通譯や翻譯をする上で、日本語の「昭和~年」「平成~年」を瞬時に西暦で言い換える技術は不可缺であろう。

 

今の日本ではまだまだ歴史上のできごとを「昭和~年」で覚えている人たちがいる。
その人たちが日本語であいさつするのをシナ語や英語に通譯する場合、日本人が「昭和47年」などと言ったら通譯者は瞬時に「1972年」と言い直す必要がある。特に日本語を学んだ中国人は大変だろう。

 

 

もっとも日本と中国が国交を回復した1972年は有名なので「昭和52年」という言い方もまだ頻繁に使われているはず。

 

 

しかし、辛亥革命が起きた1911年が明治44年で、中華民国の成立した1912年が大正元年では、計算も楽ではない。
国際交流の場で日本人がスピーチする場合、通譯の便宜を考えて、極力、年号を西暦で言う配慮は必要だと思う。

 

 

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2009年10月