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沢尻エリカが明治神宮で神前挙式。頭のはユリの造花。
某テレビ局でレポーターのおばさん(注釋)が「カサブランカ」がどうしたと言っていた。

辞書では「カサブランカ」について、モロッコの地名だけ。

Wikipedie で調べた。


カサブランカ(モロッコの都市 Casablanca、別名 Dar-el-Baida)
└→英語 Casablanca、スペイン語 Casablanca
└→シナ語 達爾貝達、別名;卡薩布蘭卡

エスペラントでは Kazablankoという。
また、アメリカ合衆国の白亜館はエスペラントで La Blanka Domoである。

カサブランカ (映画)
└→Yahoo!Japan で「カサブランカ」で検索すると、Wikipedia ではこれが最初に出た。

casa blanca はスペイン語で casa=「家」、blanca=「白い」、つまり「白い家」である。

こっちは「カサブランカ」が花の名前にもなっていることは知らなかったので、沢尻エリカの結婚式の話題で急に女性レポーターの口からモロッコの地名、あるいはアメリカのホワイトハウスのスペイン語名が出てきたので少し驚いた。
テレビで造花の話で「カサブランカ」を言ったこのレポーターにとっては、逆に「カサブランカ」は花の名前なのだろうが、この人は地名としての「カサブランカ」を聴いてすぐわかるのだろうか。

固有名詞はそれを聴いたり読んだりする人の職業、興味で受け取られ方が違う。

「モンブラン」を菓子の名前とだけ、想っている人もいるかもしれないが、Mont Blanc は佛語で「白い山」であるから、本来は地名である。
發音は [mɔ~-blɑ~]。
例えば満洲と朝鮮の間の「白頭山」「長白山脈」「太白山脈」など、山が雪をかぶれば、すべて mont blanc である。

日本の地名でも「白山はくさん)」がある。

「パンケーキ」が化粧品か食品かという違いもある。
女性が「トイレでリップを落とした」とか言うのを聴いて、唇が顔からもげて下に落ちたのかとびっくりした。

北京五輪の開会式(2008年8月8日)で、モンテネグロ(Monte-negro)の漢字表記が「黒山」(北京語で読むと Heishan)であることに谷村新司が気づいた。
固有名詞がどういう意味か考えてみる必要がある。

前後一覧
2009年1/18 1/20 1/20前後

関連語句
モンテネグロ 黒い山 モンテネグロ 黒い山 北京五輪 カサブランカ 白い家


注釋
丸顔で少し垂れ目、ネットで調べたが、テレ朝『スーパーモーニング』の「みといせい子」だったか? 各局をはしごして観ていたので記憶違いかもしれんが。


参照
白亜館は世界中からどう呼ばれているか
2009年1月15日~31日