【極東インドの中でも最北東 アルナチャール・プラデーシュ州内のジロ村でアパタニ族に会ってきた】
「いまいちお前が何やっててどこにいるのかわからないからちゃんと更新しなさい」と友達に怒られたので、生存確認も含めて8月初旬に行った『アルナチャール・プラデーシュ州のジロ村に住んでるアパタニ族』のお話を。
西はブータン、南はバングラディシュ、東はミャンマー、北はチベットに囲まれた極東インド。
地図で見るとほんとにここインドかい!って言いたくなります。
有名なのだとダージリンやアッサムなどの紅茶園ですが、今回はその極東インドの中でも最北東のアルナチャール・プラデーシュ州へ行きました。
旅人はおろか、観光客でさえなかなか行かないアルナチャール・プラデーシュ州。
コルカタのインド人に「このあとはアルナチャール行くんだ」って言っても「は?なんで行くの?」って言われる始末。
実はネットの情報もかなり古く、行き方や現地情報を得るどころか、州内の地図を得るのも困難。
ジロ村の位置もわかりませんでした。
国境も様々接してるので、厳戒態勢が敷かれているという噂もコルカタで耳にしました。
さらには「特別入域許可証が必要」とか「夫婦、もしくは4人以上のグループでないと入れない」とか、めんどくさいことこの上なさそうな情報ばかりがネットでささやかれている始末。
そりゃ観光できんわなー。
そんなめんどくさそうなところに、スーパーめんどくさがりの僕が行こうと思ったただ一つの理由は、アルナチャール・プラデーシュ州内のジロ村というところに住んでいるアパタニ族に会いたい、ただそれだけ。
そしてこの方が、アパタニ族の女性です。

アパタニ族のことを知ったのは、たまたまネットで「インド 観光」で調べたら極東インドの欄内にあったから見てみただけ。
でも見ただけで「こりゃ行かなけりゃ!」ってなった。
そのネット上の情報では、
アパタニ族はその昔、その村の女性が美しいがゆえに隣村から攻められ被害をこうむっていたので、女性の鼻にプラグをさし、青い刺青を入れて、あえて醜くみせていたそうだ。
さらには、村の政をシャーマンがアニミズムにおいて扱っているとの話。
しかし、その習慣は近代化が進むにつれて徐々に必要なくなり、現在では年を召した女性しかノーズプラグをつけていないという。
シャーマンに関しても、アニミズムで政を行っているという情報だけはネットにあるが、どこでいつどのように誰がシャーマニズムを扱っているのかは明確ではなかった。
つまりだよ、今いかないと、あと10,20年したら見えなくなってしまう世界があるわけだ。
それに謎のシャーマン。シャーマンキングかよ、おい。
さらには旅人や観光客が行かない場所で、情報もない。
そりゃー、行くしかないでしょ。
ってことで行ってきたので、今回はその様子をレポートします。
ってことで、まず僕はコルカタからスタート。
列車に乗って、まずはダージリンの少し南のニュージャルパイグリへ。
スリーパー(寝台)のクラスだったので、とても楽でした。
22時ごろ発。翌朝9時ごろ着。
450Rsでした。
ニュージャルパイグリにも宿はありますが、一泊400Rsからとそんなに安くないのに、Wi-fiがないところがほとんどです。
中には宿のワイファイ飛んでるのに「これはスタッフ用で、ゲストには使わせていないんだ」と堂々とした態度で当たり前のように言い放ってくる宿もあるので、イライラしないように注意です。
さて、ニュージャルパイグリからダージリンに行くにはそこからジープに乗って4時間ぐらいですが、満員にならないと出発しないので下手すると2時間ぐらい待ちます。
待たないでいければ200Rsですが、満員にならないまま出発するとなるとあいた座席分の料金も払わないといけないので、ぼくが行った時は300Rsでした。
ダージリンは雲の上の町で、おいしい紅茶やご飯がたくさんある素敵な町です。

ハッピーバレーという紅茶園では茶摘みの様子や摘まれた葉っぱのその後が工場で見られるので、立ち寄った際はぜひ。
夜明けのダージリンは、タイガーヒルという絶景スポットからでなくても十分きれいです。
※写真はダージリン駅から撮りました

