに、今回、敗北の決まったトランプは、最終電車でゲロを吐くかのように、アメリカ政権史上初のトンデモ見解としてゴラン高原を「ここはイスラエルの土地だ!」と言っちゃったわけですよ!!!

 

 で、返す刀で、今度は、今もパレスチナの人が、イスラエル軍の意向ひとつで家をブルドーザーでぶっ壊され続けているという、あのヨルダン川西岸地区(WEST BANK)↓

 

緑は一応、パレスチナ自治政府の統治区だが…、

小さな▲印はイスラエルが強引に入植した地区 赤線は悪名高い「分離壁」

 

↑ここも、Wikipedia「ヨルダン川西岸地区」によると、

 

<引用開始>

 イスラエルによるヨルダン川西岸地区の強硬的な実効支配については国際的な非難が行われており、2016年12月23日の国連安保理では、イスラエルのパレスチナ占領地への入植活動を「法的な正当性がなく国際法に違反する」とし「東エルサレムを含む占領地でのすべての入植活動を迅速かつ完全に中止するよう求める」決議が採択され、賛成14票、反対1票で可決されている。イスラエルの友好国であるアメリカは同様の決議に対ししばしば拒否権を行使していたが、今回は棄権するという異例の事態となった。実質的にイスラエルとの境界線となっている分離壁には2004年に国際司法裁判所が「イスラエル政府の分離壁の建設を国際法に反し、パレスチナ人の民族自決を損なうものとして不当な差別に該当し、違法である」という勧告的意見を出し、国際連合総会でも建設に対する非難決議がなされている。

<引用おわり>

 

↑という、これまた世界中から非難轟轟の中、イスラエルが強引に占領・入植化を推進中の地区なのに、『(ヨルダン川西岸)入植地産の輸出品を「イスラエル産」とみなす』とか、これまた史上初トンデモの、もう後は野となれ山となれ的な発言をされてるわけですよ。

 

 このように、こんな重大な歴史に残るような発言を、「正常時」に米国民の支持を得た政権がやるならともかく、選挙で負けたあとの引き継ぎモードの政権がやらかすとは、はっきりゆってありえない!!

 

 というわけで、またもや怒りの長文になってしまいましたが、検索してたら、あの糸井重里氏の「ほぼ日」で、10年前の記事ですが、糸井氏が実際にイスラエルに行って取材までして、イスラエルとアメリカのただならぬ関係について書かれてます→なぜオバマ大統領はイスラエルに加担するのか[1]

 

 まあ、トランプはどうあがいても1月までの命なんで、どんだけ毒ガスをまいて退散するか必死なんでしょうが、パレスチナの人にはいい迷惑。マジでいいかげんにしろと言っておきます(^^)/