一番乗り | 鱗粉転写
引っ越し先に幾つか荷物を運ぶミッションを承った。
引っ越し先を見るのは初めて。
うぅ…。
当然だけど狭い!
ここに我が家の四人で生活するって大丈夫かなぁ?
みんなパーソナルスペースを広く取る人ばかりだからねぇ…。
なんだか林間学校で寝泊まりした宿みたいな雰囲気です。
マンション暮らしは初めてなんで不安だなぁ。
ウチ、煩い人ばかりだから苦情来ないかな?(笑
練習は今の家まで戻ってできるかなぁ…。


荷物運び入れるのに玄関見てびっくり。
一番乗りはおばあちゃんです。
ピアノの上に飾ってあった写真がもう既に玄関に飾ってありました。
折角だからおじいちゃんの写真も飾れば良いのに。


先月おばあちゃんが以前住んでいた家を見に行ったときに聞いたんだ。
今、我が家が住んでいる場所に引っ越す前、
おじいちゃんおばあちゃんが住んでいた家を建て直したらしいの。
そのとき、寝たきりの曾おばあちゃんが居て、世話をするのに縁側があるとしやすいとのこと。
当時両親が住んでいた借家は縁側があったので丁度良いと三人で転がり込んできたんだって。
で、母は大家さん(おっかない人だったとのこと)に怒られたって笑ってた。
お母さんがおっかない人ってどんな人よ?
僕の母親は気が強くて怖いものナシに見えるんだけどね…。
僕は知っている。
気が強いと言うのは何処かしら内面の弱さを隠しているって事を。