3回生漕手の谷澤壮太です。最近、本格的に夏が来たのを実感しています。


 3回生の春学期は今まで以上に時間が経つのを早く感じました。新人勧誘などの行事も今年で3回目となり、ボート部において「初めて」のことを経験する機会がほとんどなくなってきました。試合の積み込みや積み下ろしも最初はどういう流れでやっているのか全く分かりませんでしたが、先輩に指示されなくても動けるようになりました。これから2ヶ月もしないうちに自分達の代になります。そうなったとき、分からないことがあっては恥ずかしい思いをすることになるので、先輩がいる内に分からないことは聞いておこうと思います。

 話は変わって、私が次に出場するのはオックスフォード盾レガッタです。同期と2回生と4回生の先輩がいる学年混合エイトで、今年入ってくれた新人も3人乗っています。オッ盾は今年から学生だけの試合となり、頑張りによっては入賞も狙える試合ということで、今年の夏はいつにも増して暑いですが頑張りたいなと思っています。

 夏のエイトと聞いて思い出すのは、一回生のときの京都レガッタに向けたエイトです。このときの私は、ボートがしんどくてしんどくて堪りませんでした。先輩方が熱心に教えてくださるのですが、それを意識すればするほど動きがぎこちなくなり、更に指摘される始末で、ボートに乗るのが嫌でした。でも、試合が終わってみると結果は2位で1位は逃しましたが、頑張って良かったなと思うことができました。当時、先輩に色々指摘されたり厳しく言われるのが嫌で、何で初心者の自分にここまで多くのことを求めてくるんだろうと思っていました。でも、上回生になってみて分かったのは先輩方は僕らに勝つ経験をさせたかったんだなということです。勝ってほしい、勝たせてあげたいからこそ、口調が強くなっていたのかなと今は思うことができます。次に臨む試合は頑張りによっては入賞も狙えるということで、新人に勝つ経験をしてもらうためにも、多くのことを求めてしまうかもしれません。でも、自分のようにボートが嫌になってしまっては勿体無いと思います。だから新人達には口調は優しく、でも声の覇気で「やる気」を感じて貰えるような教え方をしていきたいと思います。(自分の漕ぎの改善もしっかり行います💦)


拙い文章でしたが、ご精読ありがとうございました。