そろそろ解散総選挙の話が話題に上る事が多くなった。選挙の年は

株価が上がる。アメリカでは大統領選挙も控えていて、バイデン政権

は景気の維持に躍起になっているように見える。

 

 選挙にお金がかかるのは当たり前だ。アメリカでは選挙資金を捻出

するために、支持者が資金集めに奔走している。お金が無ければ選挙

を戦えないからだ。

 

 日本では『政治と金』の問題で、クリーンな政治を求める意見が多

く存在する。政治を一部特権階級の人々から庶民に取り戻す為、お金

のかからない選挙・・・確かにその通りであるが現実は違う。

 

 クリーンな政治を求めながら、クリーンとは思えない政治家が闊歩

するのが実態のようだ。一時の例外を除き、自民党政権が長い間日本

の政治を支配して来たのが現実の姿。

 

 とは言え、問題だらけの自民党が日本の政治を支配し続ける事がで

きたのは、国民の支持が有ったからだろう。

 

 昨今の私は、国民が本当にクリーンな政治を求めているか疑問に感

じている。選挙にお金がかかる事だけにフォーカスされるが、政策の

立案を始め、真に国民のための政治を心掛けるにはお金はかかる。

 

 お金にクリーンでは有るが、理想論ばかり口にする実力の伴わない

政治家。他方、強引に金集めし、時には裏仕事もするが、国民の為の

国造りに邁進する政治家。どちらに軍配を上げるか?・・・今となっ

ては田中角栄が懐かしい。

 

 残念ながら、今の自民党議員の多くは、国家国民の為に政治を動か

す人材は乏しい。利権のみで動く政治家が多い現状を見るにつけ残念

に思う。議員もそうだが、キャリア官僚の志の低さは目を覆う。

それこそ、金だけ・今だけ・自分だけの御仁がうようよ・・・。