ただし、ドミのある宿がなく、基本シングルルームからなので、単身旅行者には優しくないところが難点です。
だいたい一泊400Rsから。
さて、ダージリンから今度はアッサムに向かうので、ジープでシリグリという町へ。
シリグリはダージリンとニュージャルパイグリの間にあるので、直接アルナチャール・プラデーシュやアッサムに行きたい人はダージリンを経由する必要はありません。
ダージリンからシリグリまでのジープ代は200Rsで3hです。
シリグリは特に見るとこないので、すぐにアッサム州の州都、グワハティにいきました。
道沿いにバス屋さんがたくさんあるので、夜行バスを当日予約して向かいます。
シリグリ以降では、たいがいバス屋の前でジープにピックアップしてもらって、バスの前までつれてってもらうスタイルです。
600Rsで、16時発、4時着でした。
グワハティはダージリンと雰囲気がぜんぜん違って、人も町も汚い感じです。
コルカタのほうがマシだなー、と自分では思ってしまったほど。
しかし、レストランで頼むタリーが基本的に無限おかわり可能なので、食いしん坊の人には助かるシステムです。
ただし、宿はなかなか見つかりません。
いや、あるんですけど、あんまり外国人を泊めてくれる感じではないんです。
高いホテルとかはあいてると自慢げに話してくるんですが、
安宿とかは無視してきたり、話しかけても速攻で部屋はないとか言われたり、部屋あるのに「パスポート見せて。父親の名前ないね。だめ。」とか訳のわからんこと言って泊めてくれなかったりとむかつくことばっかでした。
十件ぐらい回ってようやく見つけたのが、このSandarban Guest Houseでした。

ここは一泊550Rsでシングルルームにシャワーとトイレつき。
ほかの高い宿は一泊1000Rs以上するので、これでもかなり安いほうです。
一番の売りは屋上に洗濯干せるスペースがあることと、ネット環境が割と早いこと。
それとスタッフもやさしいのでぜひここを利用してほしいです。
ただし、外国人客がここにしか来れないこともあってか、まんぱんになることもあるので、運を信じるしかないです。
アッサムといえばアッサムティーのイメージですが、アッサムティーはレストランに行ってもおいてないことが多く、街でもこんな感じで量り売りしてるだけのところがほとんどです。

飲みたかったのに残念でした。
グワハティから問題のアルナチャール・プラデーシュへ行くのには夜行バスで行きます。
大きなファッションモールがある敷地内に、ロイヤルというバス会社があって、そこは即日バス予約できます。
他のバス会社(たとえばグワハティトレインステーションの方)とかでは、即日予約することができない場合があるので、注意です。
19時発、5時着で450Rsでした。
アルナチャール・プラデーシュのバス集積所はナハラガンというところですが、バス会社ではイタナガルと表記されており、チケットもそれで予約します。
でも実際にはイタナガル行きのバスでナハラガンに行けるので問題ありません。
ちなみに問題だった「特別入域許可証」とやらは、まったく必要なく入れました。
確認もなにもなく、気づいたら道が段々田舎っぽくなってきて、ナハラガンに到着です。

ナハラガンはイタナガルの少し奥にあります。
ジロ村は、ここから北東にさらに進んだところにあるのですが、道がまったく整備されていないので、バスでなくジープで行くことになります。
ジロという地名で話せば通じますが、恐らくチケットにはハポリと記入されるはずです。
ハポリとはジロ村の中心地の名前なので、そのように明記されるようです。
10:30発で、14時着でしたが、本当にこの旅最大の悪路でした。
まったく眠れず、狭いジープにぎゅうぎゅうなので、体はかなりきついです。
350Rsで乗れます。
さて、そんなこんなでようやくジロ村(ハポリ)に到着。
ハポリのホテルは地域内に2つしかないのですが、1つはシングルルームが3つしかなく、それも全部埋まっているとのこと。
他に観光客はいないのでそんなことはないはずだ、と言っても取り扱ってもらえません。
どうやらアッサムと同じで外国人客をあまり泊めたがらない風習のようです。
望みをかけてもう一方のほうに行ってみると、部屋はある、と。
しかし、部屋を見てもいいか?と聞いても、だめだ、と。
なぜだめか聞いても答えないで無視してくるので、ここしか泊まるところはないんだ!と強めに言ったら、やっと部屋を見せてくれました。
部屋を見ている間も、この部屋は虫がよくでる、シャワーはない、トイレも汚いし、ワイファイもない。ずっと誰も使ってなくて部屋も汚いから泊まるようなもんじゃないぞ、とか言ってきます。
宿のスタッフとしては意味のわからない発言ですが、あまり悪くない部屋だったし、料金を聞いたら400Rsだということなので、泊まると伝えると、3回ぐらいレアリー?って聞かれたあとに、ようやくしぶしぶ了承してくれました。
ハポリは若者がバイクで滑走するので砂ぼこりがすごく、宿も2つしかなくて、国境付近だから兵隊さんが闊歩してて、英語はなせる人なんかほとんどいなくて、外国人は全くいないところです。
でも、たまにいる英語を話せるインド人はすげーニコニコしながら寄ってきて話しかけてくるし(外国人が珍しいらしい)、話せない地域住民も2度見3度見してくるし、みんなシャイで物静かでいい人たちばっかでした。
街の様子も歩くのには悪くはないです。

