経営再建 | タテとヨコを入れ替えたら。

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今日+明日を書いてみる。

JALが再上場の申請をした。
前期は過去最高益を出した。
かなりのV字回復。

国の支援体制等賛否両論本当にいろいろありますが、
やはり素晴らしいことだと思います。

規模は数千分の1ですが、
弊社も経営再建中。

おかげさまである程度再建の目途もたってきた。
今期は、経営再建の仕上げと、
来期からの成長に向けての戦略転換を行っている最中。

再建と成長を比べると
再建がはるかに難易度が低いと思う。

理由は、概ね「合理的判断」で「正解」がでるから。
成長は「合理的判断」で「正解」する保証はない。
むしろ新しい取り組みなので、
うまくいかないことのほうが圧倒的に多い。

経営再建については、成功の秘訣は3つしか要素がない。
1.合理的な戦略(単純に課題を随時解決していくだけ)
2.ブレない推進力(とくに過去のしがらみにとわられない)
3.組織(企業)に利益を生み出せる素地がある

1.2.はしっかりしたリーダーシップで解決でき、
3.については、そもそも組織内にある力を引き出し、
 メンバーたちが頑張った成果。

稲盛さんも(と並べさせていただくと大変不遜だが)
インタビューで近いことを答えられていた。

よく考えれば、非常に当たり前で簡単なこと。
正しい方向にみんなで頑張るだけ。

そりゃ、成果がでます。
そして、確実に良い組織になっています。




次に、来期からの成長戦略への転換。
これは、実際沢山取り組んでいますが、難しい。

どこまで行っても不確定要素が大きすぎるから、
そもそも「正しい方向」というものが存在しない。

そんな時にできることは、
組織の行動プロセスは、なるべく合理的に、
チャンレジするマーケットには、
なるべく、ゼロベースで柔軟に、かつスピーディーに実施。

もちろん、事前に方向感を出すために、
リサーチしたり考えつくしたりもしますが、
それでも、ハズレが多いのも現実。


でも、
ようやく、そんなチャレンジができるところまで来たのが、
非常に面白い。