長福寿寺の百億円札は効果なし

【実際には貧乏になったデタラメなお守り】長福寿寺の「百億円守」を持ってもお金持ちにならない

 

【日本一宝くじが当たる】千葉県「長福寿寺」に参拝し「吉ゾウくんの教え」を守れば本当に高額当選する | プロの鉄道マニアがやってみた旅行

 

【追記・長福寿寺吉ゾウくんを信じても】自分に「実績」がないと宝くじで高額当選は無理ではないか? | プロの鉄道マニアがやってみた旅行

 

↑以前も当ブログで述べたが、千葉県長南町にある”日本一宝くじが当たる”と称する寺の「長福寿寺」に行った所で、実際に宝くじが高額当選する事もないし、仕事で給料アップしない、何らかの方法でお金が増えて金運アップにならない。むしろ実際には貧乏になった。貧乏神を連れて来てしまった感じだ。

その証拠として源泉徴収票等の財務関係書類を公開してやっても良いのだが、なんなら長福寿寺の住職が単にお金を得ると言う基本的な行為に対して、否定的な見解を示していた(細かい事は忘れたがネガティブイメージとして強烈に残っている)。

日本の労働法制では1時間でも働けば労働者に対しては最低賃金(最低時給)以上は支給しないといけないのだが、労働法制なんてクソくらえみたいな論調で(守らなくても良い)「お金を得るには会社でたとえ最低賃金で働くにしても、吉ゾウくんの教えを信じない(無視する)ならば、最低賃金なんてそもそも支払う必要が無くて、どんなに頑張って働いてもお金なんて一銭も入れなくて良い」と解釈出来る論調で”演説”していた。

つまりは、最低賃金レベルの労働であっても「お金が入ってほしい!と言う魂レベルが低い」のであれば、労働の対価としてお金を労働者に支払う必要は無いとも言わんばかりの論調であった。これは「魂レベル」と称する各自の気持ちの問題だけで片づける事自体が考え方として間違えである。

ただ漠然と「お金が欲しい」だけではダメと言いたいのだ。我々庶民は(私もそうだが)お金がそもそも無い。お金があれば人生苦労しない。だが現実にはお金が無い。時々無意識に「お金が無い😩」「お金が欲しい😩」「今すぐ100億円入って来ないかな😩」と口に出す事がある。それがダメだと長福寿寺の住職は言うが(その旨は上記リンクのブログでも述べた)、お金が無い=精神的に大変・ネガティブな気持ちになるのでそもそも良い事を考えないのが普通なので、そう言葉が口から出て来て当たり前の話である。それを口に出すな!と長福寿寺の住職は言うが、それは強い精神力が無いと出来ない。若しくは「お金が無い😩」と口に出せば貧乏になってしまう事が分かっているので、気持ちとして思ったとしても口には出さないと言う”意識高い系”の人でないとダメだと言いたいのか。そういう”意識高い系”の人は少ないし、これも上記リンクのブログで述べたが「習志野の空挺レンジャー部隊で訓練しないと”意識高い系”を作り上げる事は出来ない」のである。

 

【「百億円札」と称するお守りがインチキ!財布に100億円入っていると実感出来るお守りとされるが、実際にお金が増えることは無く、むしろ実際には貧乏になった】

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↑長福寿寺のお守りとして「百億円札」と称するものがある。財布に入れておけば100億円入っているのと同じ効果が得られ、お金がジャンジャン!入ってくると謳っている。大きさとしては1万円札と同じくらいで一般的な財布の札束入れに入る。
一応は入れる順番があって、目の前に「百億円札」、次に1万円札、5千円札、1千円札と入れれば良いとされる。それでも1万円札は財布に30枚以上(30万円分)入れよ!と長福寿寺の住職は言うが、そもそもそんな額は用意出来ない。「30万円が厳しいならば3万円でも良い」、「3万円でも厳しいならば”種銭”(たねせん=使わない1万円札の事)として1万円札は常に入れておけば良い」としている。では1万円札1枚さえ入れる事が出来ない財政状況の人は?と言う話になる。その答えは特に示していない。
実際に「百億円札」を長福寿寺で買った。3,000円もする高いお守りだ。3,000円以上の効果が発揮出来るほど お金がジャンジャン!入ってくるかと思ったが…………実際にはそんなことは無かった。むしろ収入が増えることは無かった。なんなら生活保護レベルの生活実態になった。 超貧乏になったのが結果である。そうなった原因を「お前の”お金が入ってほしいと言う魂レベル”が低すぎたため」で片付けてもらいたくはない。
財布に「百億円札」が入っていても100億円もお札が入っている実感は一切感じなかった。物理的に(実質的に)お札の枚数がジャンジャン!増えた実績も無かった(逆に減った)。 こんなインチキなお守りを持っていればいるほど不幸になると考えた。
 

 

 

長福寿寺の百億円守(半分に断裁)

 

 

長福寿寺「百億円札」の画像

 

 

長福寿寺の百億円札をゴミ箱へ

 

↑嫌気がさしたことや長福寿寺や吉ゾウくんへの抗議の意味を込めて(お金が入ってほしいと祈ったのに実際にお金が入る事は無く、むしろ貧乏になった)半分に断裁した上で 普通にゴミ箱に捨ててやった。これでサラバじゃーあ!そうすれば不幸を脱して大金持ちになるやろ!
 
長福寿寺の百億円札は効果なし
 
 
 

札幌大雪で快速エアポート運休、情報共有不足で空港激怒

【2026年1月25日からの札幌大雪で快速エアポート運休多発・新千歳空港に滞留客多数】「冬こそJR」は過去の遺物

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↑「記録的な豪雪による列車等の影響について」(2026年1月30日・JR北海道プレスリリース)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑詳述は上記プレスリリースやYouTubeに譲るが、2026年1月24日以降、札幌市内などの北海道石狩地方では大雪になった。JR北海道は札幌圏(函館本線小樽~岩見沢、千歳線、学園都市線の総称)で大雪により列車の運転が正常に出来なくなった。具体的には除雪が追いつかない、車両のブレーキ装置が凍結し解除出来なくなったので発車出来ないである。

【JR北海道から大雪による運転見合わせの情報、運転再開時刻が何度も変更、関係機関との情報共有が出来ていない】

 

2026年1月25日の輸送障害は酷いもので、JR北海道が適切に運行情報をお客、関係機関に共有していなかった。

例えば駅では「〇時頃に運転再開できます」と案内してもその時刻になると、「除雪が完了していないため運転再開時刻を〇時に変更します」の繰り返しであった。

札幌圏の輸送は何と言っても「快速エアポート」が屋台骨で、利用者も多ければ、札幌、そして北海道全体を支える最重要交通機関である。新千歳空港などの道内の空港を運営する北海道エアポート(HAP・ハップと読む)に対してもJR北海道から快速エアポートの運転見合わせが生じているにも関わらず、具体的な運転再開時刻などの情報が共有されなかった。その結果、新千歳空港駅(や空港構内)では航空機で到着したお客を中心に空港から移動できないお客が多発した。それが深夜になっても解消されず、空港内で7,000人が夜を明かすハメになった。

HAPとしても対応に苦慮した所があったようで、毛布などの提供もやった。災害級の事でもあったのだが、そもそも札幌と新千歳は気候が異なる。新千歳が札幌のようなドカ雪ならば航空機の運航も出来なかったはずだが、当日はそんな事も無かった。むしろほぼ予定通りの運航だった。札幌だけが大雪で新千歳はそうでもなかったのでJR北海道から連絡(情報共有)が無ければ、それは快速エアポートの運行も通常通りと解釈するのが自然である。HAPに言わせれば「えらい目に遭った」という事である。

上記動画にもある通り、HAPは社長名でJR北海道に対して抗議を行った。「運行情報の予測精度が甘い」、「運行情報を積極的に情報共有しろ」と。それに対してJR北海道の認識は全く逆で「HAPとホットライン(専用電話)で適切に運行情報を伝えた」と現実と矛盾する内容であった。この認識に呆れた声は各方面からも出て来たし、現職のJR北海道幹部からも聞こえる。

 

【何が悪いのか】

大雪で列車の運休が生じるのは仕方ない。除雪が追いつかない、車両のブレーキ凍結で発車出来ない事は北海道、東北、信越と言った雪が多く降る地域ではよくある事だ。そこが悪いとは私は思っていない。

ところで、JR東海は2019年前後からX(SNS)、駅での案内(表示器、自動放送)、自社HPの運行情報ページによる輸送障害発生時の情報発信を強化した。輸送指令に専任の担当者を最低1名は配置し、何らかの輸送指令(触車、天候不良、車両故障、旅客対応等)が発生しその旨が現場の乗務員や駅から伝わると、即座にX、駅の表示機、自社HPで公開している。私調べだがある時に触車が発生した時に、第一報がXや自社HPに公開されるまで最短4分であった。つまり触車(輸送障害)発生の4分後にはもう世間に周知されているのだ。同業他社では最短でも6~7分、平均10~15分なので、4分で周知開始が出来たのは非常に速い。しかも、輸送障害発生中(運転見合わせ中)現在どのような対応を行っているのか?をフローチャート形式で示しており、「今ここ」みたいな表示をして客観的にどうなっているのか誰でも明確にわかる工夫も施されている。これはネット上だけでは完結せず、駅頭はもちろん、マスコミなどの外部へも周知徹底している。その結果、長時間運転出来ない大規模輸送障害発生の時でも、周知徹底が出来ているため大きな混乱は生じなくなった。

すなわち、JR東海と同じような対応がJR北海道も出来ていたか?と言うとそうとは言い難い。一応はJR北海道も自社HPに在線情報が表示出来るので、個別列車について具体的に何分遅れとか、同社特有のものとして区間運休が生じた場合はどの区間で運休なのかの情報も出している。実際に私が現場に居たわけではないので不明な点もあるが、ネット上だけでは完結せず、駅頭での詳細な案内が出来ていたのか?と疑問に感じる。少なくてもそれは出来ていなかったはずだ。運行情報が何度も変更になる時点で、お客以外の関係機関への共有をしている余裕がJR北海道社内では無かったのではないか。それはリソース不足(ヒト・コト・モノの不足)も大きく起因する。いわゆる「JR北海道問題」ともリンクするので今回は詳述しないが、その点も留意しないとならない。

 

【「冬こそJR」は過去の遺物】

 

 

↑語り継がれるように言われるが1990年代~2000年代にかけて「冬こそJR」と言うCMや宣伝を出して大雪で道路は通れなくても列車は通常運転をアピールした。当時1回の大雪で道路交通(クルマやバス)からJR北海道の列車利用者が増えた結果、増収効果が1,000万円にもなったと言われている。現在(2026年)は異なるが、この当時は毎年12月1日~2月28日までは繫忙期扱いで特急料金も高く設定されていた。それは利用増加に加えて、除雪や暖房費でコストが上昇するので、その分を値上げしておこうという事だ。これは北海道をはじめとした北国ではあるあるの話だ。

しかし、2010年代に入って話が変わった。いわゆる「JR北海道問題」ともやはりリンクしてしまう所も一部あるがそれに加えて、除雪する作業員が不足したこと(農閑期の季節労働者が集まり難くなった事、高齢化、除雪の仕事を嫌う人が増えた事など)、雪の降り方が極端になったこと(これは近年の異常気象や地球温暖化の影響)などがある。一概にJR北海道が悪い所も無いのだが、世間的には「計画運休」とか「(高速道路の)予防的通行止め」が常態化した事もある。つまり、事前に悪天候が予想されるならば天気が崩れる前から運休(または通行止め)にしておけば、事故などのリスク回避につながるとの考えからだ。そのためかJR西日本ではかなり早いタイミングで「計画運休」実施を公表し(もちろんマスコミなどの関係機関にも周知徹底をした上で)、計画運休している時間も長めに設定している。この辺はJR他社でも概ね同じである。

JR北海道も事前に悪天候が予想出来ればその対応を行っている。なんなら日曜日の札幌発の最終列車(終電)を1時間程度繰り上げて(終電の発車時刻を早くして)除雪する時間を長めに確保している。これを「計画除雪」と言うが、雪の降り方が強い(多い)とさらに長い時間確保が必要のため、1月28日や1月29日のように終電が札幌発20時台と言う対応になる事もあり得る。だがそれでも除雪が追いつかない。その理由はリソース不足が結論なのかもしれないが、除雪したにもかかわらず新雪が多く再び除雪しないといけない状況になった事もあるだろう。

雪の降り方が地球温暖化などで変わってしまい、今までの除雪のやり方では対応出来なくなった事もある。それはJR北海道に関わらず生活道路の除雪でも既に発生しており、札幌市内の道路でさえもこれらの日はマヒ状態になった。路線バスも多くが運休し、道路はクルマで大渋滞。本来は2車線ある所が1車線分は雪置き場になり通行場所が少なくなった事もある(これは冬の札幌では当たり前だが)。正常に動いていたのは雪の影響を全く受けない地下鉄だけだった(市電も一時止まった)。

もはや「冬こそJR」は”過去の遺物”であり、伝説的な語り継ぎとか、スローガン、過去の成功体験は捨てた方が良い。

むしろJR北海道が強化すべき点は、大雪での輸送障害発生時の運転見通しについての予測精度向上、些細な事でも良いので頻繁にかつ積極的に自社HPや関係機関に周知徹底することである。これはあくまでもソフト面での対応なので、JR東海のように輸送指令に専任の発表担当者を1名配置して、即座に自社HPでドンドン公表するだけで良い。コストも大きくはかからない。周知徹底が出来るだけで結果はかなり変わってくる。リソース不足なので難しいかもしれないが、せめてそれくらいはやってもらいたい。

 

札幌大雪で快速エアポート運休、情報共有不足で空港激怒

【”経験と実績”がある国民民主党・チームみらいはAIでどこまで国を変えるか】第51回衆議院総選挙

 

【中道改革連合は期待出来るか・消費税減税は良いが不足税収どうする】第51回衆議院総選挙 | プロの鉄道マニアがやってみた旅行

 

↑2025年2月1日に公開した第51回衆議院総選挙の自民党、中道改革連合、消費税減税についての内容は上記を参照されたい。上記ブログでは①~④について話をする事にしていたが、最後の④の話が出来なかったので今回はそれについて書く。

【書く事】

④野党各党の事について(国民民主党の実績であるガソリン暫定税率廃止と103万円の壁撤廃は良いと思った、れいわの共同代表の大石によるルール無視の一方的な意見の押し付け的な議論について、参政党の排外的政策はどうなる、チームみらいの斬新さ)

…なお敬称は全て省略する。主な内容は2月2日(月)に執筆した。基本的には同日時点の情報としている。

【朝日新聞とフジテレビの情勢分析では自民党だけで300議席も獲得出来る見込み】

2月8日投開票の衆院選(定数465)について、朝日新聞社は1月31日から2月1日にかけ、約37万人を対象に電話とネットによる調査を実施し、取材情報も加えて中盤情勢を探った。(1)自民党は単独で過半数(233議席)を大きく上回る勢いで、日本維新の会とあわせて与党として300議席超をうかがう(2)中道改革連合はふるわず、公示前勢力(167議席)から半減する可能性もある(3)国民民主党はほぼ横ばい(4)参政党、チームみらいが躍進――などの情勢となっている。