さて、そのハポリから郊外の村のほうに歩いていってみると、10分歩くごとに街がどんどん村に変わっていきます。
そして30分ぐらい歩いたところで、ぼくはアパタニ族のノーズプラグをつけたおばあちゃんを見つけました。

まったく英語が話せないのはもちろんでしたが、すごく愛想のよい方で助かりました。
他にも歩いているときに2人見つけましたが、その2人は村からハポリに野菜を運んでいる最中だったので、お邪魔するのも悪いと思い、写真は遠慮しました。
ハポリからしばらく歩かないとノーズプラグに会えないのか?
いえ、そんなことはありません。
実は、ハポリには野菜や果物を売っているマーケットがあります。

ハポリのほぼ中心に位置しているので、どこからでも見つけられると思います。
というか、ここの他にはあまり食材を売っているところがないので、自然と人だかりができているからすぐわかります。
そして、このマーケットの中に、ノーズプラグをつけた女性が何人かいます。
冒頭の大きなノーズプラグをつけた女性も、このマーケットで見つけた人です。
ぼくは彼女のほかにもう一人、プラグをつけた人を見つけることができました。
なので、あまり歩きたくないけどノーズプラグを発見したい方はまずマーケットに行ってみるといいかもしれません。
また、ここには、この地域では高級食材として扱われている生きた芋虫が売られています。
けっこうショッキングな絵ですが、さも当然に売っているアパタニ族のおばちゃんを見ると、これもありなのかな、と妙に納得させられることでしょう。
ジロ村やハポリのマーケットにいる、ノーズプラグつけたおばあちゃんたちも、みんな少し恥ずかしがりながら写真撮らせてくれたし、撮った写真みせたら笑顔になってくれました。
今しか会えないあの笑顔に会えて、本当によかったと思います。
しかし唯一心残りがあるとすれば、2日間探し回ったのに、残念ながらシャーマンは見つからなかったことです。
村の人にネット上で掲載されていたシャーマンの写真をみせてどこにいるか聞いても、年寄りはうなずくだけ、大人や若者は知らなそうでした。
シャーマニズムっぽいことをやれそうな場所も見当たりませんでした。
今はいるのかいないのか、結局わかりませんでした。
ヒンディー語が話せるようになりたいと、あの時ほど思ったことはありませんでした。
以上が、ジロ村への行き方です。
帰りはハポリ→ナハラガン→グワハティ→ニュージャルパイグリというルートで同じようにして帰りました。
いかがだったでしょうか。
観光地化していないぶん、いろいろ足りないと感じることもありましたが、だからこその見どころや楽しみかたもあったと思っています。
他の観光客がいないから少し寂しさもありますが、それが逆に変な気遣いしなくてすむから楽であり、改めて一人旅の良さを痛感したりしました。
個人的には、行ってみてすごくよかったと思います。
極東インドには他にもたくさんの民族が住んでいるので、ネットで調べて、ぜひ自分のお気に入りの民族がいたら会いに行ってみてほしいです。
次も何か、今しかできないこと、あまり人がやらないことに向かっていきたいと思います。
観光地化された有名どころも見たいけど、まだまだこれからのところも見たい。
その土地土地でどっちを選択するかは、そのときの自分のフィーリングに任せます。
それでは、またなにかで。
「いまいちお前が何やっててどこにいるのかわからないからちゃんと更新しなさい」と友達に怒られたので、生存確認も含めて8月初旬に行った『アルナチャール・プラデーシュ州のジロ村に住んでるアパタニ族』のお話を。
西はブータン、南はバングラディシュ、東はミャンマー、北はチベットに囲まれた極東インド。
地図で見るとほんとにここインドかい!って言いたくなります。
有名なのだとダージリンやアッサムなどの紅茶園ですが、今回はその極東インドの中でも最北東のアルナチャール・プラデーシュ州へ行きました。
旅人はおろか、観光客でさえなかなか行かないアルナチャール・プラデーシュ州。
コルカタのインド人に「このあとはアルナチャール行くんだ」って言っても「は?なんで行くの?」って言われる始末。
実はネットの情報もかなり古く、行き方や現地情報を得るどころか、州内の地図を得るのも困難。
ジロ村の位置もわかりませんでした。
国境も様々接してるので、厳戒態勢が敷かれているという噂もコルカタで耳にしました。
さらには「特別入域許可証が必要」とか「夫婦、もしくは4人以上のグループでないと入れない」とか、めんどくさいことこの上なさそうな情報ばかりがネットでささやかれている始末。
そりゃ観光できんわなー。
そんなめんどくさそうなところに、スーパーめんどくさがりの僕が行こうと思ったただ一つの理由は、アルナチャール・プラデーシュ州内のジロ村というところに住んでいるアパタニ族に会いたい、ただそれだけ。
そしてこの方が、アパタニ族の女性です。

