ことあるごとに思い出すとある人と厭な記憶。
何か物事が巧く行かないとその人は
「原因追究」
と声高らかに叫び
自分の失敗ですら人に責任転嫁するか
「だって仕方ないでしょ?」
と所謂逆ギレして
自分のプライドを護っていた。
人の所為にするのって気持ち的にはラクだよね。
でもね、例え自分に非が無くても今の状況が不満ならば
自力で何とかしない限り解決はしない。
「神様は不公平だ」
が口癖だったよね。
不公平かどうか知らないけど、どうであれ自分を救えるのは自分しかいない。
誰かに何もかもを丸投げして解決して貰おうというその人の姿勢には散々不愉快にさせられて、
何かあれば巻き込まれて。
未だに折りあるごとに記憶が甦り
不安と不信の混沌の中に引きずり込まれ
それでいて考えさせられる。
「真珠の首飾り」はこの人に捧げる曲なんだ。
未だに僕の中で答えが出せていない。
その前に何が問題だったのだろう?
大事なことは忘れてしまったのかも。
散々かき回されて、
最後に取り残されたのは自分だったのではないかって気持ちになってしまう。
そんなときは得体の知れない不安な気持ちに襲われてしまって、
周りの人は勿論、自分自身も信じられない人間不信になってしまうんだよね。
謂わば呪縛か?
呪いを解く呪文はいつ見つかるのだろう?
因みにこの困ったさんは今は結婚し幸せに暮らしているらしいよ。
めでたしめでたし。