 

※2月1日(日)21時30分の記事

 

自維300議席超うかがう 中道半減も 参政・みらい勢い 朝日調査(朝日新聞) - Yahoo!ニュース

2月8日投開票の衆議院選挙について、FNNが電話調査を行い中盤の情勢を探ったところ、自民党は単独過半数(=233議席)を大きく超える勢いで、与党が300議席以上を確保する情勢です。 1日までの2日間の調査では、全国289選挙区の有権者計16万2000人以上が回答しました。

 自民党は、高市総理の人気などを追い風に選挙区の半数以上で優位に戦いを進めています。 また、比例代表も、支持政党をもたない「無党派層」の投票先でトップとなるなど、議席を伸ばす勢いです。 現在の情勢では、単独で過半数を大幅に超え、300議席台をうかがっています。 (公示前198議席)

 

連立与党の日本維新の会は、比例で伸び悩んでいて、選挙区も、前回、全勝した大阪で接戦となっている区があり、公示前の勢力(=34議席)を維持できるか、微妙な情勢です。 ただ、自民・維新をあわせると、300議席以上を確保する勢いで、参議院で否決された法案を再び衆議院で採決して成立できる3分の2(=310議席)に達する可能性があります。 一方、中道改革連合は、全国的に苦しい戦いか接戦の選挙区がほとんどで、比例も公示前の議席(=65議席)に達するのは難しい情勢です。 現状では、100議席を割り込み、公示前(=172議席)の半数以下に議席を減らす可能性もあります。 

国民民主党は、比例は前回並みの議席となる勢いですが、選挙区で優勢に戦う候補者が極めて少なく、公示前の勢力(=27議席)が維持できるか、不透明な情勢です。

 共産党は、優勢の選挙区がなく、比例も伸び悩んでいて、公示前の議席数(=8議席)を確保できるかは微妙です。

 れいわ新選組は、選挙区の候補者が全て劣勢で、比例についても苦戦していて、議席を大きく減らす情勢です。 (公示前8議席)

参政党は、選挙区で擁立した182人がいずれも厳しい戦いとなっています。 比例では大きく伸ばすものの、2025年の参院選ほどの勢いはなく、現時点では10議席前後となる情勢です。 (公示前2議席)

 減税日本・ゆうこく連合は苦戦し、議席(公示前5)を減らす可能性が高く、日本保守党と社民党は議席を維持・獲得できるかが焦点です。 (保守:公示前1、社民:公示前0)

 チームみらいは、比例で一定の支持を得ていて、5議席以上が視野に入っています。

 

※2月2日(月)11時30分の記事

 

与党300議席超獲得か…自民単独で過半数大きく超える勢い 中道は半減の可能性で参政は10議席前後か【衆院選中盤情勢調査】(FNNプライムオンライン(フジテレビ系)) - Yahoo!ニュース

 

↑過去の傾向からして選挙期間序盤から中盤における新聞社などのマスコミによる情勢分析の結果が、そのまま的中している事が多い。他社(共同通信社や毎日新聞社など)でも同様の調査はしているのだろうが、恐らく似たような結果となろう。しかも、朝日新聞もフジテレビも同じような情勢分析の結果であった。複数社で同じような結果となれば精度としても高い。

ここでわかるのは、立憲民主党+公明党=中道改革連合は改選前(167)の議席を大きく減らす事が確実視されている。そうなる理由については2月1日の上記ブログで詳述しているのでそちらを参照されたいが、選挙のための”寄せ集め”に過ぎず党内で方向性が一致していない。外務大臣で自民党の茂木俊充は沖縄県での街頭演説で下記のように述べていた。

 

自民党の茂木敏充外相は1月31日、沖縄県浦添市内で開かれた衆院選(2月8日投開票)の応援演説で、新党「中道改革連合」(中道)が米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設への賛否をいまだ整理していないことを踏まえ、「『選挙が終わったら考える』。それでは投票できない」と批判した。

中道の野田佳彦共同代表は1月25日のフジテレビの討論番組で、衆院選では辺野古に移設に関する党方針を示せないとの認識を示し、「衆院解散には間に合わなかった。引き続き党内でしっかり議論する」と述べていた。

 茂木氏は「新しくできた中道は、全然違う考え方の人が集まっている。『普天間(基地)をどうするのか』と聞くと、答えがない」と疑問視し、「外交、安全保障の根幹に関わるような問題について、しっかりと政策を発表して国民の信を問う。これが総選挙だ」と強調した。 

辺野古移設に関する中道の姿勢を巡っては、自民党の小泉進次郎防衛相も1月28日、浦添市内で行った応援演説で「まるであの時の再来かと思うような発言が新たな政党から出てきた」と批判していた。

平成21(2009)年に「最低でも県外移設」と明言して発足した民主党の鳩山由紀夫政権の〝迷走〟を示唆した発言とみられる。 鳩山政権が県外移設にこだわった結果、移設先を見つけられないまま暗礁に乗り上げ、「最終的に戻ってきたのは、自民党と公明党が決めた辺野古」(小泉氏)だった。 

辺野古移設を巡っては中道に合流した立憲民主党が中止、公明党は推進と立場が異なっているが、立民から合流した安住淳共同幹事長が中道の綱領を発表した際、移設を容認する発言をしたことで物議を醸した。

 

(このニュースを見て私の意見・ヤフーニュースコメンテーター名義)

中道改革連合は”寄せ集め政党”である事、結党から時間が経過していないため、公約が全体的にチグハグしている。方向性が昔の立憲民主党と昔の公明党で一致していない所も少なくない。 それは昔の総選挙でも「選挙終わったら考える」と主張する政党や候補者は一定数居たが、概ねは落選している。そんな曖昧な事を言ったら有権者だって不安になるし、そんな候補者や政党に未来を任せる事も出来ない。それだと投票出来ない。曖昧な事だけ言って通ろうなんて考え方が甘い。 中道改革連合は特に議員の立場を維持しようとしたい人の単なる就職活動に見える。待望論や理想論の塊で現実的に実現するための手段まで述べている候補者が少ない。そんな候補者や政党には投票したくないし説得力も無い。とか言って自民党や国民民主党などが立派とも思わない。この候補者、この政党に国政を担ってもらいたいと言う所が今回の総選挙でも不在だ。

 

「『選挙終わったら考える』では投票できぬ」茂木外相、辺野古移設巡る「中道」の姿勢批判(産経新聞) - Yahoo!ニュース

↑茂木の指摘内容の通り、普天間基地などの米軍基地問題については中道改革連合が真剣に考えていない事が分かる。

野党や新党でありがちな所だが、パッケージになる目障りの良い政策(例えば消費税減税、賃上げなど)は何度も連呼するが、ローカルな問題で解決が難しい事(例えば米軍基地問題、外国人問題など)については、公約にほとんど盛り込まれない事例が多い。そのため与党(ましては担当大臣)が野党第一党たる政党(第51回衆議院総選挙の場合は中道改革連合)に対して「普天間基地などの米軍基地問題について、”選挙終わったら考える”と中道は言っているが、それでは(安心して)投票なんて出来ない」と言う内容は当然の意見である。ましては担当大臣の発言は積極力や責任感があるので、細かい事を何も知らない(そもそも米軍基地問題に明るくない)中道改革連合が”選挙終わったら考える”事が本当に出来るのか?とも思う。細かい事を何も知らないので、それは中道改革連合が実現させるためのスキル・ノウハウ・人材(所属議員・中央官庁の幹部との関係が深いのか)の面で言っても、自民党より大幅に劣っていると言わざるを得ない。それをさせて失敗したのが2009年から3年続いた”魔の民主党政権”であったので、その再来を国民は望んでいない。そうなれば中道改革連合に投票すると言う選択肢は消える。消費税減税やその他”生活者ファースト”と称する事もそうだが、ホンマに出来るんか?!と言うようなインチキぐさい所があって、そこに投票したいとは思わない。

一方で自民党、日本維新の会、国民民主党などが優秀か?と言うとそうでもない。そこはそこで(裏金問題で特にそうだが)どうなん?!と思わざるを得ない。有権者としては「中道改革ナントカと言う訳の分からない所にやってもらうよりも、”経験と実績”が豊かな自民党にやってもらった方が安全安心だ」と考える国民性でもあるので(だから右勢力→左勢力への政権交代が起こらない)、今回の第51回衆議院総選挙の結果についても、自民党中心の勢力で引き続き政権運営を進める(高市政権が存続する)のではないか?と思っている。私は自民党は昔から大嫌いだが、中道改革ナントカと言う”混ぜるな危険”的な訳の分からない所にやってもらうよりも、余程無難で安心なのかと思う。とか言って国民は”消去法”で自民党を選んだだけであって、自民党の政策や公約そのものに満足していない。もし「右勢力」が台頭してもらいたいならば参政党の方がマシのような気がする(個人的に参政党は自民党以上に大嫌いだが)。

【④野党各党の事について】

中道改革連合以外の野党について述べる。私としては国民民主党は高く評価している。比例代表に投票したいとさえも思っている。国会(衆参合わせても)での議席数は決して多いとは言えないが、2024年総選挙や2025年参院選で公約として訴えた事がしっかりと実現している。しかも自民党、立憲民主党(中道改革連合)、共産党などの他の政党とも距離を置き、独自の政策で国民生活を豊かにしていると言う”経験と実績”は評価すべき事である。政策本位の方針、「対決より解決」が党のモットーであるが、それが如実に出ている。与党の言った事に何が何でも反対ではなく、国民の生活が豊かになるには今までの与党・野党と言う関係(と言うか一線)を越えて政治が出来ているのは特筆すべき点だ。
一方で他の野党は”揚げ足取り”の事だけしかやっていない。立憲民主党、共産党、れいわ新選組がそうだが「与党や政府の批判に始まり批判に終わる」だけで、単に政策や法案に「反対」とだけ言って終わる。”無能集団”なのか?と思う所もあって、では「ウチ(野党)ならば政府案の××の内容について全く逆の〇〇を提案する。ならば〇〇を政府の方で議論して、政府案の中に盛り込んでほしい」という事が一切出来ていない。つまり「提案能力ゼロのクソ野党が中道改革連合、共産党、れいわ新選組である」と言いたい。野党は本来そういう仕事をすべきだが、それを一切やっていないのは”税金泥棒”なのではないかとさえ思う。
国会の議場はテレ朝(朝まで生テレビ)、読売テレビ(ミヤネ屋・そこまで言っても委員会NP)やCBC(ゴゴスマ)のスタジオではないし、ミヤネ屋やゴゴスマのコメンテーター(一般人)と同じレベルの事しか言えない(出来ない)のであれば、そもそも国会議員の職として維持している必要は無く(それこそが税金の無駄であり、”税金泥棒”である)今すぐ辞めてもらいたい。その審判を総選挙で行うのであって、落選する野党議員(特に中道改革連合)が多数出るのは楽しみである。と同時に自民党の裏金議員も多数落選してもらう事を期待したい。

【国民民主党について】

2025年政策実現実績としては…
①ガソリン暫定税率廃止
②年収103万円の壁を引き上げ
…であった。これは国民生活にとってもメリットが大きい事であった。玉木雄一郎は国民民主党発行のチラシでこう言っている
(冒頭は省略)
30年変わらなかった「103万円の壁」を動かし、「ガソリン暫定税率」廃止も実現。現役世代、生活者のために「壁」と戦い、動かしてきたのが国民民主党です。そして、次にチャレンジする壁はさらに大きい。現役世代の手取りを減らす「社会保険料の壁」、たえず減税、積極財政を拒んできた「自民党の壁」、政策より政局で動く「政治の壁」。しかし壁は簡単に乗り越えられます。これまでも、多くの壁を、皆さんの1票を追い風にして乗り越えて来たから。
(以下省略)
↑である。「〇〇の壁」と言うのが政治の世界には山ほどあって、これを打ち破ることが出来るのは国民民主党だけだと言う主張だ。そうであれば国民民主党の存在価値はあろう。
第51回衆議院総選挙では「もっと手取りを増やす」をキャッチコピーにしているが、「手取りを増やせ」と言う主張は私も当ブログで何度も述べて来た。その強さと言うか、本気でやってくれそうなのが国民民主党と言う気がする。他にも社会保険料の減税、生活コストを安く(光熱費の政府負担を今よりも増やす事が柱)などを訴えるが、どれも国民(庶民)が求めている”リアルな声”を選挙の公約でしっかりと言える政党・候補者ほど投票したくなるし、中道改革連合(立憲民主党)、共産党、れいわ新選組みたいに「口だけ」の所よりははるかにマシで”経験と実績”もあるので、「壁」を打ち破る事が出来るスキル・ノウハウ・人材が国民民主党には居るだろう。そういう所にちゃんと政治をやってもらうべきで、任期1期勝負のような所もあって、「この1期で実現出来なかったら次の(第52回)衆議院総選挙には投票しない」と言う意味も入っている事を認識してもらいたい。

【れいわ新選組の大石の性格の悪さ。こんな傍若無人ぶりな人物に国会議員をやらせるべきではない】

各マスコミなどにおける党首討論会で、れいわ新選組の共同代表である大石晃子の態度が気に食わない。詳述はしないが「かみつく態度」、「喧嘩上等」みたいな態度はイメージとして最低最悪である。れいわ新選組の公約云々以前の問題で、国会はルール(法律)を作る場所にも拘わらず、討論会で「各政党の代表者は1分で主義主張を述べてください」と言っているのに、何も関係な事を(高市批判に終始)3分も4分も平気で言って、司会者から止められているのに無視すると言う傍若無人ぶりだ。こんな人に投票なんて出来ないし、人として信用も信頼も出来ない。
なんなら「れいわ新選組」と言う政党の看板を出していて、自分らの政党の公約について街頭演説や討論会で述べる事が少ない。あくまでも自民党の批判だけ。それで点数稼ぎ。そんな話は国民は聞きたくないわーと言う話だ。

【チームみらいの斬新さ。AI(人工知能)でどこまで政治を変えることが出来て、それで国民生活が豊かになるか】

安野貴博はAIエンジニアであり、チームみらいの党首だ。2025年7月の参院選で比例区から出馬し当選した。「選挙公報」によれば、結党から73日で国政政党になれたのは史上最速!とアピールしている。こう言う事も書いてある。
 