アパタニ族のことを知ったのは、たまたまネットで「インド 観光」で調べたら極東インドの欄内にあったから見てみただけ。
でも見ただけで「こりゃ行かなけりゃ!」ってなった。
そのネット上の情報では、
アパタニ族はその昔、その村の女性が美しいがゆえに隣村から攻められ被害をこうむっていたので、女性の鼻にプラグをさし、青い刺青を入れて、あえて醜くみせていたそうだ。
さらには、村の政をシャーマンがアニミズムにおいて扱っているとの話。
しかし、その習慣は近代化が進むにつれて徐々に必要なくなり、現在では年を召した女性しかノーズプラグをつけていないという。
シャーマンに関しても、アニミズムで政を行っているという情報だけはネットにあるが、どこでいつどのように誰がシャーマニズムを扱っているのかは明確ではなかった。
つまりだよ、今いかないと、あと10,20年したら見えなくなってしまう世界があるわけだ。
それに謎のシャーマン。シャーマンキングかよ、おい。
さらには旅人や観光客が行かない場所で、情報もない。
そりゃー、行くしかないでしょ。
ってことで行ってきたので、今回はその様子をレポートします。
ってことで、まず僕はコルカタからスタート。
列車に乗って、まずはダージリンの少し南のニュージャルパイグリへ。
スリーパー(寝台)のクラスだったので、とても楽でした。
22時ごろ発。翌朝9時ごろ着。
450Rsでした。
ニュージャルパイグリにも宿はありますが、一泊400Rsからとそんなに安くないのに、Wi-fiがないところがほとんどです。
中には宿のワイファイ飛んでるのに「これはスタッフ用で、ゲストには使わせていないんだ」と堂々とした態度で当たり前のように言い放ってくる宿もあるので、イライラしないように注意です。
さて、ニュージャルパイグリからダージリンに行くにはそこからジープに乗って4時間ぐらいですが、満員にならないと出発しないので下手すると2時間ぐらい待ちます。
待たないでいければ200Rsですが、満員にならないまま出発するとなるとあいた座席分の料金も払わないといけないので、ぼくが行った時は300Rsでした。
ダージリンは雲の上の町で、おいしい紅茶やご飯がたくさんある素敵な町です。

ハッピーバレーという紅茶園では茶摘みの様子や摘まれた葉っぱのその後が工場で見られるので、立ち寄った際はぜひ。
夜明けのダージリンは、タイガーヒルという絶景スポットからでなくても十分きれいです。
※写真はダージリン駅から撮りました

