書紹しましょ。

本日はこちら。


死亡遊戯で飯を食う。5


著)鵜飼 有志 先生

イラスト)ねこめたる 先生



「このライトノベルがすごい 2024 新作」にて第1位の人気作品です。


思えば今作は「第18回MF文庫Jライトノベル新人賞 受賞」作なんですよね。

5巻までに至るまで約1年しか経ってないんですよね。

それでいて既に人気作の地位を確立しているので、凄まじいとしかいえません。


第1巻発売当初は「賛否が分かれる作品」として少しばかり有名でしたが、もはやここまでくると「賛」の方が多いのではないでしょうか。


さてそろそら本題に入ります。

第5巻ですが、まず言える事は、尖りに尖っていました。

そして読後感が独特で、これをライトノベルでやるのかと正直なところ思ってしまいました。

もちろん良い意味でです。

しかし、それ故にまた好みが分かれそうだなとも思ったんですよね。


第1巻の時からそうでしたが、この作品は従来のライトノベルという型に縛られない、独創的な方向で物語を展開しています。


私はそれを一種の革命だと思ったんですよね。

しかし、新しい事や従来のラノベ文化が好きだという方には複雑な心境を抱かざるを得ないかもしれません。


ましてや今回は「そんな展開アリかよ」だったり、「鵜飼先生、容赦無いな」と「賛」である私ですらも思ってしまいました。

それ故に、このなんともいえない読後感を得られたわけではありますが。


実際しばらくは放心状態でしたね。

ライトノベルでこのようになる事はそうないのですが、それほどまでに今回は凄まじかったです。


これでこそ「死亡遊戯で飯を食う。」。

その主人公たる彼女の狂気じみた激情だと思いました。

特にラスト100ページは息つく暇も、瞬きしたことさえも覚えていないくらいに熱中していました。

本当に凄まじかったです。


ちなみに次巻は2024年の春に出るそうです。

筆が速いですね。


では今回はここまでです。

第5巻は、ライトノベルであってライトノベルで表す表現や世界観ではないと、業界に革命を起こさせるような一冊でした。

とても面白かったです。


ではまた。