先日、旦那の小中学校時代の友人達がお墓参りに来てくださいました。
地元からは勿論、静岡や遠くは神戸からも
昨年に同窓会があり、その席で旦那が亡くなっていることを知った友達がお供え持参で義実家を訪問⇒私に連絡が入っておりました。
お墓参りに伺いたいと言われるも、まさか本当に新幹線に乗ってこられるとは思っておらず。(ごめんなさい)
息子の受験や娘の引越し、遠慮もあって半年近く先延ばししていたにもかかわらず結局来てくださることに。
その間何度かお電話でお話させていただいたところ、お友達が旦那のことを絶讃褒めてくださるのです
小学生の頃の旦那は運動が出来て頭がよくて爽やかで、人間が出来ていたと
褒め過ぎだと思うけど、私が勝手に脳内変換したわけではなく電話中の聞き取りメモも残ってます
その後は市内各中学のトップたちが集まる高校で埋もれて行ったパターンね。
がり勉ではないのに(←それは知ってる)勉強が良く出来て、それを鼻にかけること無く、見た目はちょっと悪っぽいけどオープンで裏表のない子達と特に仲良くつるんで過ごしていたそうです
私たち家族へのリップサービスと思いきや、実際にその方に年の離れた弟さんが生まれた際に母親と相談して(字の好みもあったようですが)「〇君(←うちの旦那)みたいになんでも出来るバランスの取れた男の子になるように」と旦那と同じ名前を付けたそう。
びっくりです
口の上手い営業トーク風ではなく、訥々と何度も繰り返し旦那の思い出話をしてくださり。
(義父の話でも、高校が分かれてからもその友達は義父を見かける度に「〇君は元気ですか?」と駆け寄ってきてくれていたらしい。
旦那が不在でも普通に家に遊びに来ていたらしいので、義母さんの人柄もあったのだろうなあ、と思います)
なんか、心酔してる?(大いなる誤解では?)って程の褒め様に、そんな立派だった旦那の奥さんがこんなの(←私ね)で申し訳なく、それもあって躊躇していたのが押し切られる形で墓参りツアーが組まれることに。
当日がっかりされてもアレなんで期待は予めぶち壊しておこう、と事前に「もしかして〇君の奥さんなら美人とか素敵マダムだとか想像されていたら申し訳ない。私は太ってて性格もガサツなおばさんです」と伝えました。
そしたら、その友人は「大丈夫です。〇(旦那)はそんなこと(外見)を気にする奴じゃなかったから奥さんと電話で話して〇が選びそうな人だなと思いました」と。
アレ?褒められてる?ディスられてる?
さて当日は女性のお友達も二名来てくださり。
旦那が小6の時に書いた運動会の作文に彼女たちの名前が載っているのを見つけ、ご本人たちも大変喜んでおられました
(リレーで旦那がアンカーで走って優勝した時の様子を嬉しそうに話してくださいました)
小学校の時の旦那も写った写真を引き伸ばして現像し、ファイルとSDカードにセットして持ってきてくださったお友達も
真冬でも半袖半ズボンでつるんでいた悪ガキ4人組中(天国旦那含めて)3人が集まったとのこと。
旦那も空から様子を眺めて喜んでいるだろうなあ
今回参加しなかったお友達でも、その前にお一人でお寺に墓参りに来てくださった方もいるそうで
他にもお墓参りに来たいと言ってくださってる友人がいるらしく、お寺訪問ツアーの第2陣があるとかないとか。
加えて驚いたのが、お墓参りと食事が終わり女性のお一人が先に帰られる際、挨拶して別れた後で道の向こうで今回の幹事の方に「〇君のお子さんが二人とも立派に育っていて。会えて本当に嬉しかった」と泣きながら話されており
私としては亡くなった父親の友人達がわざわざ新幹線に乗ってまで会いに来てくださるなら、子供たちも(どうしても外せない予定がない限り)同席するのは当たり前だし礼儀だと思うのに、それを「二人とも来てくれるなんてなんて親孝行なお子さんなの
」「明るいご家族に囲まれ〇君も幸せだったろうね」と皆さんに喜ばれるとは。
有難い限りです
旦那は寡黙な方だったので、こんなに慕って偲んでくれる友達がいることを我々家族は知らず、改めて旦那は友達に恵まれた幸せな子供時代を過ごしたんだろうなあと嬉しく思いました
お参りくださった方からは「お父さんをもっと見直していいよ」とも言われました
さらには来年に予定されている小学校の同窓会にも家族3人で是非出席してほしい、と言われ。
(地元在住の義父も是非、と請われるも、義父はもう高齢だからと断ってた)
同窓会に我々家族が参加するのは正直ハードルが高いですが(ほかの人も気を遣いますよね)そう声を掛けてくださるお気持ちに感謝しました
旦那が好きだった
すしざんまいで食事しました