膨れ上がった借り入れに悩まれている方の参考になればと思います。あくまでも私の経験です。
最初、利息をなくす任意整理も検討しました。借り入れては返済するしかなかったため、「返済のみ」となれば、先の見通しは立つにしても生活の見通しは立たなかっただろうと思います。任意整理と比較し、個人再生のデメリットは、費用や官報への掲載、職場にバレる危険性が挙げられています。費用は、任意整理は借り入れている1社ごとにかかり、どこにその手続きをするか選べます。私の場合、数が多かったため、計算してみると個人再生の費用とあまり変わらないか、逆に多くなるような気がします。官報も最初、電話相談した司法書士さんが「気にしなくていいのでは」と言っていましたが、年間、2万5000人と考えれば、確かにそれは言えている気がします。職場にバレる可能性は、何とも言えません。バレるところにはバレているかもしれませんが、今のところ何も変化はありません。
個人再生は認可待ちの時間。落ち着かないところはありますが、穏やかな日々です。
現在返済額は、住宅ローンの返済と履行テストによる積み立てのみ。借り入れもできないし、クレジットカードも使えませんが、普通に生活できています。あの借り入れ返済の日々は、二度と繰り返したくない。
給料が振り込まれ、住宅ローンの口座、履行テストの口座、公共料金の引き落とし口座にお金を入れれば、あとは生活費。次から次へとやってきた返済日に頭を抱えながら過ごしていた日々から、かなり時間が経ちました。
今のところ、手続きをして良かったと感じています。
私はほぼ完全に追い詰められて手続きをしました。しかし、空っぽになってからの手続きは厳しいものがあると思います。私は何とかしようと保険の金額を見直し、その払戻金が少し入ってきたのと、支払いを何とかしようと借り入れたお金が残っていました。そのお金から、最初の弁護士費用を支払い、受任通知が出され、返済が止まりました。ボーナスも全く残っていなかったので、月々の赤字を補填しました。この現金がなかったら、どうしただろうと振り返ります。
個人再生の手続きを進めるにも、若干の余力は必要だと思います。