当選5か月で爆速の成果!
・政治とカネをデジタルで解決する政治資金の全公開ツールを開発
・提言が政府のAI基本計画に採用
・超党派AI勉強会を与野党で企画、共同代表に。国会DXを推進
・政党交付金で国民のために働く永田町エンジニアチームを組成
↑とある。表立って大きく報道されているわけでもないが、国会の諸々の業務の中でAIが使われだしてきたのも、2025年の参院選でチームみらいが国政政党になってから以降と思っている。もしチームみらいが国政政党になっていなかったら、国会でAIを使うなんて言う事は始まっていなかっただろう。
そもそもチームみらいが「右」なのか「左」なのかよくわからないが、公約の内容からすれば「右」のように見える。何なら自民党の前幹事長だった森山が安野の所に行って「参院で自民党と一緒に統一会派でもやらないか」と話をしているくらいだ。チームみらいとしては自民党をはじめとした他の政党の意見を鵜呑みしないだろうから、議決する時に自民党会派に入っていた方が自民党としては都合良く進むと考えたに違いない。
「テクノロジーで行政・政治改革」として、「給付金は自動でお届け」(手当や支援の申請をしなくてもプッシュ型で手元に届く)ともあるが、そんなの民間レベルではもはや当たり前で、国レベル(諸々の行政手続き)での動きが遅すぎるだけだ。自民党にはそのノウハウがないので、それがあるチームみらいに”おんぶにだっこ”では困る。
だが弱い点も目立つ。例えば「高額医療費制度」について、「大きな病気やケガをしても安心して治療できるようにする」とされるが、それは他の政党も言っている。誰かは忘れたがチームみらいの幹事長クラスの人(議員ではない)がYouTubeのリハックと言う番組で考え方を述べた所、回答に困るシーンが多々あったと言う。議論した人に言わせれば「社会保障関係全般の基本がわかっていないのか?」と言われるほどであった。「勉強不足」で片づけるならばそれまでかもしれないが、議員(国政政党)になってもらった以上はそれ程度の曖昧な事しかわかっていないのは困ったものである。
単にAIだけでどこまで政治を、日本の国の在り方を、そして国民生活を豊かに出来るか?と言うのを技術者集団であるチームみらいがどこまで出来るのか?疑問に思う所もある。まだ「様子見」の所もあるが、もう人間が政治をやるのではなくて、AIに政治をさせた方が良いのかもしれない。AIロボットを各小選挙区から選ぶ時代が総選挙でも今後来るかもしれない。AIが政治した方が、人(特に自民党のような”しがらみ”がある人)が政治をするよりもAIが決めた方が国民生活を豊かになるかもしれないと思ってしまう。

【共産党、参政党、社民党は論評しない】

 
↑参政党については上記ブログを参照されたいが、第51回衆議院総選挙で比例区を中心に大きく勢力を伸ばす見込みだ。個人的には参政党の基本的な考え方が大嫌いなので、論評しようとも思わない。ポピュリズムなので、コロコロと政策や主義主張が今後も変わりそうで、物事の進め方に関する一貫性の無さは中道改革連合と良い勝負だろう。
共産党と社民党に関しては、正直な所では新鮮味が感じない公約だ。昔から言っている事を繰り返している。「ブレない」所では評価しても良いのだろうが、「今時共産党や社民党に誰が投票するんだ?」と言う話で、公約に書いた事が実現出来れば、国民生活を豊かになろうが、それを実行出来るスキル・ノウハウ・人材は居ないと思う(理想論だけ言える人だけ。口だけ立派な人の集まり)。
例えば共産党は「週35時間労働・最低賃金1,700円以上」を謳うが、それが実現すれば日本は良いの国になるのかもしれないが(生活苦の人は減るだろう)、では「どうやって実現する?原資となる最賃1,700円(×時間数)分のカネを中小零細企業が用意出来る具体的な策」が言えないし、答えない。そこまで言える(答える)事が出来ないと説得力が無いし、納得も出来ないし、投票も出来ない。
従って、この3つの政党は”蚊帳の外”と言っておく。
 
・・・以上、第51回衆議院総選挙について個人的な意見を述べた。
 

【高市政権の評価・中道改革連合は期待出来るか・消費税減税は良いが不足税収どうするか】第51回衆議院総選挙

(書く事)

最初にこのブログで何を書くのか要点をまとめる。内容が多すぎるので今回も1万文字オーバーの多文になるがその点はお許しいただきたい。

①高市政権の評価、無謀な解散のやり方に良いとは言えぬ、高市政権の実績は、裏金議員の公認は許さない、自民党全体の評価

②中道改革連合の評価(選挙目的だけで集まったのではないか、選挙で負ければまた分解する、本当にに真ん中か(左の要素が強いのだが)、言っている事は良く聞こえるが実現出来るスキルはあるのか、公明党票がどこまで流れるか)

③消費税減税について(どの政党も言っている事が同じ、自民党はヤル気が無いのは明らか、まさに選挙目当ての政策にしか聞こえぬ、31兆円の税収から減る事になるが(食品のみ0%ならば5兆円の減収)その不足分をどうやって補うか、今は減税でも良いが未来の財源や社会保障費の確保が出来ず高齢者福祉サービスは低下の一途か)

④野党各党の事について(国民民主党の実績であるガソリン暫定税率廃止と103万円の壁撤廃は良いと思った、れいわの共同代表の大石によるルール無視の一方的な意見の押し付け的な議論について、参政党の排外的政策はどうなる、チームみらいの斬新さ)

…なお敬称は全て省略する。主な内容は1月31日(土)に執筆した。基本的には同日時点の情報としている。

 

【自民党などの与党が過半数を獲得すると選挙序盤の情勢分析報道】

共同通信社が1月27日と28日の選挙序盤における情勢分析報道によると、自民党と日本維新の会の与党だけで過半数233を獲得出来ると見た。その勢いは強いもので自民党単独過半数も射程圏内で、絶対安定多数とされる261も十分可能と見た。

一方で中道改革連合は改選前の議席を割り込む事が確実視されている。自民党と中道改革連合が小選挙区で競う所は多々あるが、そのほとんどは自民党が有利と見ている。

国民民主党は改選前に27あったが、これを多少前後する程度が良い所と見た。国民民主党は51議席、比例全国で900万票を目標にしているが、情勢分析を見る限りではこの数字を達成出来るのは難しい。

参政党は小選挙区で議席を獲得出来る所は少ないが、比例代表では大幅に議席を増やす見込みとした。

共産党は沖縄1区で唯一小選挙区で議席を有していたがそれを失う可能性があるとしている。比例代表ではなんとか現状維持の8を獲得出来るか微妙な所としている。

れいわ新選組は比例代表で議席獲得は出来そうだが、改選前の8議席から減らす見込みだ。

チームみらいは比例代表で数議席の獲得が出来そうで、衆議院では初めて議員を送り込むことが出来る見込みだ。

社民党と日本保守党は小選挙区、比例代表とも1つ以上でも良いので議席の獲得が出来るか?が情勢となっている。社民党は沖縄2区(厳密に言うと地域政党)で議席を有しているがそれを死守できるか?で全力を注ぐ。

 

・・・↑こうやってみると中道改革連合が比較第1党になる事は出来ないようだ。「高市人気」もあるのだろうが、「高市は良くても自民党には投票したくない」と言う有権者は根強い。公明党票がどこに流れるか?も注目で、一概に中道改革連合に行くとも自民党に行くとも言えない。これだけは実際に選挙をして投票結果が出るまではわからないのだ。

【①高市政権の評価と自民党】

高市早苗(自民党総裁)は2025年10月に内閣総理大臣に就任した。「責任ある積極財政」を合言葉に、国費(国家予算)をジャンジャン出して景気を浮揚するやり方に転換した。この辺は前の総理の石破茂や岸田文雄辺りがやらなかったことだ。なんなら中道改革連合改める前の立憲民主党も「緊縮財政」を謳っていた。高市政権発足後の補正予算を見ても積極的な財政出動はあった。その原資になるのは国債を増やした形で、緊急的に必要な資金なので国債で用意した感があった。

【高市にとっては邪魔な野党議員を消すための”高市のエゴによるための解散”と言って良い】

高市は記者に対して何度も「解散は一切考えていない」と答えていた。2026年の正月の時点まではそれを崩していなかった。1月5日伊勢神宮参拝を行ったがその頃から急に解散に舵を切った。高市としては2025年11月の段階で側近(首相官邸内)で「今解散したらどう思う?」と聞いていたと言う。そこにはいろんな意見があったが、高市はあくまでも受け流す程度にしたと言う。とは言え高市の中では解散を模索していたに違いない。
なぜ高市が解散に踏み切ったのか?と言う話だが、それは高い支持率による。マスコミ各社により多少は異なるが概ね高市政権を支持すると答えた回答が7~8割近くを占めた。しかも数か月持続した。高市にとっては予算委員会等で野党からの強烈な耳の痛い質問は受けたくない。当然質問者が与党(自民党)の議員だらけならば、予算案に反対する事もないだろうから、高市にとってはやりやすい。ならば支持率が高いタイミングで解散させて、自民党が選挙でボロ勝ちして、野党だった議席を与党(自民党)に変更してしまった方が、高市にとっては非常に都合が良い。もちろん議席の数が多ければ予算を採決する時に”数の暴力”で簡単に通ってしまうので、文句を言う(議事妨害する)野党は居ない方が良いに決まっている。つまり、うるさい野党議員を消すために支持率が高いタイミングで解散総選挙に踏み切ったのだ。それは高市のエゴによるものと言っても良い。
普通に考えて、通常国会が始まったら年度末(3月31日)までに新年度(2026年度)予算は成立させないといけない。しかし、1月23日に通常国会召集→同時に衆議院解散…ならば国会における予算審議が出来ない。少なくても1ヶ月程度は遅れるので、新年度の最初の1~2ヶ月程度は暫定予算でやらねばならぬ。物価高で生活に困っている国民が多い中で、生活や仕事の意味で切替のタイミングになる新年度初日から特に金銭的な負担を受けられないと言うのは、高市政権のこの”悪行”を大いに批判しないといけない。
そもそも解散前の勢力からすれば、自民党+日本維新の会の与党でギリギリ議決する事が出来る程度であったが、国民民主党は協力する姿勢を示していた(国民民主党は立憲民主党と異なり”何が何でも反対”と言うスタンスの考えでは無いため)。ならば自民党+日本維新の会+国民民主党の3党で予算案を通せば成立まで持って行けるはずだ。そのやり方・政策・予算の付け方等について、最終的に良い・悪いを評価するのが総選挙であって、本来タイミングとしては早くても新年度予算成立後、普通は通常国会閉会後に行うべきであった。それが普通とは逆になったのは前代未聞とは言えないが(1990年などにもあった)、今の国民感情とか物価高でお金が無い中で生活している人が多い中で「政治は弱者の見方ではない」事がわかった。
すなわち典型的な”政争の具”であり、政治家や政党の利益しか考えていない結果が”高市の暴挙”とも言える1月解散、2月総選挙となった。そういう自民党には投票してはいけないし、排除すべきである。平均的に自民党議員は末端の国民生活なんて考えていない。自分たちのメリットが優先で、国民サードでも良いとさえ思っているのだ。

【裏金議員は公認。これに国民は納得出来るか】

27日公示の衆院選には、自民党派閥裏金事件で政治資金収支報告書に不記載のあった「裏金関係候補」45人が出馬した。候補者数としては2024年の前回衆院選の46人から横ばいだが、自民は今回、12人を公認しなかった前回と異なり、離党した1人を除く44人を公認した。

 自民公認候補44人の内訳は小選挙区38人、比例代表単独6人。小選挙区候補には、前回公認を得られず無所属で出馬した東京24区の萩生田光一幹事長代行ら7人が含まれる。

 自民は今回、前回認めなかった比例との重複立候補を原則として認め、小選挙区で落選しても復活当選が可能となった。

 前回出馬を見送った元職4人も公認。公明党が撤退した大阪5区に杉田水脈氏を、比例東北、北関東、九州各ブロックに菅家一郎、尾身朝子、上野宏史3氏をそれぞれ擁立した。

 自民が公認しなかった1人は離党勧告処分を受けた世耕弘成・元参院幹事長。ただ、和歌山2区から無所属で出馬し、自民県連が支持する。

 前回落選した28人のうち、高木毅元国対委員長ら5人は出馬を見送った。(2026年01月27日)

 

【リスト】衆院選で公認された自民党の「裏金議員(裏金候補)」選挙区別一覧 2026年:時事ドットコム

 

 

↑裏金議員は37人も公認した。その筆頭は羽生田光一(東京24区)であったり、2025年総裁選で副選対委員長を務めた宮下一郎(長野5区)などの自民党幹部も含まれる。

高市は就任の時に「裏金議員は原則公認する」と明言していた。それには批判が多かったが、世論を無視する形で実行した。それは自民党が裏金疑惑について”お墨付き”をしたのと同じであって、自民党としては「裏金はあっても良い」「(実際に今回の総選挙の公約でも言っているが)団体献金は続けるべきだ」と言う方針からすれば、特に反省はしていない。つまり不明瞭なカネの流れは自民党的にはあっても良いと言う認識という事が分かる。

細かい話はしないが、政治資金の使い方が法律を守っていない、裏道を通って自分たちのポケットマネーにしている(キックバック疑惑)、政治資金収支報告書への書き忘れやウソの記述が相変わらず多い等の自民党全体のカネがの使い方がだらしない。週刊誌などはその辺にメスを入れた報道もあるが、一般には広く知られ渡らない。正月には「餅代」と称して自民党議員の懐にカネが流れていたと言うのは今後も続くだろう。

「裏金」と言う汚名(レッテル)だけで投票しない事は十分あり。特別職の国家公務員なので、カネの使い方はクリーンなものでないといけないし、最初からそれが出来ないのであれば出馬しなければ良い。衆議院議員が儲かる商売とは思えないが、麻生太郎みたいに”財閥”でも作って(福岡県にある㈱麻生を中心とした麻生グループの事)そこのオーナーになった方がよっぽど儲かる。

衆議院議員総選挙が「政治をやりたい」「国民生活を良くさせたい」と言うのは大義名分に過ぎず、実際には単なる就職活動だったり、権力や利権にしがみつくために必死に毎日自分の選挙で名前を連呼しているのは、ハッキリ言って同情の余地も無いし、見苦しい。「ミヤネ屋」(2026年10月改編で終わるらしいが)、「ゴゴスマ」辺りで”元衆議院議員コメンテーター”としてテキトーに思った事だけ発言した方が議員よりはラクで稼ぎも良い商売である。”衆議院議員コメンテーター”的な人が本当に議員になってもらう余地は無い。ヤル気がある・ないなんて選挙期間中は正直わからない。実際に当選して在任期間が短くても「実績」として認められないと意味が無いのだ。そういう前職がどれだけいるんだ?と言う話で、特に自民党でも期数が少ないとか野党系はその傾向が強い。単に政党の看板政策だけ声高に連呼しているだけの議員なんて要らない。あんたの議員としての実績(それは私の生活を良く出来たかを基準にすれば良い)で投票する・しないを決めたいのだ。

【②中道改革連合の評価】

立憲民主党と公明党が合併するとは思いもしなかった。しかも合併のタイミングがギリギリで1月17日と高市が解散すると分かりだした時になる。そのため”手前味噌”的な所が公約には目立つ。正直特に新しい事は言っていない。今までの立憲民主党、公明党の基本的な主義主張を集約したものに過ぎない。

 

