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發音の歴史はどうやったらわかるか(上‐1)、〃(上-2)〃(下)


我們如何知道漢語發音發展的歷史(上)

シナ語およびその他の言語がいかに形成されたか、我々には知る由(よし)もない。
言語とは動物の鳴き声から形成されたのだろう。
(最近、猴の鳴き声に「方言」があるという研究結果が出された)
石器時代の人類は文字を持たず、当時の言語は身振り手振りと不可分のものだっただろう。
より古い時代、人々の言語は視聴覚セットのものだったことだろう。

發音の歴史についてはすでに過去の先人による研究成果がある。
古代、シナ人が漢字の古音を記した『廣韻』『切韻』がある。
古代シナの宗教学者や僧侶が漢字でサンスクリットの言葉を表したものがある。
これをサンスクリットの音と照らし合わせれば、当時の漢字音を推測できるだろう。

15世紀、朝鮮人が訓民正音、つまり今の朝鮮文字を創ったとき、漢字で記号の音を説明した。
k を表す記号については「君」の初めの音だというように。
「君」は現代北京語で jūn [tɕyn] であるが、これは kun のような音が変化した結果であろう。

 欧洲語の中では、ラテン語の c [k] が[i]または[e](舌は前寄り)といった母音の前では[tʃ]になり、以後、[ts]または[ʃ]を経由して[s]になった。ロシア語の kontsert(концерт)は英語の concert[kɔnsət]に相当する。ドイツ語の Kino(映画、映画館)は cinema [sinəmə]に当たる。漢語の發音も同じような変遷をたどったとものと想われる。どの言語にも發音が変化した過程がある。
日本語の漢字の「音読み」と「訓読み」のうち、「音読み」は漢語からきているが、大多数の漢字では「音読み」と標準漢語の發音が違っている。例えば「学習」は日本語で gakusyuu であり、xuexi と似ても似つかぬ音だ(「学習」の日本語音は歴史的假名遣いによる古音で読めば「がくしふ」gakusihu、さらに奈良時代以前の音で読めば
*gakusipu になり、これは朝鮮語 hak-seup、廣東語 hok-zhap と比較すると類似点が出てくる)。

英語では、シナ語から直接、または間接的に入ってきた語彙が多数、存在する。
例えば、China(秦→支那)、Korea(高麗)、Japan(日本)、Hong Kong(香港)、tofu(豆腐)、tea(茶)など。
China は本来。古代インドの Cina からであり、「秦(Qin)」が語源だといわれている。
Korea は「高麗」の朝鮮語發音 Koryeo から。
Japan の語源は「日本」の台湾方言音 Jitpun か、上海方言音 ze'pen(ze'の末尾は声門閉鎖)であろう。
Hong Kong は「香港」の廣東語音 Höng Kong から。
tofu [toufu] は日本語の「豆腐」[to:Φu] が英語に入ったもの。
tea は現代英語で [ti:] と發音するが、15世紀以前は [tε:]→[te:] という發音だった。台湾方言音による「茶」からだと言われている。


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2009年1/25~31