逆廻り28日目 2024年4月5日
36.4km 8h 55m

8:05 丸浅旅館
8:10 3番粉河寺 0.3k
9:08 長田観音 3.2k
10:30 竹房橋 7.8k
11:27 高嶋橋 11.9k
13:01 貴志川線西山口駅 18.2k
13:33 大谷峠 20.5k
14:48 貴志川線岡崎前駅 26.5k
15:55 2番紀三井寺 32.7k
17:00 黒江駅 36.4k

粉河寺山門の真ん前にある丸浅旅館では、女将からいろいろ粉河寺のことを聞けた。国宝の粉河寺絵巻は、今の3代前ぐらいの住職が、昭和の戦後すぐぐらいに借金のカタに譲ったいう。今は国宝になって京都国立博物館にあって、返して貰えないという。もし、粉河寺にあったままだったどうしただろう?宝物館でも建てて展示しただろうか?管理も保管も相当経費がかかりそう。

粉河寺絵巻は、素晴らしい。平安時代に庶民の観音信仰がよく描かれていて、現在の素人にも非常よく理解できる。中世の資料でこれほど記憶に残る資料は、私は知らない。

境内はサクラが満開、朝も早いせいか人も少なくて落ち着ける。









紀三井寺へ向かうルートは通常は紀ノ川沿いを大和街道を行くが、前回、交通量の多いR24号を歩いて、いい印象がなかった。
アリの会発行の巡礼路図を見ると、貴志川町を通って行くルートが載っていたので、それを行くことにした。





モモの樹が多く花が咲きほこっている。この辺りは桃山町というらしい。町名が先か産地が先か。。










紀三井寺は人がいっぱい。外国人が半分ぐらいか。菅笠で白衣姿のせいか、インド系の女の子からジッと見つめられた。

紀三井寺を詣って、今日の宿を確認すると500m戻ることがわかった。まだ16時、戻るのは抵抗があるので、先に進むことにした。ここからは紀勢線沿いなので、一駅だけ歩いて、黒江駅で本日終了。
今晩の宿はビジネスホテルだが、3500円。少し古いが今どきのゲストハウスより安かった。その分、夕食を豪華にさせてもらった。


さて、いよいよ熊野古道、青岸渡寺へ。まだまだ長いけど、、。