ただし、ドミのある宿がなく、基本シングルルームからなので、単身旅行者には優しくないところが難点です。
だいたい一泊400Rsから。
さて、ダージリンから今度はアッサムに向かうので、ジープでシリグリという町へ。
シリグリはダージリンとニュージャルパイグリの間にあるので、直接アルナチャール・プラデーシュやアッサムに行きたい人はダージリンを経由する必要はありません。
ダージリンからシリグリまでのジープ代は200Rsで3hです。
シリグリは特に見るとこないので、すぐにアッサム州の州都、グワハティにいきました。
道沿いにバス屋さんがたくさんあるので、夜行バスを当日予約して向かいます。
シリグリ以降では、たいがいバス屋の前でジープにピックアップしてもらって、バスの前までつれてってもらうスタイルです。
600Rsで、16時発、4時着でした。
グワハティはダージリンと雰囲気がぜんぜん違って、人も町も汚い感じです。
コルカタのほうがマシだなー、と自分では思ってしまったほど。
しかし、レストランで頼むタリーが基本的に無限おかわり可能なので、食いしん坊の人には助かるシステムです。
ただし、宿はなかなか見つかりません。
いや、あるんですけど、あんまり外国人を泊めてくれる感じではないんです。
高いホテルとかはあいてると自慢げに話してくるんですが、
安宿とかは無視してきたり、話しかけても速攻で部屋はないとか言われたり、部屋あるのに「パスポート見せて。父親の名前ないね。だめ。」とか訳のわからんこと言って泊めてくれなかったりとむかつくことばっかでした。
十件ぐらい回ってようやく見つけたのが、このSandarban Guest Houseでした。

ここは一泊550Rsでシングルルームにシャワーとトイレつき。
ほかの高い宿は一泊1000Rs以上するので、これでもかなり安いほうです。
一番の売りは屋上に洗濯干せるスペースがあることと、ネット環境が割と早いこと。
それとスタッフもやさしいのでぜひここを利用してほしいです。
ただし、外国人客がここにしか来れないこともあってか、まんぱんになることもあるので、運を信じるしかないです。
アッサムといえばアッサムティーのイメージですが、アッサムティーはレストランに行ってもおいてないことが多く、街でもこんな感じで量り売りしてるだけのところがほとんどです。

飲みたかったのに残念でした。
グワハティから問題のアルナチャール・プラデーシュへ行くのには夜行バスで行きます。
大きなファッションモールがある敷地内に、ロイヤルというバス会社があって、そこは即日バス予約できます。
他のバス会社(たとえばグワハティトレインステーションの方)とかでは、即日予約することができない場合があるので、注意です。
19時発、5時着で450Rsでした。
アルナチャール・プラデーシュのバス集積所はナハラガンというところですが、バス会社ではイタナガルと表記されており、チケットもそれで予約します。
でも実際にはイタナガル行きのバスでナハラガンに行けるので問題ありません。
ちなみに問題だった「特別入域許可証」とやらは、まったく必要なく入れました。
確認もなにもなく、気づいたら道が段々田舎っぽくなってきて、ナハラガンに到着です。

ナハラガンはイタナガルの少し奥にあります。
ジロ村は、ここから北東にさらに進んだところにあるのですが、道がまったく整備されていないので、バスでなくジープで行くことになります。
ジロという地名で話せば通じますが、恐らくチケットにはハポリと記入されるはずです。
ハポリとはジロ村の中心地の名前なので、そのように明記されるようです。
10:30発で、14時着でしたが、本当にこの旅最大の悪路でした。
まったく眠れず、狭いジープにぎゅうぎゅうなので、体はかなりきついです。
350Rsで乗れます。
さて、そんなこんなでようやくジロ村(ハポリ)に到着。
ハポリのホテルは地域内に2つしかないのですが、1つはシングルルームが3つしかなく、それも全部埋まっているとのこと。
他に観光客はいないのでそんなことはないはずだ、と言っても取り扱ってもらえません。
どうやらアッサムと同じで外国人客をあまり泊めたがらない風習のようです。
望みをかけてもう一方のほうに行ってみると、部屋はある、と。
しかし、部屋を見てもいいか?と聞いても、だめだ、と。
なぜだめか聞いても答えないで無視してくるので、ここしか泊まるところはないんだ!と強めに言ったら、やっと部屋を見せてくれました。
部屋を見ている間も、この部屋は虫がよくでる、シャワーはない、トイレも汚いし、ワイファイもない。ずっと誰も使ってなくて部屋も汚いから泊まるようなもんじゃないぞ、とか言ってきます。
宿のスタッフとしては意味のわからない発言ですが、あまり悪くない部屋だったし、料金を聞いたら400Rsだということなので、泊まると伝えると、3回ぐらいレアリー?って聞かれたあとに、ようやくしぶしぶ了承してくれました。
ハポリは若者がバイクで滑走するので砂ぼこりがすごく、宿も2つしかなくて、国境付近だから兵隊さんが闊歩してて、英語はなせる人なんかほとんどいなくて、外国人は全くいないところです。
でも、たまにいる英語を話せるインド人はすげーニコニコしながら寄ってきて話しかけてくるし(外国人が珍しいらしい)、話せない地域住民も2度見3度見してくるし、みんなシャイで物静かでいい人たちばっかでした。
街の様子も歩くのには悪くはないです。