【選挙目的だけで集まったのではないか、選挙で負ければまた分解する】

そう言うように見えて仕方が無い。前例としては2017年10月の第48回衆議院総選挙の時で、民主党が解体し、民進党となり、それが東京都知事の小池百合子率いる「希望の党」(民進党+都民ファーストの会を源流にしている)などの複数の野党連合とも言える政党が集結。形としては大きな政党で自民党と対峙出来る”第2極”みたいな感じで選挙した。だが結果はボロ負けで自民党の大勝(284議席を獲得)であった。その後は小池百合子が代表を降りて、玉木雄一郎が代表になって今の国民民主党へと進む事になるのだが(そうなる前にも細かい紆余曲折はあるがその詳述は割愛する)、結果として希望の党が選挙で訴えた内容は何一つとして実現することは無かった。

…つまり今回の「中道改革連合」についても「希望の党」と同じ繰り返しではないか?と私は思っている。

選挙目的だけで立憲民主党+公明党=中道改革連合になったが、前述の情勢分析の通り改選前の議席を割り込む見込みで、極端に議席を減らそうものならば中道改革連合は解党して別の政党になる(新設か、既存政党に合併か)事は既に有権者の多くはわかっているはずだ。

では具体的に中道改革連合がどれだけ負けるか?と言う話になるが、前述の通り自民党が単独過半数261を獲得出来るものであれば、単純計算で60~70議席程度は減らすのではないか。そもそも衆議院で100議席得る事が出来るか?となる。

現状では比較第1党になる事は出来ないだろう。政策や議員の”寄せ集め”的な所があって政党としてちゃんとした方向性を見いだせていない。これは2025年参議院選挙の「チームみらい」と同じだが、まずは”様子見”で一定数の議員を輩出した後に国会でどういう仕事をするのか?その良し悪しで次の総選挙で再び(または新規に)投票しようと考えたい所だ。

 

【公明党票が中道改革連合に流れるか、自民党に流れるかで選挙結果は大きく変わる】

これは各方面でも言われている通りだ。私が細かく言う事でもないので簡単に言っておくと、基本的に公明党は中道改革連合の立候補者を支持する。自民党に候補者を主立って支持する事はやっていない(自民党に言わせれば単独選挙)。

だが自民党の候補者個別に公明党の地元組織は”なわなわの関係”がある事も少なくない。前回総選挙までは公明党、創価学会などの支援を受けて選挙戦を行い、それらの”組織票”で勝ち上がった所もある。

そうなると「ボス(公明党や創価学会)は今回から中道改革連合を支持するように言われているので、個別レベルの関係であっても今まで支援してきた自民党候補者は支持出来ない」と断れる所が果たしてどれだけあるか?がポイントになろう。

実際の所は中道改革連合にも自民党にも一定数の得票があるのは違いない。ただ選挙戦の段階でわからないのが、ではどちらに得票数が集まるのか?と言う話で、これだけは「やってみないと分からない」のである。もちろんそれによって選挙結果は大きく変わるだろうし、政局も変わってくるだろう。

 

【「中道改革連合」は本当に真ん中(リベラル)なのか。期待は出来ない。中身を見ると”看板倒れ”しているのではないか】

政治には「右」と「中道」と「左」がある。これも詳述はしないが、「右」は右派とか右翼とも呼ばれ保守的な考え(大きな変化を望まない)をして会社経営者に多い。「左」はその逆で左派とか左翼とも呼ばれ労働者や生活困窮者の待遇改善等の大きな変化を求めるため末端の現場労働者に多い。それは地域性もあって、西日本や北関東では「右」が多いのに対して、北海道や東北・長野県・愛知県では「左」が多い。実際の選挙でも「右」が多い所では自民党が小選挙区では独占しているし(例えば群馬県や中国地方各県)、「左」が多い所では立憲民主党等の野党系が小選挙区で議席を有している(北海道や長野県や愛知県など)。

その両方「右」の良い所も「左」の良い所も取るのが「中道」と称するリベラルである。

日本の政党では、「右」が自民党、日本維新の会、国民民主党、参政党、日本保守党がである。「中道」は公明党である。「左」は立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党である。

但し必ずしも個別議員で見れば例えば自民党所属だからと言っておいて「右」的考えが強いとは限らず、例えば石破茂なんかは「左」の考えが強い人であった(中道改革連合に合流?!みたいな噂も出たほどだ)。逆に高市早苗は「右」の考えが極端に強い人で知られている。そのバランスを取ろうとしたのが「派閥」であって、派閥によって「右」「左」の関係がバラバラだった事もあった。それを調整するのが時の総裁・幹事長だったのである。

今の立憲民主党(2020年から)は枝野幸男が旗揚げした。枝野は「リベラル勢力の結集を目指す」と言っていた。しかし、実際の政策・主義主張を見ていると(私からすれば)左に偏っている。現状の中道改革連合の2026年総選挙の公約を見ていても、左に偏った内容がズラリと並ぶ。右も左もいいとこどりしているようには見えない。なんなら公明党出身者が”バランス装置”となって半ば無理矢理にリベラル(中道)になろうとしている必至さえ感じる。

中道改革連合とは称するが、公約や主義主張を見れば中道(リベラル)とは言い難い。”看板倒れ”している感もあり、共産党やれいわ新選組に比べれば極端な左にはなっていないが、「中道改革連合が言う事そのものが真ん中(中道・リベラル)とは言い難い」所もある。

私に言わせれば「中道改革連合」は”看板倒れ”しており、現状では昔の立憲民主党や民主党(2016年まで)と大して変わらない。公明党が加わった事で”化学反応”が起こるようにも見えない。なんなら立憲民主党や民主党のように「与党の上げ足を取る事しかやらない」、「批判に始まり批判に終わる」、「対決だけの戦術で解決はしない」(国民民主党の逆)を継承するだけだと思う。そのため自民党の対局になる勢力にはならないと思うし(議席数の多さだけが取り柄か)、言っている事(消費税減税)が本当に実現するとは思っていない。それが出来るノウハウやスキルも持ち合わせていない。従って中道改革連合には個人的には何も期待していない。

【③消費税減税について】

まず簡単に争点をまとめる。

 

27日公示された衆院選では、物価高の中で国民生活を支援するための消費税減税が大きな争点となる。与党の自民党、日本維新の会は2年間の食料品税率ゼロを検討すると公約に盛り込んだ。立憲民主党と公明党による新党「中道改革連合」は食料品税率を恒久的にゼロ、国民民主党は賃上げ定着まで一律5%を主張する。社会保険料の負担軽減への言及も目立つ。一方、財政悪化への懸念が強まる中、財源の議論も活発化している。

消費税は、れいわ新選組が直ちに廃止、参政党が段階的廃止、共産党は廃止を目指して5%への減税を掲げ、主要政党は減税・廃止でそろった。

減税の財源について、高市早苗首相(自民党総裁)は補助金と租税特別措置の見直し、税外収入で確保すると説明する。中道は政府保有資産などをファンドで一体運用し、その利益を充てる考え。共産は大企業や富裕層への課税強化、れいわは赤字国債の活用を訴えた

また、国民民主は「社会保険料還付制度」を創設し、現役世代の負担を減らすと主張。維新は現役世代の保険料を下げ、高齢者の医療費窓口負担は原則3割に引き上げるとした。

マンション価格の高騰が続き、家賃も上昇する中、中道は若年者らへの家賃補助を打ち出した。国民民主は「空室税」を導入し、投資目的の不動産売買抑制を目指す。

 自民は「強い経済」を掲げ、経済安全保障や食料、エネルギーなどへの戦略的投資、人工知能・半導体など成長分野への集中投資を進める。

 各党が負担軽減や経済成長で有権者にアピールする一方、金融市場は日本財政の先行きに警鐘を鳴らし続けている。高市首相が消費税減税を打ち出すと、国債が売られ、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りは一時2.380%と、約27年ぶりの水準に高騰した。

 与野党が減税を掲げる中、市場には「どちらが勝っても財政拡張」(エコノミスト)との見方が広がる。選挙戦では、日本の将来について有権者に問うだけでなく、市場の理解を得る説得力も求められる。

 

【各政党の消費税の考え方についての早見表】

 

自民党・日本維新の会:食料品の消費税2年間ゼロ

中道改革連合:恒久的に食料品の消費税ゼロ

国民民主党:物価上昇が年率2%以上安定的に持続するまで5%に減税(消費税廃止とは言っていない。将来的には8%や10%に戻すと言いたい)

共産党:今すぐ消費税5%に減税。その後で消費税を廃止する

れいわ新選組・参政党:消費税を今すぐ廃止する

チームみらい:今は消費税減税や廃止はやらない。代わりに社会保険料を値下げして現役世代の負担を減らす

 

経済政策、負担減競う 消費税や社会保険料、財源も争点―衆院選各党公約【公約比較】:時事ドットコム

 

↑これが消費税減税なり廃止に対する各政党の主義主張である。

つまり明確に消費税を廃止しないと言っているのは国民民主党、チームみらいだけである。

中途半端なのが自民党で「消費税減税の議論を始める」とだけしか言っていない。自民党(高市や幹事長の鈴木)の気分次第ではその議論さえ始めない(やらない)とも言っている。あくまでも「議論するだけ」であり、消費税減税が決定したわけでは無い。しかも具体的な開始時期も明示していない。「やるかもね~」的な感じになっているのは注意すべきところだ。自民党が消費税減税(や廃止)にヤル気が無いのは確かと言える。

少なくても「消費税増税」とか「消費税は社会保障政策で重要な財源なので少子高齢化社会で福祉事業を行うために税率は現状維持とする」とは言えない。自民党の本音はそれであるのだが、そんな事を公約にしたら確実に選挙に負ける。選挙に負けたくないために(過半数を目指すためにも)そんな事は言えないのだ。ところが他党が声高に「消費税減税」と言いだしてきてそちらに票が流れそうだったので、それを防ぐために本意でもない消費税減税について公約に書かざるを得ない所があったのだろう。

 

【31兆円の税収から減る事になるが(食品のみ0%ならば5兆円の減収)その不足分をどうやって補うか】

2024年度の国の税収は約93兆円あった。そのうち消費税だけで3割(1/3)にあたる約31兆円もある。単純に消費税廃止ならば31兆円の税収を失う事になる。食料品のみ消費税減税(0%)ならば5兆円の減収とされる。では減収となった分をどうやって補うのか?と言う「代替財源」が問題になっている。

だが、どこの政党も「代替財源」について納得出来る事を言えていない。”絵に描いた餅”程度の事を言う政党は多いが、果たしてそれが上手く行くのか?長く続くのか?と問われると回答に対する切れ味が悪くなる。上記引用にもある通り、中道改革連合は「ジャパンファンド」なるものを作るとしているが、要はJR北海道やJR貨物等でも用意されている「経営安定基金」を国家レベルで運用したいと言いたいわけで、実際問題JR北海道の経営を見れば「経営安定基金」の運用益である程度の赤字は穴埋め出来ている。減収=JR北海道で言う所の赤字部分に相当するので、それを「ジャパンファンド」と称する「経営安定基金」でカバーしようしたい考えだ。しかし、甘くは無い。「経営安定基金」でJR北海道の赤字をカバー出来るのはせいぜい半分から6割程度で、会社発足時(1987年)には高金利でもあったので十分カバー出来ると考えられていた。バブル崩壊後は低金利になったので「経営安定基金」だけではカバー出来なくなった。JR北海道の経営問題云々の話は抜きとして、現在も高金利が続いていれば年間に500億円も赤字を垂れ流す会社にはなっていなかったはずだ。赤字が出てもゼロが1桁少ない程度で済んでいたかもしれない。消費税減税分を「ジャパンファンド」と称する運用益で減収分を穴埋めしても、発想が「経営安定基金」と同じで金利が低くなれば立ち行かなくなる。なんなら金利が高くなる見通しもないので(逆に高くなれば我々の一般銀行預金でさえも年に金利だけでジャンジャンお金が舞い込むはずだ)、期待出来ない。それを批判する声があるのも上記引用の記事の通りである。

 

これは以前から何度も言っているが、税収にこだわる必要は無い。「税外収入」を強化するべきである。一言で言ってもいろいろあるが、日本国政府が例えば「ジャパン」と称するプライベートブランド(PB)を作って、全く同じ商品を全国の小売店(コンビニ、スーパー、ドラッグストア、ホームセンター等)に販売して、そこで必要な経費(製造費、販売費、物流費、人件費等)を除いた粗利をそのまま国庫に入れてしまえば良い。そうすれば「税外収入」の完成だ。

販売する店数を増やせば粗利額は増えるし、なんなら「販売義務商品」に指定すれば良い。例えば「ジャパン」と称するPBで「ポテトチップスうずしお70グラム」を作ると全く同じ物がセブンイレブンでもイオンでもツルハでもカインズホームでも売っている事になる。売る方は嫌がるだろうが「国策」としてそれをやらないと税収がこれからの時代(少子高齢化で現役世代も減っているので)増えないので、苦肉の策としてやらないといけない。

全く同じ風味では面白くないだろうから、セブンイレブンやイオンと言った商品開発力がある企業は独自に味(ポテトチップスうずしおならば使用する塩の量・塩の種類・ポテトの厚さを変更するなど)を変えたっても良い。それはセブンイレブンやイオングループの専売品として「ジャパン」と称するPB名の下で販売すればいい。もちろん粗利は国庫に納めないといけない。

 

↑こう言う発想が政治家や役人にはなぜないんだ?と昔から疑問に思って仕方ない。「出来ない理由」があるのはわかっても、それを出来ないままにしては意味が無い。税収が消費税に依存する体制が継続してしまう。それを打破するために関係法令を変えようでも、やってもらう事をしないと日本の財政は持たない。「税外収入」を積極的にやってもらい、その上での消費税減税(や廃止)もすべきと考える。

 

【今は減税でも良いが未来の財源や社会保障費の確保が出来ず高齢者福祉サービスは低下の一途か】

 

そうなるだろう。2026年度予算案では社会保障関係で約39兆円としているが、それでも十分に足りない。実際に福祉サービスを受ける人、やる人の収入は少ない。年金も満足に高いとは言えない。別のブログ(2026年1月20日公開の記事を参照されたい)にも書いたが、結局はどれだけ貯金出来るか?で年寄りになったり、自分が病気で働けなくなった時にお金に困らず暮らして行けるかの大きなポイントになっている。少なくても福祉サービス(ここでは生活保護なども含む)を受ける時にガッポリとした金額はもらえない。やる方(社会福祉士や介護ヘルパーなど)の賃金も安いし、重労働の割には部にあった働きとはなっていない。

一番良いのは社会保障関係だけで年間100兆円や200兆円の予算を付ける事で、原資は税収(若しくは税外収入)を基にしたものは止めるべきだ。では具体策は?と言われると答えを持ち合わせていないが、そこだけに大量に赤字国債でも投入…とも言いたくなるがそれでは財政破綻するだろう。福祉事業でビジネスと言っても低粗利なので、これを高粗利に変える必要はあるが簡単ではない。やはり福祉商品のPB品「ジャパン」でもたくさん売って、その粗利から社会保障関係費用の原資にした方が現実的と言えようか。

 

【最後に】

 

あくまでも個人的な意見を述べさせていただいた。冒頭で④の項目を記したがこれについては別の記事に譲る。

 

