今日は、沖縄県石垣市で「尖閣諸島開拓の日記念式典」に参加、民主党副代表としての挨拶させていただきます。

 私が共同座長を務めている「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」では、いわゆる「国家主権3法案」の超党派議員立法提案しています。この法案は、国家主権の護持・国益上の重要な土地の先買の規定・航海法の改正・国境離島地域の振興などを主な柱としています。
 その一部は、民主党政権時代に閣法として成立しました。
 
 理想や提案を実現されている改革派若手市長の旗手でもある中山石垣市長さんら石垣、八重山地域、沖縄の皆さんの後押し、ご支援のお陰です。私たちの政権時からも多くのご協力を頂いてきました。
 
 総務相時代に創設した沖縄一括交付金が振興にも大きな効果を上げていること。補助金改革・省庁を超えた地域にとって使い勝手のいい交付金というだけでなく、予算の単年度主義の弊害を乗り越えるための工夫についても話し合いました。

 石垣市では、全ての小中学校に私が提案させていただいた「未来の学校」で電子黒板の整備等が進んでいます。子どもたちの絆の強化や学ぶ姿勢・成績の向上にも大きな成果が上がっているとのことでとても喜ばしいことです。

 日本列島は、南北に長いだけでなく、東西にも大きな領域を有しています。緯度・経度の差も大きく、本州だけを見ていては、わからない特徴があります。石 垣市と東京の「時差」は、本来であれば1時間あってもおかしくないほどです。この「時差」を利用すれば、「時差特区・金融特区を石垣市を中心とした地域に 創る」ことも可能です。

  証券会社のご経験もある中山市長さんの発想は、とても柔軟です。

 新しくなった石垣空港。様々な議論や困難がありましたが石垣市民の皆様のご努力や東京からの直行便の効果もあり、過去最高の93万人の方が訪れてくださるようになりました。

 国家主権と国益を守る試みは、不断の努力の積み重ねでしか成就しません。

 石垣市民・沖縄の県民、関係者の方々に心からの感謝を捧げ、さらなる地域振興・地域主権改革を前進させること、国家主権と国益を守るための行動をさらに拡大させることをお誓いしたいと思います。

 写真は、昨年の式典の時のものです。