さて、そのハポリから郊外の村のほうに歩いていってみると、10分歩くごとに街がどんどん村に変わっていきます。
そして30分ぐらい歩いたところで、ぼくはアパタニ族のノーズプラグをつけたおばあちゃんを見つけました。

まったく英語が話せないのはもちろんでしたが、すごく愛想のよい方で助かりました。
他にも歩いているときに2人見つけましたが、その2人は村からハポリに野菜を運んでいる最中だったので、お邪魔するのも悪いと思い、写真は遠慮しました。
ハポリからしばらく歩かないとノーズプラグに会えないのか?
いえ、そんなことはありません。
実は、ハポリには野菜や果物を売っているマーケットがあります。

ハポリのほぼ中心に位置しているので、どこからでも見つけられると思います。
というか、ここの他にはあまり食材を売っているところがないので、自然と人だかりができているからすぐわかります。
そして、このマーケットの中に、ノーズプラグをつけた女性が何人かいます。
冒頭の大きなノーズプラグをつけた女性も、このマーケットで見つけた人です。
ぼくは彼女のほかにもう一人、プラグをつけた人を見つけることができました。
なので、あまり歩きたくないけどノーズプラグを発見したい方はまずマーケットに行ってみるといいかもしれません。
また、ここには、この地域では高級食材として扱われている生きた芋虫が売られています。
けっこうショッキングな絵ですが、さも当然に売っているアパタニ族のおばちゃんを見ると、これもありなのかな、と妙に納得させられることでしょう。
ジロ村やハポリのマーケットにいる、ノーズプラグつけたおばあちゃんたちも、みんな少し恥ずかしがりながら写真撮らせてくれたし、撮った写真みせたら笑顔になってくれました。
今しか会えないあの笑顔に会えて、本当によかったと思います。
しかし唯一心残りがあるとすれば、2日間探し回ったのに、残念ながらシャーマンは見つからなかったことです。
村の人にネット上で掲載されていたシャーマンの写真をみせてどこにいるか聞いても、年寄りはうなずくだけ、大人や若者は知らなそうでした。
シャーマニズムっぽいことをやれそうな場所も見当たりませんでした。
今はいるのかいないのか、結局わかりませんでした。
ヒンディー語が話せるようになりたいと、あの時ほど思ったことはありませんでした。
以上が、ジロ村への行き方です。
帰りはハポリ→ナハラガン→グワハティ→ニュージャルパイグリというルートで同じようにして帰りました。
いかがだったでしょうか。
観光地化していないぶん、いろいろ足りないと感じることもありましたが、だからこその見どころや楽しみかたもあったと思っています。
他の観光客がいないから少し寂しさもありますが、それが逆に変な気遣いしなくてすむから楽であり、改めて一人旅の良さを痛感したりしました。
個人的には、行ってみてすごくよかったと思います。
極東インドには他にもたくさんの民族が住んでいるので、ネットで調べて、ぜひ自分のお気に入りの民族がいたら会いに行ってみてほしいです。
次も何か、今しかできないこと、あまり人がやらないことに向かっていきたいと思います。
観光地化された有名どころも見たいけど、まだまだこれからのところも見たい。
その土地土地でどっちを選択するかは、そのときの自分のフィーリングに任せます。
それでは、またなにかで。