Fuyukiパパから一言。
「お昼ご飯にチャーハンと貴族スープ作ったから食べな」
そう言って出かけていった。
貴族スープとはお父さんオリジナル(?)の
独身貴族時代よく作ったということから名づけられたスープです。
コンソメスープに黒コショウ、セロリの葉っぱが入っただけのスープです。
ま、これは基本的に失敗しようがないんだな。
味付けが濃いか薄いか位で。
足りなきゃ塩を足せば、濃ければ薄めれば。
問題はチャーハン。
今日のは少しだけれどトマトが入っていた。
このトマト、何故入れた??
たまたま庭でなっていたのだろうか。
Fuyukiパパのチャーハンは不味い事が多いんだよね、
作っておいて貰って申し訳ないのだけれど。
トマトは流石に初めて。
一時、お父さんの作るチャーハンは迷走期があって、
どういう方向性にしたいのか分からない時があった。
チャーハンにしたいのか、ピラフにしたいのか。
長ネギが入っているのに味付けがバターライス風だったり、
チャーハンの味付けなのに玉葱が入っていたり。
よく言えば折衷。
但し、美味しくない。
正直に、
「これ、取り合わせが変だよ、まずいよ」
と言うと
「創作料理だ。
新しい味の追求だ」
と言い張るお父さん。
定年退職した後、料理教室に通った事があったけれど
あの時は戦慄を覚えましたよ。
変なもの作って食べさせられたらたまったもんじゃないって。
でもね、習ったものはレシピを見ながら習ったとおりに作るので案外美味しくできるのです。
チャーハンも習えばよかったのかもね...。
Fuyukiパパの味覚はちょっとおかしいので本当に困ります。
日本人の味覚でお魚の煮汁をご飯に掛けて食べるのが好きな人がいるのはまだ分かるんです。
僕はキライですけれど。
でもね、ご飯に掛けて食べるのが普通だからってFuyukiパパはパンに魚の煮汁をつけて食べたりするんだよね...。
そういう折衷的なことをしたがる人です。
本当に美味しいと思ってやっているのだろうか...。
因みに、Fuyukiママは料理上手ですよ。
手先が器用なんだよね。
そういうのもあってやっぱりお父さんが変な食べ方をするのをお母さんも嫌がるのだけれど
お父さん、頑固ですからね。
言っても聞きません。
なんだかそういうところはおじいちゃんにそっくり。
因みに僕の言う「おじいちゃん」は母方のおじいちゃん。
血が繋がっていないし、一緒に暮らしたことがあるわけでもないのに似てるんだよね...。
でも、おじいちゃんはそういう変なモノの食べ方はしなかったんだけれどな...。
僕は直接お会いした事が無いけれど、
父方のおじいちゃんは商売で牛乳を扱っていたから
お茶漬けのお茶の代わりに牛乳を入れていたというのはお父さん談。
もし、その話が事実なら、そういうことに関しては直系の影響なのかもね...。
そして、間違いなく、そんなお父さんの血を僕は引いているわけで。
いつか、そういう変な取り合わせのモノを好むようになる可能性がゼロなわけではない...。