 

 

 

↑「W20 世界のすごい駅 旅情あふれる珠玉の鉄道駅と地下鉄駅170選 (地球の歩き方W)」(電子版1,782円、単行本2,892円)は 「地球の歩き方」図鑑シリーズ第20弾は、旅に欠かせない「駅」!絶景、秘境、美建築など、旅の目的地として一度は行きたい世界と日本の珠玉の駅を170厳選紹介!美しい写真と旅の雑学とともに解説する。日本では見ることが出来ない形や作りの駅など「駅」を勉強するには良い1冊であろう。

■巻頭特集
・鉄道写真家 櫻井寛 さんに聞く世界の駅Best3
・行ってみたい世界の絶景駅

■西ヨーロッパ
イギリス / フランス / オランダ / ベルギー / スイス / オーストリア / ドイツ

 

詳しくは上記リンクをクリックしてください。

東海軒の駅弁「幕の内弁当」と惣菜

【駅弁業者の統廃合や縮小が続く・ド定番の「幕の内弁当」とは?】静岡駅の「駅弁の東海軒」が惣菜店「天神屋」グループに入る

「東海軒株式会社」設立ならびに
株式会社東海軒からの事業譲受完了について

株式会社天神屋(本社:静岡市、代表取締役:有田一喜)は、
当社 100%子会社として東海軒株式会社(以下「新東海軒」)を設立し、
株式会社東海軒(以下「旧東海軒」)より全事業の譲渡を受けました。

あわせて、当該事業承継に関する契約および取引手続きが完了しましたので、
お知らせいたします。なお、新東海軒の代表取締役は、株式会社天神屋 代表取締役である
有田一喜が兼務いたします。

新東海軒は、これまで受け継がれてきた看板(屋号)、従業員の皆さま、そして多くのお客様に愛されてきた味を大切にし、安心・安全を最優先として事業運営に取り組んでまいります。

また当社は、静岡を代表するフードカンパニーを標榜し、今後も地域の食文化の継承と発展に
資する事業承継や買収等を積極的に検討・推進してまいります。

 

「東海軒株式会社」設立ならびに 株式会社東海軒からの事業譲受完了について | 静岡おでんの天神屋/テンジンヤ【公式】

 

 

 

 

↑東海道本線は1889年に静岡駅に路線が出来た。その時から独占的に駅弁(駅構内で販売できる弁当や茶などの食品)を販売してきたのが「東海軒」である。以後2026年に至るまで静岡駅の駅弁=東海軒なのだ。

鉄道と駅弁の歴史を見ると面白いもので、鉄道開業と同時に駅弁販売を始めた駅(や地元の製造業者)が多い。静岡駅付近には東海軒以外の弁当や総菜などを販売する業者は複数あるのだが、国鉄(鉄道省時代を含めて)は駅構内での駅弁の販売権は特定の1社しか認めてこなかった(一部例外はあるが)。これが国鉄民営化後のJR各社においても同様の流れをくむ。

しかし、前述のSBSテレビのニュース動画のように近年はCOVID-19による鉄道利用者減少やコンビニ等の同業他社との競合により売れ行きが良くなかった。これは東海軒に限った話ではなく全国的に同様で統廃合が相次いでいる。統合の場合は、JR東日本管内で多く見られるのが複数の駅弁業者が統合して自社資本(完全子会社の事が多い)に組み込み、駅弁以外にも駅そば、エキナカ店を中心に飲食店なども同時に運営している。JR東日本の意向もあったのだろうが、JR他社でも多少はそう言うものが見られるものの、JRグループの系列会社を含めて関連他社に組み込まれないのであれば、経営不振を理由に廃業も増加している。廃業になれば駅弁の味、レシピなども途絶えてしまう事が多い。中には別業者が味やレシピを受け継ぐ事例も少なくない。

駅弁の取り扱い駅は大幅減少しており、例えば国鉄末期(1986年頃)の時刻表と今(2026年)の時刻表を見ると「駅弁マークがある駅」は一目瞭然である。なおここで言う「駅弁」と言うのは国鉄が定めた基準(幕の内弁当に代表されるように必ず「白飯」がある事など。詳細の説明は省く)通りの弁当の事を示し、改札内のキオスク(JR資本が入っているセブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニチェーンも含めて)で販売されている弁当や総菜は含まない。

 

【東海軒の駅弁とは?】

お弁当一覧:全商品(静岡本社配達エリア) | 静岡弁当配達は東海軒

 

↑単に東海軒が販売している弁当・惣菜は静岡駅売店で販売している商品が全てではない。むしろそれは「ほんの一部」に過ぎない。

 

幕の内弁当と栗飯弁当、唐揚げ

 

↑これは一例だが、東海軒の直営売店(静岡駅付近に数店舗ある。静岡駅近くのデパート「松坂屋」と「伊勢丹」にも店を構える)のみで販売する弁当・惣菜もある。こちらは駅弁とは定義された商品ではないため、静岡駅構内の売店では販売していない。写真の「栗飯弁当」は2026年1月現在の値段(以下同様)は720円である。コンビニ弁当が537円~753円程度の値段に収まるのでそれとほぼ同じ程度である。

その時期やその日の仕入れ状況によってメニューは変わるが、お手頃の所では600円からである(昔は500円からであった。これも昨今の物価上昇で値上げとなった)。詳しくは上記の東海軒HPを参照されたい。その他各種仕出し弁当、揚げ物を中心とした惣菜、茶(ペットボトル)も販売している。東海軒は”駅弁屋”でもあり”一般的な弁当屋”でもあるのだ。

 

幕の内弁当 東海軒 祝鯛 駿河凧

 

東海軒の駅弁と惣菜

 

↑これがド定番の「幕の内弁当」。2021年10月に撮影した写真だがこの当時は880円であった。これが物価上昇、原材料費上昇、コメ価格上昇などにより2022年頃から値上げを何度か行っており、上記HPによれば1,250円である。4年半前と比較すれば「随分高くなった」と言う印象を受けるが、そういう事情があれば仕方がない。

商品名は単に「幕の内弁当」で人気ナンバーワン。「幕の内弁当」は後になってから登場したとの事で、東海軒の駅弁と言ったら昔(明治・大正年間)からあるのが「元祖 鯛めし」(920円)、「サンドウィッチ」(550円)を思い浮かべる人も少なくないかと思うが、単に売れる個数だけで言えば実はそうではなかったりする。いずれにしてもこの3つは東海軒の駅弁の中ではド定番である。「元祖 鯛めし」と「サンドウィッチ」はボリュームが多いわけではないので、これら単品だけでは満腹にならない。プラス一品となった時に「幕の内弁当」や総菜(静岡駅構内以外の直営店舗で購入の場合)が入ってくることが個人的は多い。但し予算に余裕があれば。

「幕の内弁当」の味付けは”まさに静岡の家庭の味”と言った感じである。ご飯がブロック状になっており、これはコンビニやスーパーの弁当では味わえない。温めて食べる事を想定していないため、冷えた状態でもご飯・おかずが美味しいように工夫されている。この独特のご飯の形状と味が美味い。

駅弁ではシンプルな「幕の内弁当」でも味付けや具材に関しては地域性が現れるので、乗り鉄や単に通過などの鉄道の乗り方をすると意外と「地元の味」を堪能出来る機会が少ない。それを簡単に出来るのが駅弁である。

 

余談を2点。

1つ目は東海軒に限った事ではないが、静岡県内の弁当屋が調製する弁当(幕の内弁当が多い)には必ずと言って良いほど「田丸屋のわさび漬け」(ポーション)が漏れなく付いてくる。わさび漬けは静岡県ではド定番のお土産品だし、ご飯や酒のつまみとしてもお馴染みだ。

2つ目は静岡駅の東海道線ホームに駅そば店があるが、ここの運営も東海軒である。そばの汁は独特の風味で濃い味が持ち味だ。ラーメン・いなり寿司・おにぎりも扱っている。昔は朝から夜まで営業していたが、COVID-19で休業を経たのちに再開されたものの”時短営業”になってしまい7時30分~13時30分のみとなっている。

 

【東海軒の駅弁は大井川鐡道でも食べる事が出来る】

えっ?!と思うかもしれないが、現在は実はそうである。元々大井川鐡道の駅弁は同社のグループ会社(南アルプス産業など)が製造していたが、2014年に買収し新金谷駅前に工場と直売所(プラザロコ内にある)がある。そのため大井川鐡道のSL列車に乗った際の駅弁(や各種弁当)も東海軒の味が楽しめるのだ。大人気の「きかんしゃトーマス号」運転期間中は「トーマス弁当」も販売されるらしく(観光パンフレットの写真でしか見た事が無い)子供たちからの評判も良いはずだ。

 

【天神屋とは?】

 

静岡おでんの天神屋/テンジンヤ【公式】

 

↑これについては公式HPを参照されたいが、「静岡おでん」で有名な店である。天神屋も弁当屋で市中(ロードサイド・ショッピングセンター内など・静岡県中部~静岡県東部にかけて)やE1A新東名のサービスエリアなどの休憩施設などに出店している。

それでも静岡市や焼津市や藤枝市などにあった市中店舗はそれなりに閉店してしまった。その代替と言う意味なのか?杏林堂薬局(ドラッグストア・ツルハグループ)の一部店舗(静岡県中部が中心)でも委託販売と言う形で天神屋の弁当を販売している。配送の都合からか?杏林堂の本拠地とも言える浜松市内などの静岡県西部では新東名の休憩施設を除き天神屋の弁当は販売していない(上記HP店舗案内より)。

面白い所では静岡市役所、静岡県庁、陸上自衛隊板妻駐屯地と言った官公庁の建物内にも出店して弁当を販売している。主な利用者層としてはそこで勤務する職員(隊員)かと思うが、一般人ももちろん買う事が出来るはずだ。

単に値段で言ってしまえばイオン等のスーパーマーケットに負けてしまうが、値段相当(かそれ以上の)味や具材が入った弁当となっている。

【今後はどうなるか?】

であるが、「東海軒」のブランドそのものは残る。商品構成や味についても変化が無いという。将来的には(東海軒と合併前の)天神屋の弁当や総菜のレシピを活用して、東海軒ブランドとして”横展開”される事を個人的には期待したい。「駅弁」として売り出すにはいろいろハードルが高いが(「駅弁」のマークを付けるだけでいろいろ大変とされる)静岡らしい味の弁当が駅構内でも販売されると個人的には嬉しい。

 

東海軒の駅弁「幕の内弁当」と惣菜

 

 

 

↑Blu-ray版

 

 

↑DVD版

 

特急しなのは名古屋~長野間を結ぶ列車だが、2024年2月までは臨時列車と言う形で名古屋~信濃大町~白馬間で繫忙期を中心に運転していた。その前面展望がBlu-ray・DVD商品として販売している。1枚6,160円である。

降雪状況での前面展望動画と言うのも貴重なのだが、特急しなのとしては松本から篠ノ井線ではなく大糸線に直通する所が大きな見所だろう。大糸線では特急あずさも1日1往復定期列車として運転があるが、E353系では前面展望が出来ない。特急運転で前面展望が出来た車両は383系特急しなのが最後で、もはやこれは貴重な記録と言えよう。

詳しくは上記リンクからご覧ください。

 

京王2000系2代目の車内と座席

 

京王電鉄は2026年1月31日(土)から京王線系統(京王線の新宿~京王八王子、相模原線、高尾線)で新型車両2000系(2代目)が営業運転開始する。

鉄道友の会車両記録研究会並びに東京支部主催行事として、営業運転開始直前の同年1月21日(水)に「試乗会」を開催した。他社(京王以外の鉄道会社。以下同様)でも営業運転開始前の試乗会や撮影会などの行事は不定期に鉄道友の会行事として開かれるが、概ね先方からは「営業運転開始前の段階でSNS(等のネット上)に公開しないように」と言われる。

しかし、今回の京王2000系試乗会ではそのような制限は一切なく、具体的に「いつから公開して良い」と言う”情報解禁日”の指定も無かったので、可能であれば試乗会中にライブ中継して良いと言う解釈も出来た(実際にそう言う者は居なかったが)。1月23日(金)にXを見ていたら今回の鉄道友の会主催行事京王2000系の画像が複数投稿されていた。恐らく鉄道友の会の会員による参加者かと思う。鉄道友の会側としては「鉄道友の会主催行事で乗車した」と言う注意書きを付けてもらえればSNS等への投稿は差し支えないと申し込み時点で案内された。当ブログも「お言葉に甘えて」という事で、営業運転開始前の段階でウラのウラまでわかる範囲で書かせてもらう。但しそれでも「何が何でも公開して良い」と言うわけでは無く、参加者や関係者が写って(映って)いない写真(や動画)に限る。それはそうである。

当ブログでは、試乗会の模様を何処よりも詳しく書いてみた。京王2000系のスペック的な所は私が説明する事でもないので(この辺は各種鉄道雑誌、京王のYouTube動画や公式サイト等、下記Wikipediaのページも参照されたい)そちらに譲る。

 

京王2000系電車 (2代) - Wikipedia

 

京王電鉄 新型通勤車両「2000系」試乗会レポート!大きな窓の“ひだまりスペース”を体験してきた – 多摩ポン

 

 

 

 

 

 

 

 

「京王2000系(にこちゃん)ってどんな車両なのか?」みたいな視点で書かせてもらう。あくまでも私個人の感想を述べているのであって、京王電鉄や鉄道友の会の公式見解ではない事は最初に断っておかないといけない。「鉄道友の会が何をやっているのか?」についても書かせてもらうが、鉄道友の会側が行ったのは単に人集め、当日の受付作業だけで、受付後の試乗会車両への誘導、試乗会車内での各種案内等は全て京王(先方)の担当者に丸投げだった。鉄道友の会側が受付以外は何もやらないと言うのも珍しいものであった。

 

 

日付:2026年1月21日(水)

列車番号:9999列車(恐らく仮の番号)

時刻:若葉台13時50分→つつじヶ丘14時04分~14時07分(折り返し)→橋本14時36分~14時42分(折り返し)→若葉台14時57分

車両:京王2000系(2代目)の2701編成10両

備考:試乗会中のドア扱い無し。車両を撮影する機会も無し。

 

【京王の基本的な所】

京王電鉄 - Wikipedia

 

 

京王電鉄

 

↑「何をいまさら?!」と思うかもしれないが、個人的には細かい所まで知らないので、とりあえず基本的な所から。これも詳しい所まで述べるとキリがないので、Wikipediaと公式サイトの内容も参照されたい。

「京王」とは「東京の”京”」と「八王子の”王”」の事である。厳密に言うと東京都内は新宿、渋谷を拠点にしているが、現在の京王線に相当する東京~八王子間の鉄道が出来た当時は「東京市」と称していた。よくある頭文字だけ(東京の”東”+八王子の”八”=「東八」)とはならなかった理由を知りたいくらいである。

1910年に今の京王電鉄の前身となる京王電気軌道が設立され、1913年4月15日に笹塚~調布間で鉄道が出来た。以後西に伸ばして1925年3月24日に今の京王八王子まで完成した。つまり東京と八王子を結ぶ鉄道と言う意味である。

