KGC塾長 楢原貴士のBLOG

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個別指導進学塾KGC…小1~高3対象個別指導専門(河内長野校、藤井寺校)
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大阪女学院「自由は誰のために?」

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大阪女学院の説明会に足を運ぶと、
「責任ある自由」
「主体性」
「レジリエンス」
という言葉が繰り返し使われます。

生徒が自分で問いを立てて考え、
自分で判断して行動し、
その結果を自ら引き受けながら人生を設計していく。

学校が一方的に「これが正解だ」と押しつけるのではなく、
礼拝、行事、探究活動、国際交流などを通じて、
生徒自身が進路や生き方を見つけていく。

進路指導部が語る、
「進路とは、大学の名前を決めることではない。
  自分の生き方をデザインすることだ。」
という考え方には、教育者として私も強く共感します。

大学進学だけを目標にするのではなく、
学校生活そのものを通して、自分と社会との接点を考える。
これは、本来とても豊かな教育です。

ただし、ここで受験家庭は一つ考える必要があります。
自由は、すべての生徒に同じように働くわけではありません。

自分で考えて動ける生徒。
困ったときに大人へ相談できる生徒。
人間関係の中で、自分の居場所を作れる生徒。
失敗しても、次の行動へ切り替えられる生徒。

そういう生徒にとって、自由は大きな成長の機会になります。

大阪女学院のように、行事や探究活動、国際交流の場が多く、
生徒が前に出る機会が豊富な学校は、
自走できる生徒にとって非常に魅力的な環境でしょう。
しかし、すべての中学生が最初からそうではありません。

学習でつまずいても、助けを求められない生徒がいます。
人間関係が苦しくなっても、周囲に言えず抱え込む生徒がいます。
周りが明るく活動しているほど、
自分だけが取り残されているように感じる生徒もいます。

そういう時期にいる生徒にとって、
「主体性」や「自由」は、ときに負担にもなります。

主体性を大切にする教育そのものは、正しいと思います。
しかし、主体性とは、
本人が自発的に助けを求めるまで、
大人が何もしないで待つこと
ではないはずです。

むしろ、自由や主体性を掲げる学校ほど、
本人がSOSを出せないときに、誰がそのサインに気づき、
どのように声をかけ、どのような支援につなげるのか。
その仕組みを持っている必要があります。

学校選びで保護者が確認すべきなのは、
「自由な校風かどうか」だけではありません。
自由をまだ使いこなせない時期の生徒にも、
学校は居場所を作ってくれるのか?

成績が落ちたとき。
人間関係で悩んだとき。
登校が難しくなったとき。
本人が助けを求められないとき。

学校は誰が、どのように関わるのか。
この問いに、パンフレットの言葉ではなく、
現場の教員が具体的に答えられるかどうか。

そこまで見て初めて、
私たちは「責任ある自由」という言葉の
本当の価値を判断できるのだと思います。

この学校に実際に足を運んで、
「ちょっと雰囲気が・・・」
と思った方は、女子校でしたら
プール学院や大谷を、
共学でしたら、利晶学園や
賢明学院を見学に行かれることをお勧めします。

 

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大阪女学院 人気上昇の要因分析

 

大阪女学院中学校の2026年度入試は、
学校側の発表によると延べ出願519件、
入学者193名という結果でした。

前年の延べ出願400件と比較すると大幅な増加です。
この数字だけを見ると、
「大阪女学院は人気が急上昇し、
かつての“お嬢様学校”から難関校へシフトしたのか?」
と思うかもしれません。
大阪女学院中学入試、志願者激増 2026年度入試
しかし、出願数の表面だけを見て
「人気校になった」と単純に判断するのは早計です。
中学受験では、複数日程への出願、
いわゆるダブル出願・トリプル出願が普通にあります。
延べ出願数には、当然ながら重複が含まれます。
本当に見るべきなのは、
前期A方式の明らかな伸びです。

今春の入試では、各日程の出願数は次のように推移しました。

前期A方式:158名 → 210名
前期B方式:59名 → 79名

前期A・Bともに増えています。
ただし、特に注目すべきは、
第一志望層が集まりやすい前期A方式が
52名増えていることです。
大阪女学院 前期A方式出願者数増加グラフ
前期A方式と前期B方式は、
試験問題そのものは同じです。
違うのは、入学手続きの時期です。
前期A方式は手続き締切が早く、
他校との併願がしにくい日程です。
一方、前期B方式は手続きに余裕があり、
他校の結果を見てから進学先を決めやすい方式です。

