川村栞汰と水谷直人の試合結果&短評 | KG大和ボクシングジム会長ブログ

川村栞汰と水谷直人の試合結果&短評

6月22日に川村栞汰の試合。


そして6月23日には水谷直人のチャレンジマッチがありました。


まずは川村栞汰のフライ級6回戦。

相手は長尾朋範選手(F赤羽ジム)。


アマチュア経験もある強敵です。


ウォーミングアップまでは完璧。




しかしまだまだコロナ禍中の為、写真はここまで‼️


試合が始まると…

1R目は静かな立ち上がりです。

お互いに距離を取って様子見をした為、ほとんどクリーンヒットがない静かな展開。

イーブンか⁉️

そして、2R目に入ってお互いにやや近付いて手数が出た所で栞汰の強打が炸裂‼️

強力な右フックでダウンを演出👍

しかし長尾選手も立ち上がって持ち直し、くっついてインファイトに持ち込んできます。

続く3R目は長尾選手のラウンドです。

飛び込んでのインファイトでかき回され、思うようにボクシングが出来ない栞汰。

相手のフック系のパンチが幾度となく栞汰を捉えます。

そして勝負の4R目。

ポイント的には勝っていたとは思いますが、ペースが長尾選手に傾きかけていた為、ここで止められるかどうかが勝負と判断した栞汰は得意の右アッパーを繰り出し勝負をかけます。

しかし、勝負をかけているのは相手も同じ。

絶対に下がらないという気持ちを出してきて打ち合いに…

その打ち合いの中、強烈な右フックが栞汰を襲い痛烈なダウン‼️

立ち上がるも足元が定まらずレフェリーが10カウントを数え上げ4RKO負けとなってしまいました😢

先にダウンを奪っていたにも関わらず逆転のKO負けは悔しい‼️

しかし、偶発的なパンチではなく栞汰自身の弱点も浮き彫りになった試合となってしまいました。
(弱点は内緒ですがね…)

ここをしっかりと修正して捲土重来‼️

もっともっと強くなった川村栞汰をお見せしますので、少々お時間を下さいm(_ _)m


そして、昨日は水谷直人のチャレンジマッチ。

相手は元日本・アジアのチャンピオンで世界タイトルマッチを経験している強豪・和氣慎吾選手でした。

しかし、水谷も負ける気など微塵もなく、気合いは十分。

ウォーミングアップまではかなりの出来でしたね、はい。

会場もどこを見ても満員‼️



かなり気合いの入る雰囲気の中、試合開始です👍


相手が格上である事は承知の上で作戦を練っての試合。


その作戦とは…

遠い距離では手を出さずにくっついてからボディを叩き、それと同じフォームから上に返すというシンプルなものでした🤔

もちろん、和氣選手の中間距離でのカウンターや直前の試合では水谷がアウトボクシングをしていた事等を含めて考えたものでした。


まず1R目は様子を見ながら
『距離を詰めてみて和氣選手の左ストレートを見る・感じる』
という作戦通りに和氣選手の動きを見ます。

しかし、ここで一つの誤算が…

前半は右フックを出さずにくっついてから右アッパーを上下に打って、それを意識させてから右フックで決める‼️

という作戦だったのに何気なく出した右フックが結構な強さでヒットしてしまいます😅

あれっ⁉️

と思った通り、そこからは得意の大振り右フックを連発‼️

当然、和氣選手は歴戦の強者。

連発してくる右フックはその後ほぼ捌かれ空振りを多発してしまいます。

しかも、その動きが速い‼️

そして、間に打ち込んで来るショートのコンビネーションがガードの上からでも的確です。

もちろん、その中の数発はヒットしてきます。

そうなるとインターバルでのこちらの指示は
『練習してきた右アッパーを打とう。それから次の展開だ‼️』
となり…

それでも最初の印象を捨てきれない選手としては無意識に右フックを乱発してしまう悪循環😖

そして、たまに水谷が良いラウンドを作るもラスト30秒でギアをあげた和氣選手にポイントを持っていかれるという展開で体力を奪われます。

こういうゲームコントロールも本当に上手い‼️

しかし、ようやく落ち着いて来た6R目位から右アッパーが見られるようになり、顔や胸辺りにヒットして、和氣選手の動きを止める場面も見られましたが、如何せんここから追い詰める体力が残っていない…

それでも『まだまだ何とか‼️』と気持ちで頑張った水谷でしたが、もう身体に力が入りません😢

7R目にガード一辺倒になってしまった所でレフェリーストップ。

7RTKO負けとなってしまいました。


やはり、強豪はこちらのやりたい事をやらせてくれないてますね、はい。


昨日は完全に相手が一枚上でした。


しかし、何をやっても全く届かないという感じでもありませんでした。

相手のキャリアを感じた一戦となってしまい、KG大和ジム的にも2日連続KO負けとなり、なかなかの厳しい結果となってしまいました😢😢😢

しかし、水谷直人&川村栞汰を含めウチのジムではこの様な事は今までもたくさんありました。


KG大和ジムにエリートは居ません。


会長である俺も含めて『俺達は雑草や石ころ』だと常に選手に言っています。

しかし、雑草魂を持って負けに負けずにいつか大輪の花を咲かせる‼️

そして石ころだって磨きに磨けばピカピカに光る‼️


それを成し遂げる為には、ひたすら練習あるのみ👊👊👊

エリートの二倍練習して二倍考える。

日本・WBOアジアの二冠王者である阿部麗也ですら悩みに悩んだ時期があると思います。


ここからが雑草のしぶとい所です。

見ていて下さい。

きっと二人共により強くなって帰ってきてくれる事でしょう👍


そして、KG大和ジムもここから捲土重来‼️

やってやります。


以上。
試合は二連敗でしたが、二人共に気持ちに全くのブレはありません‼️

でしたm(_ _)m


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