おいしさにやみつきになる脳のメカニズム
楽しかったGWも終わり、また忙しい毎日が戻ってきました。新生活や新年度が始まり、新しい環境になって、無意識でも今まで以上にストレスを受けて心身ともに疲れを感じている時期ではないでしょうか。
そんな時には、油っぽいものや甘いものを食べると、とてもハッピーになれるので、ついついこってりラーメンとか、あるいはスイーツを食べる習慣がついたりするものです。
人間が生きる上でエネルギーや体をつくるために必要な栄養素が、糖質・脂質・タンパク質(アミノ酸)で、甘味や油脂や旨味を構成する物質です。生きるために必要な栄養素を「おいしい」と感じ、本能的に食べるように促すのです。
おいしいものを食べると、脳からβ-エンドルフィンなどの物質が出て、快感を得ます。さらにドーパミンが出ると、「もっと食べたい」という欲求が出て、やみつきになってしまうように作用するのではないかと考えられています。
生活習慣病等が問題となっている今、ストレス解消においしいものを食べて発散することは、肥満にもつながるため、控えめにしなければと注意を受けている人も多いことでしょう。
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ガイド 南 恵子