こんにちは!
商学部4回生、漕手の西村望(のぞみ)です✨

10ヶ月ぶりにブログの出番が回ってきました‼️




今回は思い出話をしたいと思います。
完全に自己満足ですが、少しでも暇つぶしになれば嬉しいです☺️





中学時代は陸上部で長距離種目に取り組んでいましたが、清風高校に入学してボート競技と出会い、競技を始めました。
始めたばかりの1年間は成長を大きく感じることができ、本当に楽しく、あの頃が一番ボートが好きだったと思います🥺



大学入部当初から「全日本級の大会で入賞すること」を目標に掲げていましたが、2年生のときに惨敗が続き、心からボートが嫌になりました🥲



3年生になり、自分を力を試す最後のチャンスだと思い、「シングルスカル」に挑戦しました。



この年はシーズンを通して、ほぼずっとシングルに取り組みました。
関学ボート部には技術的なアドバイスをくれる人がいなかったため、高校時代の先輩に動画を送り、指導してもらう日々でした。

またインカレ前の8月は、平日の練習はインターンに行くため、早朝に練習し、土日は借艇の関係で浜寺で1人練習していました。
こんな感じで部員と会うことがほぼなく、「孤独」でした。

ただ、雨宮主将など数人は支えてくれていました。





そんな環境でも着実に成長し、6月の全日本選手権予選で20秒差で敗れた相手に対し、インカレのB決勝では4秒差をつけて勝利💫

また、エルゴ2000mttでは3ヶ月で10秒タイムを更新し、体重別IDTで91%に到達しました✨
(体重別IDTとは、その体重でどれだけ世界と戦えるかを示す指標であり、純粋な身体能力を測る基準でもあります。エルゴは体重が重いほど有利になり、タイムも良くなりやすい傾向があります。しかし、実際の乗艇では体重が増えるほど艇にかかる水の抵抗も大きくなり、スピードが伸びにくくなるため、単純に体重があれば良いというわけではありません。)





そして
全日本選手権や関西選手権では、「スタート先行逃げ切り」を自分のスタイルとして確立していきました。




そして2024年9月、入部当初から目標としていた全日本級での入賞、関学ボート部男子として創部初のインカレ入賞を果たすことができました⭐︎




シングルスカルには45大学が出場する混戦でした。予選は2着、敗者復活戦は1着と順調でしたが、準々決勝でラスト20mで差され2着となり、スタイルを見失い、メンタルブレイク。

準決勝でも立て直せず大敗しました。

それでもB決勝では自分のスタイルを貫き、なんとか8位入賞を果たしました。



※メンタルブレイクの様子(準々決勝)





解説者の方が私の「スタート先行逃げ切り」のスタイルを覚えてくださっていて、それが「関西学院」のスタイルとして認識されていました。
全国の舞台では、ほぼ無名だった大学がプレースタイルを認識されるまでになったんですかね。




正直、このインカレでやり切った感もあったし、1年の頃から目標としていたところまで到達できました。
仲良かった先輩達が1人もいなくなるタイミングでそのまま一緒に引退しようと考えていました😔



そんな中、1週間後には国体が控えており、インカレからそのまま遠征が続くことに。。。

舵手付きフォアのメンバーにはNTT東日本所属の日本代表選手や、インカレ優勝、準優勝している高校の先輩たちがいて、経験・技術・体力すべてにおいて自分がかなり劣っていました。
しかもスカルしか練習していなかったため、1週間でスイープに慣れ挑むという非常にハードな状況でした😱



それでも、その1週間は学びの連続で、ボートがめちゃくちゃ楽しく感じました。

ボートはじめたての頃を思い出しました。




国体はストロークとして出場。
予選では、インカレ2位の北海道大学に12秒差をつけて勝利。

タイムは「3分01秒12」で全体1位。

国体のレベルの高さを実感するとともに、自分がこの舞台に立っていることが信じられない気持ちでした。




準決勝では東京選抜(明治安田・戸田中央総合病院)に1秒差で敗れ、順位決定戦では愛知選抜(トヨタ紡織・NTT東)に0.6秒差で敗れて6位入賞。
あと1週間スイープの練習ができていたら…と、大きな「悔い」が残りました。



※国民スポーツ大会表彰式




インカレ、国体と20日間に及んだ遠征は幕を閉じ、現実に戻ってきました。

誰かに文句を言いたいわけじゃないです。
ただギャップが大きすぎて、休部を決意しました。




加古川レガッタで自分達が勧誘した後輩とエイトで有終の美を飾って終えようと思いました。
練習ではかなり好感触で優勝しか見えてませんでした。

ですが川の増水でレースが流れ、代わりにエルゴ大会となりました。
結果3位と優勝には及びませんでしたが、5人が自己ベストを更新するなどよく頑張ってくれました。



※加古川レガッタ表彰式後




そこから数ヶ月後、東レ所属の選手がふるさと選手として大阪選抜に復帰可能になり、今年度の大阪選抜には3人の実業団選手が参加することに。

残る1人には「大学生で一番強いやつ」が選ばれるとの話が出ました。
多くの関係者から背中を押していただき、国体メンバーを目指して再び競技へ復帰することを決意しました。




スイープの技術向上のため、公立大学の練習に1ヶ月間参加し、体力を戻しながらエイトやフォアで多くの学びを得ることができました。
本当に感謝しかありません。


そして3月にようやく関学に合流。




こうして、10ヶ月が終わりました。
今シーズンは「国体優勝」を目標に掲げ、やり抜こうと思います。



次は西日本選手権と朝日レガッタ。


西日本選手権では畠山コーチとペアで出場予定で、出場チームの75%が社会人、さらにインカレ2位のペアも出場するなど、全日本級のレースとなりそうです。
ちなみにそのインカレ2位のペアには、高校時代のライバルがいます。
ちなみに負けたことはないので大学での初対決も勝ってやろうと思います🔥




朝日レガッタは昨年と同様にシングルスカルで出場予定です。
練習では、昨年よりも速くなっているため、昨年の「3位」を超えて「優勝」を目指します。



ここまで読んでいただき、ありがとうございました。



次回は、おそらくラストブログになるかと思います。