1935年2月11日に今の明大前駅で交差していた帝都電鉄(小田急電鉄系列・今の京王井の頭線)と共同使用駅にした上で、少しして連絡運輸も開始した。

第二次世界大戦中にいわゆる「大東急」になって、戦後は東急から分離した上で京王線+井の頭線で1つの会社となった。この際に元々は京王線が京王電気軌道、井の頭線が帝都電鉄だったので、この両方の名前を取り「京王帝都電鉄」(通称は「京王帝都」とか「KTR」とも言う)と称した。この社名を使った時代が長く1998年6月30日まで実に半世紀も使っていて「京王帝都電鉄株式会社」が正式名であった。1998年7月1日以降は”帝都”が外れて「京王電鉄株式会社」が正式名である。その歴史もあってか単に「京王」とは言わず、「京王帝都」と言う鉄道友の会の会員も少なくない(それだけで年齢がバレてしまうが)。なお下記で便宜上「京王帝都」と「京王」に分けているが、1998年6月30日以前の事を述べたい場合は「京王帝都」、1998年7月1日以降の事を述べたい場合は単に「京王」とさせてもらう。

これは余談だが、「帝都」とは「大日本帝国の都」、つまり首都であり、これを通称「帝都」と称していた。昭和年間や平成初期頃までは「帝都〇〇」と名乗る会社名や名称等が多く、鉄道会社では京王帝都以外では、「帝都高速度交通営団」(通称は「営団地下鉄」または単に「営団」。今の東京メトロ)も有名だ。その営団も2004年4月1日にいわゆる”小泉改革”の一環で民営化に至っているので、「生まれてから東京メトロしか知らない」と言う人も多いのかと思う。だが残念ながら鉄道友の会では高齢化が進行しており(その旨は別のブログ記事を参照されたい)、そう言う会員は案外少ない。東京メトロを営団、JR各社を国鉄と言う会員も居るのかもしれないが(実際にそう言う会員には会った事が無いが)、昔の名前が今でも何の断りなく出てくるのは珍しくない。

【車両番号がインフレ化していない京王の電車】

京王2000系(2代目)試乗会展示車両

 

↑7000系(お父さん、お母さん)

 

京王2000系 高尾山口行き 駅撮り

 

↑8000系(けい太くん)

 

京王線新宿行き9756編成

 

↑9000系(いもうと)

 

京王線の自社の主力車両は上記3形式である。京王線系統の列車では容易に乗車することが出来る。7000系では2両ワンマンに改造された編成もあるが、京王線では8両の他形式編成の増結用として連結し10両で特急運用に入る事もある。カッコ書きで「お父さん」や「けい太くん」などの名前も書いたが、京王公式のキャラクターとして車両形式毎にキャラクター名が設定されており、「けい太くん」はあまりにも有名だ。

 

けい太くんのわくわくステーション -けいたくん- | 京王グループ

 

↑詳細は公式サイトに譲るが、「おじいちゃん」、「おばあちゃん」も居るがこれは6000系で既に引退済み。現在は「京王れーるランド」(多摩動物公園駅前)で余生を過ごしているらしい。井の頭線の車両では編成毎に色違いとなっているが、どうやら7編成(=7兄弟)でそれぞれに名前があるらしい。

 

 

京王2000系新型車両試乗会

 

↑5000系(2代目・しんごくん)

「京王ライナー」でお馴染みの5000系は「2代目」と言う断りが付く。

 

京王9101編成の試乗会

 

↑現在の岳南電車9000形は1994年~2022年までは富士急行1000系と言う時代もあったが、富士急行(2022年4月1日以降は富士山麓電気鉄道)に移籍する以前は京王帝都に所属していた車両で、京王帝都で経年廃車となったので富士急行に移籍してきた経緯を持つ。基本的な種車となったのは京王帝都5000系(初代)である。

京王帝都で活躍していた車両は地方私鉄への移籍が多いのは有名な話だ。京王線は軌間が1,372ミリと特殊な大きさなので、地方移籍の際には台車の履き替えが必須だ。そのため京王線系統の車両が移籍する場合は「車体だけの移籍」が正しい事になる。

 

岳南電車 7003号車と9001号車

 

↑岳南電車には7000形と言う車両もあるが、これも京王帝都から移籍車で、種車は井の頭線の3000系であった。井の頭線の軌間は1,067ミリなので岳南鉄道(移籍当時)入線に当たっては台車を履き替える必要は無い。”フルスペック型の車両移籍”が可能である。岳南電車に7000形(旧京王帝都3000系)は1997年3月8日から運転開始し、現在も主力車両であるが2027年頃から新しい車両への置き換えが検討されている。京王帝都3000系の地方移籍車は他にも多数あるが、種車は登場から50年以上経過しているので、地方移籍先でもそろそろ経年で引退となりつつある。「京王帝都」を知ったこの機会に改めて地方移籍先で多く乗って(撮って)おきたい次第だと思った。

 

京王2000系 新型車両の車内通路

 

↑話が多少変わったが、今の京王ライナー5000系(上記車内写真)になる段階で5000系と言う車両があったのだ。だが今の京王ライナーの方が登場する段階(2017年時点)で先代の5000系は全て引退済みだったので、番号は昔使っていた5000系を再度使う事にした。昔の5000系と京王ライナーの5000系を区別するために、昔の方は「初代」や「1代目」、京王ライナーの方は「2代目」として区別している。京王の車両形式は4桁表示が原則である。それが大きな特徴だ。

例えば東武鉄道では、8000系、9000系、10000系、20000系、30000系、50000系、60000系、70000系、80000系、90000系(東上線に時期登場予定)と番号が”インフレ化”している。これは東京メトロ、西武、相鉄、小田急ロマンスカーでも見られるが、要は昔使っていた番号を再度使う事を許すか、許さないかと言う考え方の違いである。京王は前者なので番号が”インフレ化”することは無いが、史実を述べる場合は便宜上「初代」や「2代目」と付ける必要は出てくる。以下、5000系と2000系は2代目(現役車両)の事を示す。

 

【車両番号の付け方】

乗り鉄としてある程度”度が深く”なると、「どの車両にモーターがあるのか?」、「車両編成がどうなっているのか?」、「運転台の形状がどうなっているのか?」などとなる。乗り心地に直結するのがモーターの有無で、一般にモーターがある車両は走行音がうるさく、逆にモーターが無い車両は走行音が静かである。2010年代以降の新型電車はモーター音そのものが静かになっているので、国鉄形やJR西日本のクモハ223形のように「戦闘機のようなデカい音が車内に響き渡るので話し声すら聴こえない」なんて言う事はほぼ皆無になっている。それでも京王(または京王帝都)の事情は正直よくわからないのでWikipediaで入手した情報として簡単に書いておく。

 

京王(京王帝都)の車番は4桁表記と言うのは前述の通りだが、数字を分解するとモーターの有無が分かってくる。ここでは7000系の7023と7723を例に説明する。

千の位(7)は形式を示す=7000系である。これが8ならば8000系、9ならば9000系、1ならば1000系、2ならば2000系、5ならば5000系となる。

百の位は車両の用途を示す。0~4は電動車(モーター)ありでJRで言う所のモハの事を言うが、関東民鉄では”デハ”と言うのが一般的で京王も同じである。5~6は付随車の事でモーターが無くJRで言う所のサハの事を言う。7~8は制御車(運転台)でありJRで言う所のクハの事を言う。京王の車両ではほとんどが先頭車両は制御車となっていて、制御電動車(運転台+モーターあり・JRで言う所のクモハ)にはなっていない。つまり7023だと電動車(モーター)あり、7723だと制御車のみ(モーター無し)を示す。モーターの有無を知りたいならば百の位の数字に注目すれば良い事になる。

下2桁(23)については製造番号順に充てられた番号だが、必ずしも1番から始まるわけでは無く、始まりが21番から、31番から(主に新宿方)、71番から、81番から(主に橋本・八王子方)なる事も少なくない。

【1日乗車券で京王全線を乗りつぶす】

新宿ミナミルミのペンギンスイーツとイルミネーション

 
新宿のペンギンスカルプチャーとカラフルな文字アート
 
↑早朝の新宿駅で東日本旅客鉄道株式会社代表取締役社長スイッピ氏を拝んでおく。2027年~2028年冬シーズン以降は 来年(2027年)春にクビになった以降は新しいキャラクターなのだろうと思いつつも、社長に会えた事が嬉しかった。
 

京王線新宿駅の自動改札機と電光掲示板

 

京王線・井の頭線一日乗車券 2026年1月21日

 

↑京王線新宿駅の改札口に出向き、「京王線・井の頭線一日乗車券」(1,000円)を買う。PASMOのICカード乗車券として発行も出来るらしいが、よくある紙タイプとした。単に改札機に入れるだけで改札は通る事が出来て、商品名の通り京王線と井の頭線が全線1日乗り放題である。京王線から都営新宿線に直通する列車も多数運転されているが、新線新宿から京王線方面(初台方面)に対してのみ使える。

 

京王2000系電車、駅ホーム、案内表示

 

↑競馬場線

 

京王線高尾山口駅、新型2000系車両

 

↑高尾線

 

京王2000系新型車両、駅ホームに停車中

 

京王れーるランドアネックスと京王電車

 

↑多摩線(5000系は京王の社員研修用で使用中のため旅客の乗車は出来ない)

 

新型2000系電車10両編成

 

↑相模原線では都営地下鉄新宿線から直通の都営10-000系に乗る

 

リニアのある明るい未来創造プロジェクトの風船アート

 

↑橋本駅付近の相模原線車窓からはJR東海が大絶賛事業中のリニア中央新幹線の神奈川県駅が見えて来た。今は”大きな穴”だけになっていて、見学広場もあると聞いていたが行ってみると工事中で入る事が出来ず。その部分には写真のような壁画があった。

 

京王全線を乗りつぶす目的で早朝に新宿駅から西に進んだ所、思った以上に時間がかかった。3~4時間で終わるだろうと思ったらそもそもの考えが甘く、2000系試乗会の集合時間が相模原線若葉台駅に13時20分であったので間に合わない感じにもなった。井の頭線は試乗会終了後に形式的に全区間乗るだけとした。そのためじっくりと駅の現地調査は基本的に出来ず、府中競馬正門前駅、高尾山口駅、多摩動物公園駅は20分程度で折り返すしかなかった。「けい太くん」に会うべく「京王れーるランド」を見学しようと思ったが、水曜日はまさかの定休日であった。

 

【鉄道友の会主催行事・京王電鉄2000系試乗会の様子】

京王線若葉台駅と新型2000系電車
 

京王9788編成電車

 

↑前置きが長くなったがここからが京王2000系試乗会の様子である。若葉台13時22分着の4848レ区間急行本八幡行き(京王クハ9788)で着いた。受付開始は13時20分~13時40分で遅刻厳禁である(輸送障害の場合は除く)。概ねの参加会員は13時20分より前に来ているのだが、早く来た所でも単に待つだけだ。知っているような人が来ていれば世間話でも…となろうが(一応鉄道友の会内部では立場があるポジションに居るとは言え)顔や名前くらいは知っている幹部も多少は居たが面識があるわけでもないし(世間話出来るほど仲が良いわけでもないので)、むしろほぼ全員知らない人だらけである。早く来ただけ待ちぼうけとなるので、早く来ただけ時間の無駄である。輸送障害も発生していないのでギリギリに来ても問題ない。そう言う事もあってか、「生産性向上」とか「タイパ重視」等と称して、時間ギリギリで来るのは個人的にはもはや当たり前になっている(別に時間にルーズだと言いたいわけではない)。

 

京王線沿線の線路と信号機

 

京王電鉄2000系新型車両の試乗会開催地

 

↑若葉台駅構内には検車区(車庫)併設なのだが、お目当ての新型車両2000系はホームから見えない場所に隠れている。主に「けい太くん」か「しんごくん」しかいない。

 

【「けい太くん」の袋をぶら下げて改札口を通る】

 

京王線改札口と案内表示板

 

↑改札口付近で受付を行う。受付内容は氏名を名乗った上で、2025年度鉄道友の会会員証+(運転免許証等の身分証明書)+この行事に参加出来る旨を記した案内書(PDFか紙に印刷する)+会費1,000円を支払う。だが身分証明書の提示は求められなかった。会員証で代用したらしい。

鉄道友の会側の受付はテーブルを広げて2人でやっていたが、その隣には”京王氏”(先方の対応者のこと。以下このように記す)が3~4人居た。そこにもテーブルがありそこには大量の「けい太くん」が置かれていた。受付後に京王氏から「けい太くん」をもらう。2000系のグッズ(後術)が入っており、「これ(けい太くん)を参加者の目印にするので改札口を通る時から列車に乗るまではカバンには入れずに持ち歩いてほしい」との事。

若葉台駅の改札口は基本的に自動改札機を通ってもらう事になるが、正面から見て右側には通用口がある。そこには「制服着用の社員と許可を受けた者以外の通行お断り 駅長」とあり、「けい太くん」をぶら下げておけばここを通っても良いと言う意味を示す。但しそれは今回の試乗会のみ特例で、通常時(試乗会終了後以降)は「けい太くん」をぶら下げておいても当然通る事は出来ず、もちろん正規の乗車券類が必要だ。

鉄道友の会の参加者はザックリ見た所は50人前後であった。募集人数は100人であったので実際の所は少ない。それに対して京王氏は20~30人近くも居る事に驚いた。他社の場合は先方氏は少ないと3~4人、多くても10人弱が多いのだが、ブルーリボン賞・ローレル賞関連の行事ではない、一般的な試乗会(撮影会)にもかかわらず京王氏がこんなにも多く居るとは思いもしなかった。

鉄道友の会の会員は定員の割には集まりが悪い。それもそのはずでド平日の開催なのでそうなってしまう。驚いたのが学校が午前中だけの授業だったのか、それとも試乗会のためだけに早退したのか?は不明だが、学ラン姿の参加者もいた。恐らく高校生で高齢化に苦しむ鉄道友の会としては珍しく10代の会員だ。昭和年間の行事写真を見ると高校生は学ラン(制服)で参加する会員も多かったようだが、今では開催日が平日だろうが土日祝日だろうが、学ラン(制服)で参加する若年会員は皆無に等しい。大人になればスーツ(と言うYouTuberも一応会員のはずだが)で来る人が多い事にも恐れ入る。

13時30分過ぎ(私が受付したらスグ)に参加者全員が集まったのか?京王氏が「では車内にご案内します。付いてきてください」と案内が入った。京王氏の後に続いて先ほどの「通用口」を通過する。「けい太くん」が入場券+乗車券を示していた。

 

【いきなり5号車の「ひだまりスペース」に入る】

京王2000系ひだまりスペースと窓

 

京王2000系「ひだまりスペース」の案内表示

 

京王2000系電車5号車2551号車

 

京王2000系「ひだまりスペース」の車内

 

京王2000系「ひだまりスペース」内装

 

↑京王氏に誘導されて若葉台駅4番線に2000系が入線。階段の目の前に来るのが5号車の「ひだまりスペース」であった。2か所だけドアが開いており、ここから乗るように案内される。