つまり、手続きの縛りが強い前期A方式がここまで伸びたことは、
「とりあえず受けておく学校」ではなく、
「大阪女学院を第一志望として積極的に選ぶ家庭」が
以前より増えている可能性を示しています。
学校側も、前期Aについて
第一志望として受験する層のボリュームアップが見られたと分析していました。

今年、KGCから4名が大阪女学院に進学したことも含め、
少なくとも現場感覚としては、
大阪女学院を前向きに選ぶ家庭が増えている印象があります。
ただし、ここで「完全復活」「難関校化」と断言するのは早いでしょう。

出願増には、広報活動、併願パターン、近隣校の動向、
学年人口など複数の要因が影響します。
それでも、前期A方式の増加は、
単なる延べ出願数以上に重い変化です。

受験家庭が最も冷静に、
そして警戒しておかなければならないのは後期入試です。
「前期がだめでも、後期で何とか引っかかってくれれば……」
そんな受験設計は、
現在の大阪女学院では通用しにくくなっています。
大阪女学院後期入試3.17倍の壁
2026年度の後期入試は、
出願187名、受験92名に対して合格者29名。
受験者数ベースの倍率は3.17倍でした。
これは、併願校として気軽に受けられる水準ではありません。
後期入試は、試験日前日の23時59分まで
Webエントリーができます。
そのため、1日目・2日目の入試結果を見た受験生が、
合格先を確保するために直前で集中しやすい構造です。
倍率3倍を超える入試では、
実力があっても、その日の得点のぶれで落ちることがあります。

大阪女学院を本気で狙うなら、
基本は前期A・B日程で勝負を決める。
これが最も合格可能性の高い受験戦略です。

入試問題について、学校側は
「難問ばかりを出すのではなく、
 基礎がしっかり定着しているかを測る問題を重視している」
と説明していました。
前期試験は320点満点です。
国語120点、算数120点、
理科または社会80点で実施されます。
学校側は、まず半分の160点を
一つの目標にしてほしいと話していました。
大阪女学院中学入試 算数攻略が合格への鍵
ただし、「基礎重視」だからといって
「簡単で誰でも受かる」という意味ではありません。
むしろ、難問が少ない入試ほど、
誰もが取るべき標準問題を一問落とした側から苦しくなります。
別の意味で、非常にタフなサバイバルレースです。

特に、配点が120点と大きい国語・算数のうち、
合否を分けたのは算数でした。
学校側も、不合格となった受験生の多くは、
算数での大きな失点が響いていたと説明していました。
必要なのは、一部の上位層しか解けない難問への対応ではありません。

・計算の正確さ。
・割合・速さの文章題。
・典型的な図形問題。

塾の教材で言えば、
標準レベルの問題を、本番の緊張感の中でも
確実に取り切る安定感です。
「できる問題を100%取る」
大阪女学院の入試では、
その当たり前を本番で実行できるかどうかが問われます。

大阪女学院中学校は、ここ数年、
かなり合格しやすい中学校として扱われることもありました。
しかし今は、単なる滑り止め女子校ではなく、
教育内容や学校の雰囲気を見て、
積極的に選ばれる学校へ変わりつつあります。

今回の説明会で見えたのは、
その変化が数字にも現れ始めているということです。
次回は、大阪女学院が掲げる
「責任ある自由」と「主体性」について考えます。

 

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大阪女学院の伝統校が変革する姿

 

大阪女学院は、私の亡き母の出身校です。
昭和21年(1946年)生まれの母は、
小学校を卒業した際、地元の公立である
陵南中学校へと進学しました。

戦前の価値観のなかで育った祖母にとって、
戦後まもなくして「男女共学化」された公立中学の環境は、
少し受け入れがたいものがあったようです。
「やはり多感な時期に男子がいる環境は、
 女子の健全な成長に良い影響を与えない」
祖母はそう考えたのでしょう。
母を1年間だけ陵南中に通わせた後、
中学2年生になるタイミングで編入試験を受けさせ、
大阪女学院へと通わせたのだと、生前の母が教えてくれました。

