Y!Japan Y!辞書 中国語方言字音データベース Wik辞典
┌中国人も n と ng を混同する
├固有名詞における n と ng の混乱
↓
「台風」táifēng ←→ typhoon [taifu:n]
「烏龍茶」wūlóng-chá ←→ oolong tea
「九龍」廣東語で Gaolung ←→ Kowloon
「龍眼」lóngyăn ←→ longan [lɔŋgən,lɑŋgən]
longan は本来 long'an とすべきところで g の破裂が入った(つまり、“longgan” になった)と解釋すべきか、それとも「眼」の古音にあった声母 ng が g になっていると解釋すべきか。
┌中国人も n と ng を混同する
├固有名詞における n と ng の混乱
↓
「台風」táifēng ←→ typhoon [taifu:n]
「烏龍茶」wūlóng-chá ←→ oolong tea
「九龍」廣東語で Gaolung ←→ Kowloon
「龍眼」lóngyăn ←→ longan [lɔŋgən,lɑŋgən]
longan は本来 long'an とすべきところで g の破裂が入った(つまり、“longgan” になった)と解釋すべきか、それとも「眼」の古音にあった声母 ng が g になっていると解釋すべきか。
mango [mæŋgou] ←→ 「芒果」mángguŏ [maŋkuo]
英語では n が g の前で異音として [ŋ] になっており、シナ語ではこの [ŋ] を音素として採用し、その結果、ngg という綴りになっている。
英語では n が g の前で異音として [ŋ] になっており、シナ語ではこの [ŋ] を音素として採用し、その結果、ngg という綴りになっている。
Bangkok [bæŋkɔk,bæŋkɑk] ←→ 「曼谷」Màngŭ [manku]
こちらの場合は、アジアの固有名詞で、ngk という組み合わせでありながら、シナ語で第1音節に Mang でなく
Man を持ってきているのが珍しい。
「谷」は日本語音読みで「コク」koku で、語尾が k で終わっていた。この音譯はそれを生かしている。
朝鮮語で「방콕」Pang-khokになる。
こちらの場合は、アジアの固有名詞で、ngk という組み合わせでありながら、シナ語で第1音節に Mang でなく
Man を持ってきているのが珍しい。
「谷」は日本語音読みで「コク」koku で、語尾が k で終わっていた。この音譯はそれを生かしている。
朝鮮語で「방콕」Pang-khokになる。
Cambodia(=Kâmpŭchea ←→ 「柬埔寨」Jiănpŭzhài
「柬埔寨」を台湾語で読むと Kanpoche、潮州語で読むと Ganbouze、このあたりが近いか。
「埔」の異読には bù もある。
「柬埔寨」を台湾語で読むと Kanpoche、潮州語で読むと Ganbouze、このあたりが近いか。
「埔」の異読には bù もある。
Kamchatka ←→ 「堪察加」Kānchájiā
「堪察加」を台湾語で読むと Khamchhatka、客家語で読むと Kamtsatga、廣東語では Hamchatga になる。
つまり、第1音節が m で終わり、第2音節が t で終わる方言を前提とした音譯漢字であろう。
「堪察加」を台湾語で読むと Khamchhatka、客家語で読むと Kamtsatga、廣東語では Hamchatga になる。
つまり、第1音節が m で終わり、第2音節が t で終わる方言を前提とした音譯漢字であろう。