5号車の「ひだまりスペース」は2000系の大きなアピールポイントである。新宿方の半分は「おもいやりぞーん」(優先席)の3席を除き座席が無い。

 

「ひだまりスペース」は大型窓を採用し、たくさんの光が集まる「ひだまり」のような空間を演出した。ご利用のお客さまが心休まる”ひだまり”となる事をイメージしてします。

 

公式カタログより

 

とある。想定としては車椅子やベビーカー利用でも乗りやすくしている。2000系では全車両の新宿方の連結付近に車椅子スペース・ベビーカースペースが設置されているが、それとは別に5号車に限り1両の半分を「ひだまりスペース」と称して多くの車椅子やベビーカーも同時利用出来るようにしている。ただそれだけでは単に「立ちスペース」となるほか、かつて東急田園都市線や山手線にあった6ドア車のように”無骨に立たせる車両”となってしまう。座れないし、デザイン的にも工夫が無いので、「乗りたい」とは思わなくなる。そこにも工夫があって、真ん中には腰掛や車椅子・ベビーカーが置けるような場所もある。ここは窓も大きくしており

 

ひだまりスペースには、お子さまが車窓を眺めやすいよう、床面高さ500ミリの位置から高さ1240ミリ×幅1930ミリの大型窓を設置しました。また、ベビーカーでご乗車のお子さまにも流れる景色を見やすいよう、手すりを配置しています。

 

公式カタログより

 

とある。窓を大きくして、低い所に手すりを設ける事により、京王線の車窓を楽しめる工夫をしている。

他社車両(JR北海道737系、西武40000系など)でもそうだが、ロングシート一辺倒とはせず、車両の真ん中や端に大型のフリースペースを設けて、車椅子とベビーカーの乗車を向上させる事、スーツケース等の大型荷物の収容力を向上させる事、ずっと座っているとしんどい所もあるので大型窓スペースに一時的に立ってもらい車窓を眺めながらリラックスしてもらう…と言う目的からこのような所を設置する車両が増えている。

ではどのようなデザインにするか、良い雰囲気をお客に訴求させるのか?は社によりバラバラで、単にフリースペースを設置しただけ(737系)、車両デザインとリンクした内装にした上で端の号車(1号車や10号車)に設置(西武40000系)…と考え方や輸送実態に応じて差異を見せる。

一般にこの手の大型フリースペースは端の号車に設置する事が好ましいのだが、京王はあえてド真ん中の5号車に設置した。これは私の予想だが、京王線の駅を見ると改札口に繋がる階段・エスカレーター・エレベーターはホームの真ん中、つまり5号車近くに来ることが多く、車椅子やベビーカーではホームを長く移動したくない。それならばエスカレーター・エレベーターの真ん前に「ひだまりスペース」が来た方が良くて、それならば編成(10両)の真ん中に持ってきた方が良いと言う答えになる。また通勤客への配慮とか収容力向上も狙いがあるようで、朝や夜ラッシュ時はやはり階段・エスカレーター・エレベーター付近の号車は激しく混雑する。座席が無い車両の方が収容力向上につながるので(立ち客を座席がある車両よりも多く乗せる事が出来るので)、その観点から考えても大型フリースペースは5号車にあるのが最適解となる。すなわち、様々な客層の意向を満たすには5号車にあった方が良いという事になったようだ。

 

【「けい太くん」の中身】

 

京王2000系試乗会「けい太くん」グッズ入り袋

 

↑改札口や車内に入る時には「けい太くん」をぶら下げるように案内された。真ん中には「けい太くん」が登場しているが、前後には井の頭線の7兄弟のうち5人(5匹・5両・5種類)が出ているが個別の名前までは書いていない。

 

京王2000系試乗会グッズの記念品

 

↑「けい太くん」の中身がご覧の通り。左からウエットティッシュ、ボールペン、コップ、保冷バッグ、ハンカチ、クリアファイル、公式カタログであった。いずれも非売品である。特に車両スペックを知るためには公式カタログは欠かせないアイテムで、鉄道友の会主催の新型車両試乗会・見学会・撮影会の時には土産として貰える事も多いので、個人的にはこれを貰うために参加している感はある。

なお「けい太くん」は8000系の事を示すが、8000系関連のグッズは一切なく、この日の主役である「にこちゃん」こと2000系のみなのは言うまでもない。

 

【車内の車番を全車両コンプリート】

京王2000系「にこちゃん」1号車2751号車

↑1号車・クハ2751
 
京王2000系 2251編成のステッカー
 
↑2号車・デハ2251
 
京王2000系 2201編成のステッカー
 
↑3号車・デハ2201
 
京王2000系 2651号車 ステッカー
 
↑4号車・サハ2651
 
京王2000系電車5号車2551号車
 
↑5号車・サハ2551(ひだまりスペース)
 
京王2000系 2101編成のキャラクターラベル
 
↑6号車・デハ2101
 
京王2000系キャラクター、2501編成
 
↑7号車・サハ2501
 
京王2000系電車 2051編成
 
↑8号車・デハ2051
 
京王2000系2001編成のキャラクターデザイン
 
↑9号車・デハ2001
 
京王2000系 車番2701 10両編成
 
↑10号車・クハ2701
 
車内を撮影した時にどの号車かわからなくなるので、撮影前に車番を撮影してから始めた。しかし、中途半端に記録した車両とそうではない車両がある中途半端さを嫌った事、車番表示も「にこちゃん」が表記されており、デザイン的にも良かったので、結局全車両コンプリートする事にした。そこまでやった会員は見た限り他に居ないようだった。
 

【”史上最強の優しい電車”の車内とは】

「史上最強」と言う冠を付ける場合は「※  と比較して」等の根拠になる情報や数字を付けておかないといけない。
だが 京王2000系で言う”史上最強の優しい電車”と言うのは、あくまでも私個人の主観によるものと断っておきたい。根拠となる情報や数字は示せない。数字を示してもカタログスペックのものだけを並べる事になってしまう。 私個人が今まで乗ってきた電車の中では、雰囲気、乗り心地、座り心地、車内での使い勝手と言った「あくまでも個人の感想です」の域である。それらを総合的に評価したのであれば、今までの”ゴツイ電車”(けい太くんのおじいちゃん・お父さん失礼)と比較すれば、とんでもなく乗りやすく、いろんな意味で”優しい”のだ。その辺は皆様実際に乗車して感じてもらいたい。
 
京王2000系 車内モニターで天気予報表示
 
↑5号車(ひだまりスペース)に居ると人で滞留するだけなので離れた号車へ進む。具体的にどこの号車に集合してほしいとの案内が無いのも鉄道友の会の行事としては珍しい。概ね乗車行事では「最初は〇号車に居るように」と案内されるが、そのような事は一切なく各自が好きなように車内を進む。「1号車まで来れば空くだろう」と思ってとりあえず1号車まで行くとむしろ混雑していた。やはり新車という事もあってか、まずは運転台の記録(撮影)する会員が殺到したのだ。まだ発車前であったが、急いで車内のパーツ(運転席、座席、つり革、ひだまりスペースの細かい所など)を記録しなくても時間は十分あったので、とりあえずは空席に座る。「けい太くん」の中身を確認した上で、1号車の全体の様子を目視しておく。
 
京王2000系運転台からの前面展望
 
京王2000系運転室からの眺め
 
京王2000系車両の運行情報表示画面
 
↑空いた時を見計らい運転台(1号車クハ2751)を見ておく。「お父さん」「けい太くん」と比べれば広い運転席だ。基本的に「けい太くん」や「しんごくん」と同じような形(レイアウト)になっており、計器類はグラスコックピットになっていた。京王では伝統的にT字ワンハンドルマスコン車で、力行4段、制動7段(+非常)に統一されている。なお、列車番号は「9999」となっていた。恐らく仮のものかと思うが、正式な列車番号は不明のため、冒頭で述べたように列車番号は9999レとした。
 
乗務員の操作性に配慮するため、乗務員へのヒアリングを実施し、配置を検討しました。その結果、スイッチ類は操作の重要度や使用頻度を優先して設計されており、さらに将来の自動運転(ワンマン)を視野に入れた設計としています。
 
公式カタログより
 
↑実は意外とレイアウト変更が図られていた。パッと見では「しんごくん」をベースにしているのかと思っていたが、細かい所では変更を加えていたのである。これは京王に限らず他社でも言える事だが、将来のワンマン化、自動運転化に備えて、容易に改造が出来るように最初から作っておく必要がある。中には準備工事扱いで納車される事もある。
試乗会列車でも車掌は当然乗るので、列車監視のため乗務員室のドアは開いていた。少しして車掌が乗ってきたので、まもなく発車である。
 
京王2000系 車内「ひだまりスペース」
 
京王2000系、ひだまりスペースと優先席
 
京王2000系 新型車両の優先席とひだまりスペース
 
京王2000系「ひだまりスペース」の座席
 
↑1号車クハ2751、新宿方の「おもいやりぞーん」(優先席)。前述の通り各車両1ヶ所に車椅子スペースがある。上り(新宿行き)列車を基準に言うと、進行方向左側が車椅子スペースで、右側が3人分の座席となる。
若葉台駅を13時50分に発車。京王氏から案内放送が入り試乗会で運転中は車内を自由に移動して良いと言われた。平均的に1号車や2号車は混み気味だったので、あえて6号車以降に行ってみる。
 
京王2000系新車両の車内「ひだまりスペース」
 
京王2000系「ひだまりスペース」の座席
 
京王2000系新型車両の車内、ひだまりスペース
 
↑6号車・デハ2101
車内は基本的にロングシートである。モケットデザインは優しさを感じる雰囲気となっている。
 
京王2000系 新型車両の座席と窓
 
河川敷で建設作業中のダンプトラック
 
↑京王稲田堤~京王多摩川
 
京王2000系新型車両、駅に停車中の様子
 
↑調布には13時58分に到着し運転停車。少しして京王線に入り、14時04分につつじヶ丘(上記写真)に到着。ここでエンド交換する。運転士は10号車(新宿方)の乗務員室から出て来て車内の京王氏10人以上と一緒に1号車(橋本方)に移動する。エンド交換が終了するとつつじヶ丘を発車して、再び調布から相模原線に戻る。
 
京王2000系車内、窓からの景色
 
京王2000系座席のカラフルなストライプと水玉模様
 
↑8号車の座席で座り心地を体感する。 他社比で「ちょうどいい座り心地」である。柔らかくもなく、固くもない、まさに理想的な座り心地である。どんな鉄道車両でもそうだが座席の良し悪しは全体評価に直結する重要なポイントだ。首都圏の通勤電車ではE231系に代表されるように、固くてクッションが無い事が多い。まるで板の上に座っているかのような感じで、乗り心地も良くない。国鉄末期に登場した車両を中心に座席が柔らかくて、フワフワした座席(205系など)もあったが、それはそれで座り心地が良い所はあるが、フワフワし過ぎるので立ち上がる時に大変だったり、座っていると沈み込みが激しく、何か落ち着かない所があった。
それに対して京王2000系はバランスの取れた座席で大変座り心地が良い。どうしても座面だけに注目してしまいがちだが、 肩幅もしっかり確保されているし、腰や背中の部分(腰掛)についても近年の通勤型電車では珍しくホールド感がしっかりとある。そして モケットデザインは「優しい」を強調するかのようなもので、派手でも地味でもないが、安心感を与える温かみのある雰囲気が伝わるもので、大変満足である。
 
京王2000系 車内座席と窓の風景
 
↑つり革は高低差を付けている。これはJR東海315系と同じ。身長が高い人、身長が低い人、様々な体格をした旅客が乗るので、特に身長が低い人が腕を伸ばしてもつり革に手が届かない事はあり得る。昔は統一的な高さが当たり前で、つり革の高さなんて問題にさえならなかったが、健常者・障がい者を含めて、誰もが使いやすくするには一部のつり革の高さを低く設定しておいた方が好ましい。立ってつり革につかまって乗車する場合であっても「優しい電車」という事がわかる。
 
京王電鉄 新型2000系ロゴ表示
 
京王線 車内モニターと防犯カメラ
 
↑各ドアには2枚の液晶画面が付いている。左側は宣伝広告、右側は駅名や路線図の表示だが試乗会のため「KEIO」のロゴ入りだけだった。これも試乗会ならではの姿だ。車内案内表示器は三菱電機製でイーサネット伝送対応となっている。
 
MOYAI製防犯カメラ
 
↑防犯カメラも搭載されている。2021年10月31日に調布→国領間を走行中の新宿行き特急0082レの車内において刺傷事件が起きた。その当時全車両に防犯カメラは設置されていなかったが、事態を重く見た京王は2023年度までに全車両に設置を完了させた。編成の貫通化にも取り組み、7000系のように8両+2両のような運用を取り止めると決めた(実際の実施は2026年度以降とされる)。京王線の特急は10両運転が多いが、他編成を併結せずに10両貫通編成で運転を前提にすると言う。車内だけではなく駅構内にも防犯カメラはしっかりと設置されており、旅客が起こす事件事故対策の予防と言う意味での安全面でのアピールを車内や駅頭で展開していた。
2000系では新造時から防犯カメラは標準搭載で、天井周りを見ているとどこに防犯カメラがあるのかスグにわかる。JR東日本のE233系ように照明器具の付け根の辺りに小さく仕込んでおくか、ドア上の車内案内表示器の付近に設置しておく事が多い。つまり分かりにくい所に設置してある事がほとんどだ。車両構造にもよるが、あからさまに防犯カメラと分かるように設置するのも他社比としては珍しい。防犯カメラはMOYAI製で、リアルタイム通信機能付き(輸送指令や乗務員室で映像を即座に確認出来る)で各車両に4台ある。
 
非常通話装置の画像
 
↑防犯関連の装置と言えば、非常通話装置も標準設置である。これを押せば乗務員(または輸送指令)と直接やり取りが出来る。京王の場合はどうなっているか不明だが、JRのこの手の装置の場合は通報ボタンを押しただけで列車が急停車する仕組みになっている。八幡電機産業製で各車両に2か所ある。
 
京王2000系車内:ひだまりスペースと座席
 
京王2000系(2代目)の車内。ひだまりスペース。
 
京王2000系車内、ひだまりスペース
 
京王2000系新型車両の車内画像
 
↑低い所から車内全体を写す。これは営業列車で撮影するには難しいので(お客が誰も乗っていない時でないと出来ない)、試乗会ならではの構図から記録(撮影)出来た事に大変満足している。それにしても車内全体を見渡すと「優しさに包まれた電車」と言う雰囲気がよく伝わる。優しい気持ちになったと言うか、不安やイライラなどの重い気持ちが京王2000系に乗っているだけで払拭出来てしまう所があると感じた。雰囲気としては最高の通勤電車である。
 
