劇場版 変な家

この家、何かが変、ですよね。の作品です。

公開初日に観てきました。


というかこのパンフレットなんですけど、画像にフィルターをかけると全く印象の違った見え方をするんですよね。

面白いですね。



原作を読んでいて、これは面白いなと思って制作決定と公開決定の情報が出るたびに楽しみにしていました。


ゾクっと間取りミステリが映画化ということもあり、ジャンルとしてはホラー要素も入るのでどうなんだろうと思いながらも観ましたが、率直な感想としてはこれはこれで面白かったです。


映画が終了すると周りの人がお連れの方と色々と話しているんですよね。

「原作よりも怖かった」と。

確かにそうだなと思いました。


原作は「ゾクっと」、映画は「ビックリホラー」という感じで映像化の力を感じましたね。


あとは佐藤二郎さんが演じられているんですけど、この方は結構コメディ要素の強い俳優ですよね。

ですのでその点心配していましたが、実際に見てみると独特の話し方や雰囲気が妙に作品と合っているなと思いました。


昨今色んな作品で話題となっている、原作との差異についてですが、そうですね。

あくまで個人的な感想ですが、半々といったところでしょうか。


原作をベースに映像化の力を使ってホラー要素を色濃く、ビックリ要素を足して、それでいてじわじわくる怖さも忘れない。

そんな構成だったのではないかなと思います。


まぁそうですね。

圧倒的に原作主義という方はもしかしたら「うーん…」と思うかもしれませんが、1つのエンタメ作品として原作を再現してみましたというのもアリという方でしたら十分に楽しめると思います。


私は原作が大分面白かった分、「あ、こういう表現でいくのね。思ったより怖くやったな」と思いました。


でも面白かったですよ。

配役としても私は問題ないと思いましたし、静と動と緩急付けによる迫力もありましたし。


個人的には原作を読んでから観るか、映画を観てから原作を読むかで大分感想が変わりそうだなと思いました。


私としては、原作を読んでから観る方をお勧めしたいですね。

そこそこ分厚いですが、中身としては絵が多かったり会話文ばかりでスラスラと読めてしまいますので読了までそう時間はかからないと思います。

最近になって文庫版も出ましたしね。


上が単行本で、下が文庫版です。



総評として、私はアリだと思います。

ホラーがあって、ミステリがある。

それでいて映像化による迫力とビックリがある。

映画や映像作品だから出来る技もあったと思います。


原作は言わずもがな面白いです。

映画を観たら原作を、原作を読んだら映画も観てほしいですね。


では今回はここまでです。

変な家は確か第2巻が出ているので、そこも気になるところです。


本日から公開なので、しばらくは混雑が予想されますが面白かったので是非観にいってみてください。

意外にも女性が多かったです。


ではまた。