昨日は勉強会に参加してきました

昨日は千樹会という勉強会でした。
この勉強会は共通の目標、目的を持つ
全国の個人塾の塾長が集まり、
切磋琢磨する会で、24年の歴史があります。
春、夏、冬の年に３回行われます。

私は参加してから20年目になりますが、
この20年の間に、生徒数を激増させ、
学研グループにバイアウトした塾長さんや、
とある科目の指導を磨き上げ、
本を出版したり、テレビで取り上げられたりする
塾長がいたり、卓越した英語指導と
経営センスで、海外大学と塾が包括協定を
結ぶなど様々なやり手の塾長さんとの交流で
私も大いに刺激をいただいています。

勉強会の会場は毎回異なります。
前々回は東京の「すごい塾」という
武田塾の創設メンバーの一人が始めた
個別指導塾と菅原進学塾という
江戸川区の塾を見学した後に
タワーホール舟堀で勉強会でした。

前回は大分県の「ライズ１」という塾で、
こちらの塾は私がこの勉強会に参加した時は
生徒数が200名ほどだったのですが、
今や1000人を超す急成長してる塾でした。

このように様々な地域で活躍されている塾の
実際の現場を見学してから勉強会をします。
昨日は午前中から13:00ごろまで
KGCを見学し、その後中百舌鳥の
産業振興センターで勉強会でした。

だいたいの勉強会は
13:00～20:00まで行われ、
そのあとホテルにチェックインしてから
夕食懇親会を行い、
２次会を経て、夜中にまたホテルの
とある部屋に集まり、朝方まで
情報交換や議論を交わし、
ヘトヘトの状態で、朝起きて
新幹線や飛行機で自分の塾へ戻っていきます。
次回の勉強会までに、また自塾を成長させ、
皆さんにその様子を見てもらい、
さらに自塾を良くさせようとします。
毎回参加する塾ほど、良く伸びていると
主宰の先生はおっしゃいます。
こんな勉強会が年に３回行われます。

20年間参加している中で、
残念ながら塾がなくなってしまったり、
現場から退かざるを得なくなった塾長さんがいたり、
いろいろありますが、変わらず参加するメンバーは
とても大切な戦友でもあり、
東日本大震災で被害を受けた塾を支援したり、
コロナ際にも助け合ったりなどしました。
私の場合は、弟や母が亡くなった際に
非常に力強い支援をいただいたりなど、
今の私には勉強の場以上に大切にしてる交流の場でもあります。

昨日の勉強会では題材の一部に、これからの特に
大学進学について、現在の早慶やMARCHを中心とした
わりとレベルの高い大学が、今後の学生募集において
どのように考えていて、どのように取り組んでいこうとしているのか？
それに合わせて(予備校ではなく)塾は生徒や保護者に何を伝えるのか？
という議論が行われました。

佐賀や福島、沖縄や愛媛の先生方と
私を含めた大阪、京都の先生の進学させたい
基準や大学レベルの認識の違いが大きく異なっていることや、
実際にお子さんを東大、中央、法政、明治、早稲田、慶應等に
通わせている塾長さんが感じていること、
(中には保護者会の地区長をされている方も)
そして、大学法人と取引のある業者としての塾長さんの意見を
総合すると、受験をして大学合格してゴールというより、
社会に出るまでに何をどのように学び、どのような人になって
社会人として世の中で自立していくのか？
といことを真剣に考えるようになっているのだなぁと感じます。

もちろん、みなさんは合格させることのプロなので、
当たり前のことなのですが、それを塾として表現するために
どのような指導をするべきか？など
非常に学びの多い勉強会となりました。

ここで得た知識や情報はこれからもこちらのブログに
どんどん反映させたいと考えています。

また1週間が始まります。
しっかり生徒達を鍛えていきたいと思います。