World Yahoo! Wiktionary 中国語方言字音データベース
1無難、有難い、恋は下心、愛は真心、憂と優、鱚
2鱚 涙と泣(書評) 3楽と薬 4憂と優 5心と必 6親 7使と遣 8瑞西 9辛と幸 10从 11囧 12歩 13星
『筆談ホステス67の愛言葉』32ページ
(葉の上に)「楽」
「葉」に「楽しい」と書いてクスリに喩えて元気づけました。
1無難、有難い、恋は下心、愛は真心、憂と優、鱚
2鱚 涙と泣(書評) 3楽と薬 4憂と優 5心と必 6親 7使と遣 8瑞西 9辛と幸 10从 11囧 12歩 13星
『筆談ホステス67の愛言葉』32ページ
(葉の上に)「楽」
「葉」に「楽しい」と書いてクスリに喩えて元気づけました。
日本では「薬(<藥)」は「艸+楽(<樂)」である。
中国大陸では「葯(やく)」を代わりに使って「药▲」にしている。
「製薬」は「制药」になるので「制约▲」と外見上、似てくる
中国大陸であれば、葉の上に「约▲」を書く必要がある。
中国大陸では「葯(やく)」を代わりに使って「药▲」にしている。
「製薬」は「制药」になるので「制约▲」と外見上、似てくる
中国大陸であれば、葉の上に「约▲」を書く必要がある。
藤堂『学研漢和』で「(樂>)楽」の發音の変化がわかる。
快楽の「楽」の發音は nglok のような音から lok を経由して今の le4 になった。
音楽の「楽」の發音は nglok から ngok を経由して今の yue4 になった。
快楽の「楽」の發音は nglok のような音から lok を経由して今の le4 になった。
音楽の「楽」の發音は nglok から ngok を経由して今の yue4 になった。
「約」には yao1 と yue1 の2種類の音がある。
「約束」yue1-shu4(中国では「束縛」と同義)のように yue1 が多い。
yao1 の音は「葯」yao4 のような形声文字に生かされる。
「約束」yue1-shu4(中国では「束縛」と同義)のように yue1 が多い。
yao1 の音は「葯」yao4 のような形声文字に生かされる。
中国大陸で「樂」は「乐▲」になり、「藥」は「药▲」になっている。
ここで「藥」の略字として「艸+乐▲」が採用されなかったのは不思議であるし、音楽の「樂」と快楽の「樂」が今でも「乐▲」で同じ字体というのも奇妙である。
音楽のそれは口ヘンとをつけるとか、快楽のそれはリッシンベン(小=心)をつけるとか、別の字に派生させてよさそうなものだ。
ここで「藥」の略字として「艸+乐▲」が採用されなかったのは不思議であるし、音楽の「樂」と快楽の「樂」が今でも「乐▲」で同じ字体というのも奇妙である。
音楽のそれは口ヘンとをつけるとか、快楽のそれはリッシンベン(小=心)をつけるとか、別の字に派生させてよさそうなものだ。
追加
本の32ページの「愛言葉12」で、斉藤里恵氏は「葉」の上に「楽」を書いて「薬」とした。これは「葉」に「艸(草かんむり)」があって、「薬」が「楽」を含む日本の今の漢字ならではの謎かけである。
現代中国では「葉」ye4 を「叶」で代用している。「叶」は本来、「協」と同じ xie2 という音で読まれていたが、「葉」の音が似ているので「葉」の代用にされたようだ。
「草」cao3 は「早」zao3 の上に「艸」を乗せたもので、これは現代中国でも同様だ。
「葉」は植物だから「草」のように「艸」があってよさそうなものだが現代中国人はそれを捨ててしまった。日本では「葉」は「旧字」とは呼ばれないが中国人にとっては「葉」は「繁体字」である。
すると「葉」の上に「楽」を書いて「薬」というシャレは現代中国では「叶」の上に「乐▲」を書いて「药▲」という意味不明の世界になる。斉藤里恵氏が「恋」を「戀」に復元して「戀にも言葉が必要」としたように、現代中国では「繁体字では『葉』の上に『樂』を書けば『藥』」という説明をする以外にない。
本の32ページの「愛言葉12」で、斉藤里恵氏は「葉」の上に「楽」を書いて「薬」とした。これは「葉」に「艸(草かんむり)」があって、「薬」が「楽」を含む日本の今の漢字ならではの謎かけである。
現代中国では「葉」ye4 を「叶」で代用している。「叶」は本来、「協」と同じ xie2 という音で読まれていたが、「葉」の音が似ているので「葉」の代用にされたようだ。
「草」cao3 は「早」zao3 の上に「艸」を乗せたもので、これは現代中国でも同様だ。
「葉」は植物だから「草」のように「艸」があってよさそうなものだが現代中国人はそれを捨ててしまった。日本では「葉」は「旧字」とは呼ばれないが中国人にとっては「葉」は「繁体字」である。
すると「葉」の上に「楽」を書いて「薬」というシャレは現代中国では「叶」の上に「乐▲」を書いて「药▲」という意味不明の世界になる。斉藤里恵氏が「恋」を「戀」に復元して「戀にも言葉が必要」としたように、現代中国では「繁体字では『葉』の上に『樂』を書けば『藥』」という説明をする以外にない。
なお「花」hua1 は「化」hua4 の上に「艸」を乗せたもので、これまた現代中国でも同様だ。
一方、「華」は今の中国ではすでに「繁体字」であり、「华▲」になっている。「中華」は「中华▲」になる。
繁体字だと「花」も「華」も「艸」を上に持っているが、現代中国では「花」と「华▲」になり、「花」の中の「化」が共通の音符として採用されているのと引き換えに、「艸」の共通性は失われている。
それより中国人が「葉」を「叶」で、「鬱」を「郁」で、「後」を「后」で代用しているようなやり方を考えれば「華」を「花」で代用して「中華」を *「中花」にしてよさそうなものだ。
もっとも「華」→「华▲」は現代中国では「中華」の略として「華人」「華僑」などを表わす漢字としての意味を持っている。
一方、「華」は今の中国ではすでに「繁体字」であり、「华▲」になっている。「中華」は「中华▲」になる。
繁体字だと「花」も「華」も「艸」を上に持っているが、現代中国では「花」と「华▲」になり、「花」の中の「化」が共通の音符として採用されているのと引き換えに、「艸」の共通性は失われている。
それより中国人が「葉」を「叶」で、「鬱」を「郁」で、「後」を「后」で代用しているようなやり方を考えれば「華」を「花」で代用して「中華」を *「中花」にしてよさそうなものだ。
もっとも「華」→「华▲」は現代中国では「中華」の略として「華人」「華僑」などを表わす漢字としての意味を持っている。