・労働者派遣事業許可申請

・職業紹介事業許可申請

・建設業許可申請

・厚生年金保険・健康保険の新規適用届

申請者が法人の場合、これらの際に共通して添付が必要な書類として、

「登記事項証明書」があります。

一般的には、「登記簿謄本」と言われている書類です。

 

ちなみに、登記事務をコンピューターで処理していない登記所では、

登記事項を直接登記用紙に記載しており、その登記用紙を複写して証明したものが

「登記簿謄本」です。

対して、登記事務をコンピューターで処理している登記所では、

登記事項を磁気ディスクに記録しており、その内容を印刷し証明したものが

「登記事項証明書」です。

ただし、名前が異なるだけで証明内容は全く同じです。

現在は、ほとんどの登記所の登記事務がコンピューター処理されていると

思われますので、厳密な意味での「登記簿謄本」が出てくるところは

もうないかもしれません。 ※未確認ですので断定はできません

 

というわけで、現在も昔の名残(?)で一般的に使われている

「登記簿謄本」という名称ですが、「登記事項証明書」と全く同じものですので、

『登記簿謄本を取ってきてください』と言われたら、法務局で登記事項証明書を

取得すればOKです。

 

さて、冒頭の申請や届出時に提出するものは、

法人の商業登記事項証明書になりますが、社会保険の新規適用届を除いて

原本の提出が求められます。

この際に有効期限が設けられており、取得(交付)日から3か月以内等と

なっている場合が多くあります。

1日でも過ぎてしまうと取り直しになってしまいます。

また、派遣事業許可の更新においては、登記事項証明書の添付は不要ですが、

登記事項に変更があった場合は、提出しなければならないことになっております。

 

ところが先日、申請中の某労働局から、

「登記内容に変更事項がありますね」という連絡があったので、

私が「では、新しい登記事項証明書を取ってきますね」と申し上げたところ、

「労働局でも登記内容が確認できるようになったので、大丈夫ですよ」

と意外な答えが。

 

詳しく話を聞きますと、「登記情報連携システム」を利用して、

登記事項証明書を取得できる場合は、添付を省略できるようになったとのこと。

 

改めて調べてみると、デジタル庁のHPに関連するトピックがありました。

 

○登記情報システムに係るプロジェクトの推進について

(登記事項証明書添付省略に関する実施計画)

令和4年3月28日 デジタル庁 法務省

 

概要を抜粋すると、

まず課題として

「行政機関等への各手続において、当該手続の添付書類として登記事項証明書を

求めているものが数多くあり、手続の度に登記事項証明書を取得し、

行政機関等に提出する必要があるため、これらの登記事項証明書の入手に

係る費用・時間等が負担となっている。」

 

そのため目標として

「行政機関等への各手続において、行政機関が添付書類によらずに登記事項を

確認することを可能とするために構築された行政機関間の情報連携システムの

活用により、国民の各手続に係る負担を低減する。」

 

その取組として

「連携先である各行政機関のニーズを踏まえ、必要に応じて登記情報システムを

改修するなどして利便性の向上を図る。」

 

確かにこれまでは何度も取り直す場面も多かったので、

時間的な負担はかなり軽減できると思います。

ただ現状は、国の行政機関と一部の独立行政法人のみで、

地方公共団体においては連携していません。(令和4年3月28日実施計画)

 

また国の行政機関であっても、独自の判断で依然として添付を求めている

ケースもあるようですので、各機関にお問合せ下さい。

 

行政機関への添付については省略可能なケースが今後増えていくと思いますが、

ただ申請書類作成においては、その登記内容の確認が必要となります。

弊社にご依頼頂いた際には、登記事項証明書のご提供をお願いすることも

あるかと思いますので、よろしくお願いします。

 

馬

 

秋競馬が始まっています。

今秋一番の注目のレースは、なんといっても

凱旋門賞(GⅠ)(The Qatar Prix de l’ Arc de Triomphe)

10月2日(日)23時05分(日本時間)

フランス ロンシャン競馬場

 

今年、日本から4頭の実力馬が出走を予定しています。

ドウデュース(牡3歳、日本ダービー(GⅠ)、朝日フューチュリティーステークス(GⅠ))

タイトルホルダー(牡4歳、菊花賞(GⅠ)、天皇賞春(GⅠ)、宝塚記念(GⅠ))

ディープボンド(牡5歳、フォア賞(GⅡ)阪神大賞典(GⅡ)京都新聞杯(GⅡ))

ステイフーリッシュ(牡7歳、ドバイゴールドC(GⅡ)、京都新聞杯(GⅡ))

※馬名(性齢、主な勝ち鞍)

 

これまでの最高順位は、

エルコンドルパサーナカヤマフェスタオルフェーブルの2着。

※オルフェーブルは2年連続2着

すでに続々と現地入りしています。

これから2週にわたり、見どころを紹介していきたいと思います。