参議院選挙2016雑考~批判否定でなくあくまでも激励として~ | 晩節雑考種々雑考~明るく素直にあたたかく~

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とかくこの世は生きずらい、みだりに悲観も楽観もせず、執念深く生き通していく精神を養いたい・・・・

 選挙区は討死に(つまり死に票、投票した人が当選しない可能性も)覚悟でこの人、比例は確実性と上積みを期待してあの政党、とある程度の投票行動が決まりつつある。

 間違ってもあの泡沫候補間違い無しの方には入れない。

 あの方が衆議院選挙に出た時、愚生狩場兵庫の住んでいる選挙区でもないのに関係者の方から応援よろしくのメールが何度も来て、選挙が終わる(当然のことながら落選泡沫候補となる)と、応援ありがとうのメールも来ない。このことを当ブログで書いたらそれを関係者の方が見たのか?都知事選出馬の時は応援ありがとうメールが来たのだが。その内容たるや何も知らない方が見たら『当選ありがとうメール』と勘違いするに違いない。ここでその全文を転載するのは適当でない不適切であると思うのでしないが、そこには『落選』やそれに準じる言葉は全く見当たらない(1945年8月15日のいわゆる玉音放送にも『敗戦』の文字はない、これに似ている)自画自賛に満ちていて驚愕。映画『ブラック・レイン』のニセ刑事役内田裕也が90年都知事選に出馬し落選した時の5万票にも遠く及ばないわずか1万票代の泡沫候補にすぎなかった事実など全くお構いなし。この人たちは選挙を自分たちの主義主張を「パフォーマンスする」ための場だとしか考えていないようでとても付き合いきれなかった。

 今回この方々から応援よろしく!のメールが来ていないのは、このブログを見て狩場の奴がその候補者に投票しないとわかっているからであろう。そしてメール送れば絶賛でなく揚げ足取りになると考えているのかもしれない。

 この泡沫候補間違い無しの方は一応無所属となっているが、ある労働団体の方々が担いでいる。労働者でもなければましてや資本家でもない歴史劇映画脚本の作家であるにすぎない愚生狩場兵庫、その労働団体に軸足を置くことも無ければ特に賛同もしないが、決して否定批判もしない。否定批判する理由も材料もない。否定批判と解釈されるかもしれないがそうではなく、あくまでも激励と受け取ってほしい。

 『すべての職場に労働組合を!』がこの団体のスローガンのひとつだと思うが、それを実行していくには『おいお前!お前労働者だろ!労働組合つくって闘え!』と誰か人々を挑発していてはいけない。『すべての職場に労働組合を!』と言うのならば、『すべて(すべては無理だろうが)の職場に労働組合設立運営のプロ』を勤労者労働者として送り込み、各職場の人々と信頼関係を育て職場職場に会った組合を設立し運営し最悪の事態つまり組合設立運営に失敗して職場の方々が失業してしまったりした場合の補償までできなければ、なかなか人々はついてこないのではなかろうか。愚生のような者が余計な心配をしても意味は無いのだが。

 さらに『ストライキで闘おう!』とのスローガンに至っては、ストライキで闘って勝利した実例を明示しなければ人々はそう簡単にはついてこないのではなかろうか。ストライキとは交渉相手を交渉に場に引き出し交渉を少しでも有利に導くための手段にすぎず、以前このブログでも書いたのだが、この方々の集会でどこかの公務員の方が『ストライキやっちゃいました』と理由や目的はわからないが、たった一時間『仕事をさぼった』に過ぎないパフォーマンスの報告に会場は絶賛の嵐。これにもここは俺如きのいる場所ではないぞと違和感をおぼえた。この方々はストライキ自体が目的化しストライキというパフォーマンスに酔っているように思える。

 これで勝てれば誰も苦労はしない。挙句の果て『労働者のための新しい政党を!』に至っては、間接的ながら自民党王朝を盟主とするナチスジャパンファシスト連合に協力するようなもの。

 1970年代、憲法改悪勢力が衆参両議会で改悪に必要な3分の2議席を占拠する様な事態を予想した人はいるだろうか。ここにいる愚生狩場兵庫がその一人だ。当時中学生だったが、わかっていた、いつかその日が来てもおかしくはない、と。当時自民党過半数割れはほぼ常態化していたにもかかわらず社会党は労働団体に振り回され有権者の失望を買い始めていた一方自民党は確実にお客さんを育てる努力をしていた。その効果が表れたのが1986年夏の衆参同日選。ここで憲法改悪自民党王朝化専制体制確立へ向けた流れが決まったな、と直感した。

 そして今自民党王朝専制体制確立へ向けた夜が明けようとしている。こういう時だからこそ2011年春のあの時以来世の中に目覚めてくれた決して多くの人々ではないが決して少なからぬ人々とともに憲法が定める平和と人権・民主主義を育てていくためにも野党連合と連帯して闘っていくべきなんだ。あの共産党がここまで野党連帯連合に前向きだったことがあるだろうか。2011年春のあの日以来世の中に目覚めた人々の願いが野党連帯連合共闘なんだ。万年泡沫候補を担いでの一人よがりでなく、野党連帯連合共闘に力を注いでほしい。