大岡越前と一膳

おおかあ(大岡)食わねえ。たったの一膳(越前)という落ちではないのか？〔#大岡越前〕

大岡越前じゃなく大岡一膳… 「心やましい人は勝手に大岡越前と聞き間違える」随分お口が達者な奴だな(￣▽￣ )

〔胡乱@uron45102〕

暴れん坊将軍Ⅱ「いかさま奉行の鴨ネギ音頭!」

露天商半助（桜木健一）の口車に乗り革財布を1両で買ったおさい、焼いたらスルメだった。半助は御狩場に絡む地上げに対抗するため大岡越前を騙り、栄五郎（汐路章）から金を取り返そうと画策。本物の越前か疑われるピンチに突然の吉宗登場で難を逃れる。

大岡越前の偽者が登場する話がほかにもあって、その偽者は「大岡イチゼン」と名乗っていました。

〔無臭@mu_shuu〕

返信先:@uron45102さん

桜木健一さんは時代劇のゲストだと、コミカルな役が多い気がしますね(^_^)

胡乱@uron45102

返信先:@mu_shuuさん

水戸黄門ではニセ助さん役で2回も出演してましたね〜。

この話では、自称「大岡イチゼン」によると、自分は「イチゼン」を名乗っていて、「エチゼン」を名乗っていないとのことで、この「イチゼン」を「エチゼン」と誤認した側はたとえ損しても自己責任ということらしい。

「エチゼン」と「イチゼン」の駄洒落（掛け詞）の例。

「大岡越前」は旧仮名遣いで「おほをか　ゑちぜん」であるから、唇音を明確にするとoΦowoka wet∫izeɴ、すなわち「オフォウォカ　ウェチゼン」になる。「ウェチゼン」が「エチゼン」になると「イチゼン」と紛らわしくなる。

現代の日本語の発音だと「オーオカエチゼン」o:okaet∫izeɴと「オーオカイチゼン」o:okait∫izeɴは発音が非常に似ている。「カ」kaの発音の後、下あごが上昇して、「エ」eと「イ」iの発音のときの下の高さを通過し、それから舌が上あごについて「チ」t∫iの発音に移る。

「多くは（おほくは→おおくは）」o:kuwaが「おおかあ」o:ka:になる。「オーオカ」o:okaが「オウカ」oukaに聞こえることもあるかもしれない。

加藤剛主演の『大岡越前』では生活の貧しくなった庶民が「大岡食えず（喰えず？食へず？喰へず？）たった越前」というような文を書いた紙を大岡の邸宅投げ入れていた。大岡忠相はそれを見て「そうか、『多くは食えず　たった一膳』か」と理解した。

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