本気で生徒を大学へ進学させようと働きかける学校　清明学院高等学校

清明学院はお勧めの高校のうちの１つです。
なぜお勧めできるかというと、
実際にKGCから進学した生徒が
「言ってよかった。」と言ったり、
KGCを卒業した生徒が大学へ進学した時に、
過去の実績から照らし合わせて
「だいたいこのレベルの大学に進学するな。」
と思ったところを超えた大学へ合格してくれたりするからです。

この学校が以前の住吉学園だったころから
どのように変わってどのように良くなったか？は
以下の過去記事でも書いているので、
そちらをご参照ください。

◆20年間で大きく成長した高校　清明学院高等学校
https://ameblo.jp/kgcblog/entry-12767893044.html

◆見取り図の盛山が卒業した清明学院
https://g-circle.jp/20211014/news/4145

この学校の進路指導の特徴として、
「指定校推薦を積極的に勧めない。」
というのがあります。
指定校推薦は多くの生徒にとって
教育上のメリットがないと仰ってました。
私も同じ意見です。

公立高校では登美丘高校や阪南高校から
指定校で関西大学へ進学した生徒が、
大学の入学前の課題ができずに
苦労していたり、留年ぎりぎりの成績しか取れず、
常にレポートに追われて辛そうなのを目の当たりにしてきました。
この学校でも指定校で送り込んで失敗した生徒を
たくさん見てきたのだと思います。
この学校の関関同立の実績に指定校が全く入ってないそうです。

この学校の特進コース（一番いいコース）に入学した生徒で、
最初から大学を目指していた生徒は
学年全体で59%だったそうです。
それが、高３の最初の進路希望調査では
98％が大学進学を希望するようになったそうです。
また、総合コースは入学時22%だったのが、
高３で53%にまで増えたそうです。
年齢が上がって、精神的にも成長したということも
あると思いますが、先生方の働きかけも
大いに影響していると感じました。

ベネッセのGTZという大学進学の指標があります。
こちらも高１から高３までの推移で、
産近甲龍以上のB3の生徒の人数が
英語、数学、国語3科目とも大幅に増えています。
特に英語の伸び方が素晴らしいです。
詳細はこちらには書けませんが、
この高校よりもレベルが少し上の
阪南大学高校の生徒の高１→高３と
比較しても良く伸びています。

こうした成績向上のからくりは、
この学校のカリキュラムにあります。
去年の記事にも書きましたが、
大学受験に必要な科目に絞り込み、
どの時期にどの教科を重点的に鍛えるかを
考えてカリキュラムを作っています。
たとえば看護・医療特進コースであれば、
高２，高３の国語は現代文のみなどです。

今年は桃山大学への合格者が
昨年の４倍ほど増えました。
このあたりも情報をしっかりと集めて
戦略的に受験させている様子が分かります。

来年の説明会も楽しみになるような内容でした。

商大堺、阪南大学あたりを考えている方で、
高校時代に自分と向き合い、
勉強を通して自分を鍛えて、
大学進学後も学び続ける姿勢を身につけたい生徒は
是非この学校も見学に行ってもらいたいと思います。