人の上に立つということ。 | 鱗粉転写
震災前の回のNHK大河ドラマ、「のだめ」じゃなかった、「江姫」で
柴田勝家のセリフ。
「人の上に立つということは....」
いやぁ、イイ言葉でした。

きちんとしたセリフは忘れたけれど、
要は
「部下一人ひとりに心配りを忘れてはいけない」
という意味だった。

僕の知り合いやら知人で
「人に使われるのはイヤだ」
だとか
「人の上に立ちたい」
と言う人がいるんだよね。

野望を持つ事は悪い事じゃないとは思うけれど...
結局そういう考えの下で、仕事が続かないというスパイラルに嵌ってしまう人がいるんだ。

ハッキリ言おう。

人の上に立ちたいのなら、先ず人の使い方が分からなければいけない。
それなら誰かの下で働いて学ぶ事が必至であろう。

その前にさ、なんで人の上に立ちたいんだろうね?
そもそも、
「人の上に立つ」
という考え方が僕は気に入らない。

一人でできないことを組織だってやるってことでしょう?
そうしたら先導役やまとめ役が必要ということ。
結局は単なる共同作業に過ぎない。

「人の上に立ちたい」発言をする人は
肩書きが欲しかったり、単に自分のやりたいようにしたいだけだったりすることが多いような...。
現実では色々な経験や知識がある人ということで、
自分より目上の人がそのポジションに落ち着くことが多いだけであってさ。

リーダーシップ取るのなら、自分の希望や、志向が適う様にすることよりも、
組織としてどのような選択をすれば一番良いのかを考えないといけないと思うよ。

あとは、何かについて、誰かに任せたら信用して委ねるのも大事。
任せておくと言っておいて後から口出しするのはちょっといただけない...。
勿論、意見を求められたら意見を出すのは良いけれど、
その意見を取り入れるかどうかも任せた人に委ねた方が良いかもね。

一人で全部やるのなら一人で好きなようにすれば良いのだけれど、
人が増えれば増えるほど全員の意見を取り入れるのは難しくなる...というか、不可能かもしれない。

そうなると、やはり、全体としてのベストを見つけないといけない。
それは妥協ではない。
自分の意見が通らなくて折れることを妥協と人は言うけれど、
それは決して妥協じゃないんだ。
組織としてベストの答えが出せればそれで良いの。
...となるとやはり信頼関係が非常に重要になるよね。

バンドやりながら日銭稼ぎをやっていると、そういうのが良く見えてきます。
KHAVUARLは今のところうまくその辺りやれていると思います...。
って僕だけかなぁ?
メンバー全員にそう思っていて欲しいです...。

意見を交わしている時に一番良く出る言葉が
「正解は無い」
だもんね、僕たち。

本当は今日、ライヴ出演するはずだったのだけれど、
キャンセルするかどうかも凄い話し合ったもんなぁ。
「どれが正解じゃないけれど」
って。

5/1が次のライヴです。
そこまでに何をどうするのかがベストか考えながら軌道修正をしないとね。

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