デービスvsロメロ | ボクシングのこと~好き勝手に語るブログ~

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今日のWOWOW生配信。



ジャーボンテイ・デービスvsローランド・ロメロ

両者とも柄が悪く犯罪歴もあり絵的には面白い好カードです。

 

煽り十分のチンピラ対決ですが、能力を考えたら予想はデービス。良い試合になるかならないかはロメロの頑張り次第ですかね。

 

今日の放送は日本人解説者無しなので翻訳も無く完全現地版放送。当然試合前のインタビュー等、何を言っているのかわからない。

計量後のフェイスオフが何事もなく終わったかと思ったら、締めのガッツポーズの時にデービスがロメロを押してロメロが舞台から落下。その後、あわや乱闘という場面を作って周囲の期待に応えてくれてました。

 

そして両者リングイン。全身入れ墨の不良と対象的に入れ墨無しの不良というポリシーの違いもまた今どきの不良あるあるといった感じでなかなかいいです。そしてコスチュームはデービスが白黒でロメロは青と紫。不良が好む色使いは万国共通といった感じですかね。


ロメロ、気合入ってます

試合は1Rからロメロが前進してデービスが下がりながら様子を見て手を出すという展開。2Rには早速ロメロ得意の必殺技、どさくさに紛れての突き飛ばしが炸裂してデービスが倒れる場面も。ここまで甲乙つけ難い展開だけど、ロメロの前進と思いきりの良い強打を取って私の素人採点では1、2Rはロメロ10-9。デービスは手数が少ない。

3Rはデービスが少し出てきて後半ロメロが下がってデービス10-9。4Rロメロの前進が続くがデービスはタイミングを計っているように見える。決め手無く単にロメロの前進を取ってロメロ10-9。5Rはどちらに付けても良い内容だけどクリーンヒットでややデービス優勢か。ここまで決定的な場面は無く、前進するロメロと様子を見ながら時おり素早い左を出して隙を狙っているデービスといった展開。どちらも決定打が無く正直どっちに振ってもよいラウンドが続き、ここまではノーアクションの意外といえば意外な展開。手数はデービスの方がやや少ないか。まさかこのまま判定?という考えが頭をよぎったが、やはりそうはならなかった。

 

迎えた6R。ラウンド終盤にロメロが攻め込んで行ったところをデービスの鋭い左フックカウンターが一閃!


スピードもありバッチリ合わせてエグいですね
上から
タイミングと鋭さが素晴らしい一撃

これがデービス。ロメロは堪らずダウン。





立ち上がるもダメージありありでレフェリーが試合をSTOP。デービスが文句なしのTKO勝ち。



激しく喜ぶデービス

このままどちらとも言えない展開が続くのかと思い始めたところでタイミング抜群の鋭い一撃で試合を決めたデービス。やはりデービスは強かった。そして勝った後に健闘を称え合うことなく子供みたいに相手を小馬鹿にするように変な声を出してロメロを罵りに行ったデービス。試合後のマナーやスポーツマンシップのかけらも感じさせないところもまた悪童デービスらしい。リングの上は戦いの場だから、称え合う優等生ばかりじゃなくてもいい。勝てば官軍負ければ地獄が勝負の世界だから。さったとリングを去ったロメロもまた潔かったと思う。



笑顔でインタビューに答えるデービス

 

試合前の煽りとは打って変わって序盤から静かな展開が続いた今日の試合。そんな意外な展開が続いても、結局は当然の結果が待っていた。

様子見の時間が多く、手数も少なくていつもより消極的に見えたけど、持ち前の決め手の鋭さで結果を出すことができるデービス。前戦はクルスにやや苦戦したが、得意の鋭い一撃は健在だった。今後のマッチメイクが楽しみな今後も要注目のボクサーですね。