工事現場と送電線が広がる風景
 
↑リニア中央新幹線の神奈川県駅の建設現場が見えると橋本駅に到着だ。
 
京王2000系新型車両、橋本駅ホームに停車中
 
↑橋本駅に到着。再びエンド交換のために運転士と京王氏が新宿方の運転席に移動してきた。
14時50分を目安に5号車に集まってほしいとの案内放送が入る。若葉台駅到着後はドアコックを扱い速やかに下車した上で、車両も速やかに検車区へ回送させるためだった。
若葉台駅で下車すると満足に車外撮影している余裕は無く、すぐに検車区へ入庫となった。車外の記録(撮影)については営業運転開始後ならばいくらでも出来るので、今回は無しでも良いとした。
一旦改札口を出場する必要があるので、乗車時と同じ経路で改札口へ進み、やはり「けい太くん」の袋をぶら下げて通用口を通る。鉄道友の会側からは参加会員に対して再度全体集合して挨拶や諸々の案内が入る事も無く、自然と解散となった。
 

【最後に】

鉄道友の会の行事としては比較的短時間で終了した。試乗会と言う名目だったので参加費も安い値段であった。社名は言えないが某社の新型車両の試乗会を計画し某社に交渉したら「試乗会は全て断っている。定期列車として営業運転開始後に一般団体臨時列車としてやってくれ」と言う所もある。今回の京王2000系試乗会は、京王が鉄道友の会に誘いがあったのか、鉄道友の会が京王に試乗会をお願いし承諾したので実現したのか?その辺りは不明だが、新車が出たからと言って必ずしも試乗会が出来るわけでは無い事が分かった次第である。ブルーリボン賞・ローレル賞(2027年選出分)の投票する際の参考にもしたいが、今の所は非常に高評価な車両である。営業運転開始後にも改めて乗ってみたい。ここまで13,500文字になったが、普通は知っているだろうと言う予備知識を詰め込んだ結果そうなってしまった。多分失礼。
今回の試乗会が出来た事に大変感謝しています。京王電鉄の関係者の皆様にはお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 
京王2000系2代目の車内と座席

 

 

「鉄道ピクトリアル」は不定期に「臨時増刊号」を発行している。その中で特定の大手私鉄1社に注目したシリーズは非常に人気で資料性も高く、古本市場では定価よりも高くつく事も珍しくない。

2025年10月号の臨時増刊号は「京王電鉄」(2,550円)で、十数年ぶりの京王電鉄に特化した特集だ。記事の執筆者は京王電鉄の”中の人”が多くを占めるため、「京王電鉄公式の本」と考えても良いだろう。記載内容は多岐にわたり、車両、沿線の状況、設備、営業施策まで幅広い情報を網羅している。”京王の電車”を深く知りたいならば是非一読したい1冊だ。

詳しくは上記リンクページからご覧ください。

 

公的支援の申請はコスパ・タイパ最悪

【手続きが複雑+実際の支給まで数か月待ちが当たり前。手持ち金ゼロでも即日現金支給無し。アテにならぬ】生活保護・失業給付・障害年金等の公的金銭支援の悪い所。つまりは「いつ失業しても良いように少なくても1年程度生活出来るカネ(概ね400万円前後)は常に持っておけ!」と言いたい役所の本音

 

結論から言うと、自分が病気で仕事が出来ない、医者に通院出来るほどのカネが無い(診察費や薬代が出せない)、食うカネが無い、家賃・光熱費・電話代などの最低生活費が払えない…からと言ってセーフティーネットと称する公的金銭支援は簡単に受けることが出来ない。

つまり「死ぬまで働け」である。カネさえあれば別に無職でも問題ない。一応は日本国憲法か何かで「国民の3大義務」と称して、納税、勤労、義務教育を受ける(だと思った、誤っていたら失礼)としている。仮にカネがあって働かないからと言って役所が「働かないといけない」みたいな警告書も出て来ないし、それを理由に北朝鮮みたいに「強制収容所」なる所に連行して強制労働させる事も無い。役所としては納税が出来ていれば文句は言わない。

 

【2010年と2025年で物価を比べるとモノの値段が倍近く上昇している……にもかかわらず実質賃金は上がらないし、”最賃”も上がり方は鈍い】

根拠なる法律は憲法25条の「国民は最低限の生活を営む権利」とされるが、これはよく議論になるが「最低限の」レベルは各自違う。もっと言うとその時代の物価動向により「最低限の」額が大きく変動する。

例えばデフレの真っ最中だった2010年と逆にインフレが進んだ2025年で比較すれば、モノの値段は明らかに高いわけで、家賃5万円で住めていた所が諸々の言い訳(人件費等の諸費用上昇・サービス水準の維持と向上等の名目)に良くてもプラス5,000円、中にはプラス3~7万円も値上げした実例は多々ある。つまり2010年に5万円で住めた所が、2025年には8万円や9万円を払わないと住めないのだ。

牛丼もわかりやすい例えだ。2010年頃は”牛丼戦争”と言われており(以下の金額は全て並盛・トッピングは無いものとする)、すき家が280円に設定したら、吉野家や松屋も同額に設定した。これを”期間限定”等と称して吉野家が260円に値下げしたら、すき家と松屋も260円に設定する…と言った”消耗戦”を毎週のように繰り広げていた。しかし、時勢が変化し前述の家賃の例えの通り牛丼も値上げを繰り返し、2025年時点では3社横並びの金額ではなくなり、すき家で買えば450円(その前は480円)もする。この15年で見ても牛丼一杯の値段も倍近くまで値上げしている。すなわち2010年には280円で食べる事が出来たのに、2025年には450円も払わないと食べる事が出来ない。こう言うのを物価上昇とかインフレと言う。

 

実質賃金とか最低賃金が物価上昇に応じて上がってくれるのであれば我々の生活は苦労しない。しかし、実際の上がり方は鈍い。政治家はどこの政党も横並びで「時給1,500円以上」と声高に唱えるが、そんなのはほど遠い所で、やっと1,000円超えた程度。過去の例からすれば時給が1年で60円も80円もアップしたというのはセンセーショナルな出来事なのかもしれないが、今の(2025年現在の)物価上昇を考えれば”最賃”が60円とか80円上がってもそれは「焼け石に水」であって、多少給料が増えた感はあるかもしれないが、そもそもの出ていくカネが減らないので、庶民の手持ち金も少ないままである。

門倉貴史と言う経済評論家がヤフコメで言うには「GDP年率8%程度の経済成長がないと2020年代後半に時給1,500円は無理である。2025年の”最賃”の上がり方の実績からすればGDP年率6%に過ぎない。”最賃”の上がり方は鈍いと言わざるを得ない。来年(2026年)以降はもっと上げないと(年に最賃が100円以上アップしないと)2020年代後半の時給1,500円の達成は出来ない」と断言している。そのため「2020年代後半に時給1,500円以上」というスローガンは単に政治家の”得票マシーン”になってもらうためのもので、自民党はじめ共産党辺りも含めて、そもそも”やる気が無い”と言うか、現実的に達成出来るノウハウやスキルを持っていない。単に理想を掲げただけに過ぎないのだ。

「失われた30年」の中でGDP年率上昇率なんて2~3%の低空飛行で、これを3倍程度上昇させるなんて言う事はハッキリ言って無理に決まっている。ラピタスのような半導体メーカーが立地する所(北海道千歳市とか熊本県大津町など)では地価の上昇があるが、それはスポット的な所であって、そこだけは景気が潤う(要するに一時的にカネが入る)話で、これが日本全国津々浦々に拡大するか?と言うとそうではない。

”最賃”の問題ひとつとっても然りで、2025年度の場合はほとんどの都道府県で11月から適用になったが、秋田などの一部では「周知に時間がかかる」と言う建前の下で適用日を2026年3月からとしている。これは中小企業が「”最賃”が一気に60円や80円も上がるとその分の給料が出せない。会社経営も大変なので(そもそも利益率が低い)利益が取れず”給料払いすぎて倒産”してしまう」と懸念を抱く。私に言わせれば、満足にタップリと給料を払えない会社は潰れるべきと言いたい。

【生活保護費はズバリ月にナンボもらえるか?】

現状説明と言うか、例え話が長くなったが、生活保護等のセーフティーネットが適切に運用しているとは思えない。

徳島市役所のように生活保護者に対して、支給金額を使い切って食費が無いので、「賞味期限切れの食品を渡すのでそれを食って腹を壊しても文句は言わない」と一筆書かせて実際に渡していた事が問題になった。三重県鈴鹿市役所では生活保護申請に辺り、窓口で”全所持金チェック”なるものが行われ、現金(や電子マネー)をトレーの上に全て出させた上で、通帳も記帳させてコピーしてデータ化していた。法律上はこのような運用を実施するとは書いていないが(各市役所の生活福祉課の判断による)、鈴鹿の件では生活保護受給者でもないにもかかわらず申請の段階で”侮辱”とも言えるような行為を平然やっていたのが、ハラスメントと言うか、人権侵害に当たるという指摘があった。今は(2025年11月以降)”中止”しているようだが(”中止”と言う言葉の意味を考えればいつかは”再開”するということ)、他にも生活保護申請の段階で市役所(町村役場)の役人が冷たい、聞かれたくない事を平然と聞いてくる(名目上は”守秘義務”があるのでSNS等にバラされる可能性は無いものの、実際にそれをバラしている役人も居るので今の時代”守秘義務”があっても、役人と言う公的な職業に就いている者であっても、人として信用出来ない所は多々ある)。

 

生活保護を受ける時の金額がナンボなのか?と言う話になるが、市町村によっても差異があるとされるが、一般には都市部(例えば東京23区とか政令指定都市のような人口が多い所)だと物価そのものが高いため生活保護費も高く、逆に地方部(人口が少ない所)は安いとされる。

私の住む静岡県中部では月額107,000円である(2025年現在・千円以下の端数は切り捨て)。そのうち家賃は37,000円までの物件に住む事を条件とされる。逆に言うと所得が少しでもあればこの額から減額する。例えばアルバイト等の収入が月額30,000円あったとすればその分が差し引かれるため、生活保護費は月額77,000円までに減らされる。そもそもの収入が107,000円を超過すれば生活保護費自体が支給されない仕組みである。

という事は生活保護費107,000円-家賃37,000円=残り70,000円となる。その中から光熱費、税金、食費等の”最低経費”を差し引けば手元に残るカネはゼロになる事を示す。とてもでないか趣味や遊びに関するカネは出せないどころか、被服費も出せないのではないか。自動車は持ってはいけないとされるので(生活保護を受けるならば自動車は売却しないといけない)自動車関連の経費は発生しないが公共交通機関が満足に無い中で「移動する権利」はほぼ失われると言っても過言ではない。自転車か徒歩限定で移動するしかないので、生活範囲そのものも縮小してしまう。自分が住む市町村外に出る事自体が”実質的に禁止”なのかと思う。

 

「107,000円と言う金額を聞いて、生活保護を受けてもこんな”安月給”ならばやってゆけへんわ」

 

と言う話である。生活保護を受けても潤沢にお金が入ってくるのではない。ギリギリレベルの生活水準であるには変わりなく、ましてはどうやって”脱失”するかと言う話になる。(ネットを含めて)仕事が出来ない状態ならば収入が無いので、正直どうしようもない。”脱失”出来る方法が無いのではないか?

それこそ宝くじで高額当選でもしない限りは無理と言えよう。実際問題宝くじで高額当選する人なんてほぼゼロだし期待もアテも出来ない。

 

【生活保護、失業給付、障害年金の申請しても通らない事がある。申請するだけでもコスパもタイパも悪い】

である。細々とは説明しないが、少なくても「役所等の公的な支援で即日現金が欲しい」と言っても100%それは無理だと考えて良い。形式的な申請そのものは無料である。なぜならそれは役所が行う行政手続きの一環なので。だが、そこに必要な書類はタップリと添付しないといけない。それを用意するのが非常に面倒だ。

特に障害年金では医者の診断書を必要とするが、医者により異なるものの診断書を書いてもらう金額はベラボウに高い。普通の診断書は3,000円程度だが、障害年金用の診断書(日本年金機構指定の書式で)ならば10,000円もする。プラス診察代や薬代も入ってくるのが普通だ。そもそも診断書の代金を用意出来るか?と言う問題である。それを年金事務所に行けば書類提出が出来るが、いわゆる”亀レス”で障害年金の支給有無の決定までには3~4ヶ月、さらに実際の支給までには余計に2ヶ月かかる。つまり実際に障害年金をもらうだけで6ヶ月もかかるのだ。「その間の生活費はどうするのよ?」と言う話で、それは年金事務所や職安で話しても「ウチの所轄では無いので市役所(町村役場)で聴け」と言われる。それで市役所に行けば前述のような鈴鹿や徳島のような事が待ち構えている。

失業給付も同様で諸条件により人によって金額や支給開始までの時期は異なるので一概に言えないが、「会社が倒産」等のあからさまに自分の責任によらない失業をした場合は別として、基本的には失業から最初の7日は何も金銭的な支援は無いし、「待機期間」と称して1~3ヶ月程度は非支給となる事も少なくない。この場合も「その間の生活費はどうするのよ?」と言う話になる。つまり、「いつ失業しても良いように少なくても1年程度生活出来るカネ(概ね400万円前後)は常に持っておけ!」と言いたいのだろう。

こんな物価上昇(物価高)でそこまでの貯蓄がある人は少ないはずだ。みんなギリギリの金額で生活している。カネが湯水のように有り余って困っているのは、”財テク”で別の財布を持っているか、最初から家庭的に裕福なのか(相続財産がタップリあるとか、元NHK青井実のように親族が大会社経営で自分も取締役とか)…それ程度に限られる。

少なくても”小遣い稼ぎ”の一環で本業をやりながら”たまにタイミー”(たまにスキマバイト)では収入としては不十分なのだ(経験上そこで稼いだカネは3日以内に全て消えてしまう)。

すなわち、生活保護、失業給付、障害年金のいずれもコスパもタイパも悪い(最悪)なのだ。

 

【ではどうやって「ラクにカネを稼ぐのか」と言う永遠の難しいテーマを考えなければならない】

これについて「論破」したい所であるが、このブログを執筆(2026年1月7日に作成)した段階では、ベストな答えを持ち合わせていない。

「無職でカネ持ち」を目指すのであれば、宝くじで高額当選するのが良い。とは言ってもそれは99,9%の人間は達成不可能である。”財テク”はやり方次第で増えるが、一方でリスクも高いため必ずしも儲かるとは約束していない。ましては”財テク”で稼げる人間は1割程度とされる。9割の人間は儲からない事が分かった時点で自主的に撤退している(辞めている)のだ。
アメブロで1日1万円稼げれば私としては苦労しない。そういう仕組みがあるのかもしれないが、現実的には99,9%無理である。アクセス数もあるのだろうが、ブログランキング(総合・「鉄道」などの各部門)で1位を獲得しても”アメブロからの収入”で見てしまえば安い。最近では月間4,000PV程度あるが、そこから稼げる金額はたったの60円なので話にならない。単純計算で40万PVで6万円、400万PVで60万円に過ぎない。40万PV、400万PVにするだけ大変な労力で、やはりコスパやタイパが最悪だ。
どうすればガッツリとラクにカネを稼げるのか?

その答えがわかるならば教えてほしい。今回はこの辺にしておく。

 

公的支援の申請はコスパ・タイパ最悪