【フランスではタブー?】アルメニア人虐殺問題!! | 優しい世界・還暦の逆襲

優しい世界・還暦の逆襲

コロワクのせいで死にかけました。生きてるうちに、言いたいことを言わせていただく!

ども~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!

というわけで、昨日はかなりぶっ壊れてて失礼しました(・∀・)
だいぶ読者が離れていった気がするwww。

またまには、ああいうバカネタ…ってゆったら不敬かなw。

そういえば、桑田は謝罪しちゃったけど、



でもあの謝罪文、なんかとってつけたようで笑った。いかにも「じゃあ、とりあえず、謝罪文よろしく!」 って、事務所に言い捨てた感ありありでwww。事務所はたぶん、顧問弁護士と必死で相談して書いた感じありありwww。

 
14日の「報ステ」で古館がスガハゲに「翁長知事と会ってやれよ!」という発言をしましたね。
ボクは最初、久米に変わって古館が出てきたとき、「だいじょうぶかな?」くらいで見てたんですけど、久米よりも骨のある人ですね。見直した。

というわけで、またまた前置きが長くなりましたが、今日は、「アルメニア人虐殺問題」なんです。アルメニアってのは、現在ではトルコ、ロシア、グルジア、イラクに囲まれた独立国なんですが、19世紀から20世紀にかけては、トルコに属し、1説には100万人が殺されたと。

 
 
なんでまたアルメニア? かというと、例によって「阿修羅」でシャルリ事件のスレを見てたらですねー、フランスに500万人いると言われる北アフリカ系市民の、圧倒的貧困と差別のことを書いた文章、

「希望を失った人々からのメッセージ」
 http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/post-1a9c.html

というのにぶち当たりまして、まあ普段から意味もなく警官に殴られたりとか、あと、有名ですけど、2011年には公共の場で、女性がブルカなどのイスラム系の衣装やベールを着用すると、150ユーロ(約2万円弱)の罰金が科せられる

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-20537920110411

ことになって、大問題になった件など、今回のシャルリ事件が「表現の自由」だなんて笑わせるな、という内容なんです。

でも、そんなかで、一番引っかかったのは、次の一文。

フランスでは、ホロコーストを否定する人や、アルメニア人虐殺を否定する人は、一年の懲役となり、60,000ドルの罰金を支払わされる可能性がある。
フランスで、シャルリー・エブドがイスラム教をからかったのと同じ様に、ホロコーストをからかうのは犯罪行為だ。
フランスの高校生は、ナチスによるユダヤ人迫害について学ばされるが、情報源によれば、100万人以上とするものものある宗主国フランスに対するアルジェリア独立戦争でのアルジェリア人の死亡者を含め、フランスの大規模な残虐行為については、生徒達は教科書でほとんど何も学ばない。


---------------------------------------
そうなんです。ユダヤ人のホロコーストはまあ、あまりにも有名なんであれなんですが、それもダブスタですがw、なぜアルメニア?? ってなもんだったんですよ。

で、早速、Wikiってみましたよ。
Wikipedia「アルメニア人虐殺問題」

つまりですねー、今日は明日が休みなんで、余裕でさっきの地図に書き込んでみました↓

 
ご覧ください! もう周りが北はキリスト教国で、南はイスラム教国!!
そんでもって、アルメニアは、思いっきり、

キリスト教(東方正教)ときたもんだ!!!

なので、19世紀当時、オスマントルコ帝国、つまりイスラム帝国の真っ只中にあったアルメニア人は、もう迫害されまくり→反乱→鎮圧→英・露・仏に助けを求める→(トルコ)「このロシアのスパイめ!!」ボコボコボコ…となって、特に第一次大戦が始まると、それまで、ただでも仲が悪かったロシアとトルコは思いっきり敵同士になっちゃったんで、アルメニア人はトルコに「もしかしてアルメニア人はロシアに寝返るんじゃないの??」と疑いをかけられ、シリア中部の砂漠の中に作られた強制収容所に向けて、強制移住のための「死の行進」をさせられます(*_*)

 
1915年4月、「死の行進」中のアルメニア人
行進中、トルコ人民兵の「報復」も受けた



これ、他人事じゃないですよ。ご存知のとおり、先の大戦中、アメリカの日系人も、ネバダやユタの砂漠の中の強制収容所にブチ込まれたんだから。

でとにかく、アルメニア側の主張では、100万人が虐殺されたと。
一方、トルコは今でも、「あれは戦争中の混乱の中で死者が出ただけで、虐殺ではない。死者の数も、20万人程度だ!」と主張して、現在に至ってるそうです。

すいませんね長い話で。
こっからが核心なんですが、実は現在アルメニア人(商才にたけ、兵士としても勇敢)の7割はアルメニア共和国以外の国に住んでおり、フランスには50万人のアルメニア系住民がいるそうなんです。

その影響もあってか、2006年、アルメニア人虐殺を否定したら最長で5年の懲役と罰金を科す、という「アルメニア人虐殺否定禁止法」が下院を通過したんですが、上院で否決。
さらにもう一回、今度は2011年、懲役を1年にしたものが当時のサルコジ大統領の肝いりで再度提出され、上院も通過するんですが、最後の最後、憲法裁判所が「表現の自由を侵す」として違憲判断をしたためまたもやポシャったと。

なので、話を戻すと「希望を失った人々」の記事のその部分は間違いです。フランスで禁止されているのはユダヤ人のホロコースト否定のほうだけですね。

しかし、もう一歩で法制化されるところまでいったんです。それを知っただけでも意義がありました。

つまり、ユダヤ・キリスト教徒の虐殺に対する否定は、表現の自由をまげてまで、法制化されたり、法制化寸前まで行ったりしたけど、それ以外の宗教の人は…。

ってことでいいですか?

もっとも、アルメニア人のおかれた境遇は悲惨だったと思うし、今も、トルコや、隣国のアゼルバイジャンともめにもめている。

とはいえ、Wikiを読めばわかるとおり、アルメニア人側もまた、武力・暴力を行使しています。
それが「テロ」なのか。「抵抗(レジスタンス)」なのかというのを、あまり論議しても意味がない気がしてくると思います。とにかく不毛だから…。読んでてマジくらくらきましたよY(>_<、)Y

ちなみに、アルメニアは美人が多いので有名だそうです↓

 
では、今夜も長々と失礼いたしました('-^*)/