USA for AFRICA の「We Are The World」は当時、ドーナツ盤で買った。
歌詞の中のタイトルと同じ部分が日本語の譯詞で「僕らは仲間」となってあり、「仲間」に「ワールド」というカナルビがふってあるという、ひねったものだった。
歌謡曲では漢字とルビの二重の意味というのはよくある。

譯者は Kuni Takeuchi という人。
Y!Japan
僕らは仲間 we are the world で検索

研究社の『ライトハウス英和辞典』(1984年)で worldを引くと「世界」の意味のほかに「世界中の人たち」の意味もあるらしい。
これで納得である。

1985年当時、南アフリカには人種隔離政策がまだあって、Stevie Wonder がアルバム『In Square Circle』の「It's Wrong (Apartheid)」という歌で批判していた。
「It's Wrong」では、Qa というようなアフリカの舌打ち音がコーラスで使われていたように想う。

Wikipedia ウィ・アー・ザ・ワールド
└→We Are the World
└→We Are the World(朝鮮語)
└→We Are The World(露語)
└→天下一家(「四海一家」とも譯されるらしい)

1985年、サザンオールスターズが「Bye Bye My Love (U are the one)」という歌を出している。
『KAMAKURA』に収録された。
85年にはSASもアフリカのセネガルのグループ・トゥレ・クンダ(Toure Kunda)とジョイント・コンサートをおこなった。