今は「共学化」が時代のトレンドで、
男子校や女子校が次々と共学へと舵を切っています。
しかし母の時代には、それとは真逆の
「共学から別学(女子校)へ」という大移動が起きていたわけで、
時代の空気の変遷というものは本当に興味深いと感じます。

その母は2023年1月に旅立ちましたが、
女学院時代の絆は今も生きています。
母と全く同じ誕生日の同級生だった方が今もご健在で、
「夢にが出てきたよ」と、今でもLINEで温かいメッセージをくださるのです。
文字通りの一生モノの友人が、
あの緑豊かな玉造の学び舎で育まれたのだと確信しています。

そんな母が中学時代、大阪女学院で
「植下五郎先生」という先生から理科を教わっていました。
実はこの植下先生、のちに私が進学することになる
清教学園へと転任なさっていたのです。
時を隔てて母と息子の私が、全く同じ植下五郎先生から
理科を教わっていたという、奇妙な縁で繋がっていました。

大阪女学院は1884年、アメリカ人宣教師の
A.D.ヘール氏によって「ウヰルミナ女学校」として設立されました。
今回の入試説明会の会場となった登録有形文化財
「ヘールチャペル」は、その創設者の名に由来します。

このヘール宣教師、実は南河内地域への伝道」も
深く注力された方でした。
日露戦争の講和条約(ポーツマス条約)が締結された
1905年、ヘール宣教師は河内長野教会を創立します。
そして、彼が河内長野の地で生涯最後に洗礼を授けた人物こそ、
のちに清教学園を創立することになる植田真一先生だったのです。

共にキリスト教精神を土台に持ち、
かつては共に「英語科」を擁して独自の国際理解教育を
地域に先駆けて展開してきた、非常によく似た
双子のようなバックボーンを持つ学校です。
だからこそ、KGCの中学受験・高校受験において、
この両校は絶対に外せない重要校となっています。

実際、今春もKGCから4名の生徒が
大阪女学院へと進学していきました。

前置きが長くなりましたが、今回私が参加した
塾対象の入試説明会は、
「伝統ある女子校が、昔ながらの古き良き魅力を優雅に語る」
といった、生ぬるいものではありませんでした。
大阪女学院は、極めて現実的、かつ危機感を持って
「次の時代」を冷徹に見据えています。
何より印象的だったのは、山崎校長先生が
挨拶の冒頭から少子化による深刻な
「市場の縮小」を前提に話をされたことです。

コロナ禍以降、日本の出生数は激減しました。
校長先生が提示された統計データによると、
大阪府の13歳人口は、2021年を「100」とすると、
2034年には「70」にまで減少するといいます。
わずか13年で、市場が3割消滅するのです。

学校がただ待っているだけで生徒が集まる時代は
完全に終わりました。大学の淘汰に続き、
これからは中学校・高校も再編や統合を
避けられない激濤の時代に入ります。
その冷酷な認識に立った上で、
150周年に向けて大阪女学院をどう定義し直すか、
という覚悟が語られました。  

説明会で語られた構想のなかで目を引いたのは、
学校を単なる「10代の教育施設」として閉じるのではなく、
地域住民や同窓生が広く関わる学びの場(プラットフォーム)
として機能させるという点です。

老朽化した校舎の建て替えを含めた施設再開発プランや、
子供食堂など地域に開かれた具体的な青写真が示されていました。

大阪女学院が目指しているのは、表面的な
「英語ができるお嬢様」の育成ではありません。
異なる文化や価値観を持つ他者とタフに関わり、
自分の頭で問いを立て、世界中のどこであっても
自立して生きていける女性を育てること。
その明確な一貫性の下に、
英語教育、海外進学、IB(国際バカロレア)、PBL探究、
そしてキリスト教教育というすべての点と線が、
強固に結びついています。

女子校という環境の捉え方も非常に合理的でした。
かつての単に「男子の目がなくて安心安全」という
消極的な理由ではありません。
共学校にありがちな性別による無意識の役割分担
(重労働を伴う作業は男子、女子は細かい作業や男子のサポートといった偏り)
を完全に排除し、
「すべての役割を女子だけで担い、自ら発言し、挑戦し、
 その結果に責任を負うためのタフな環境」
として、意識して女子校を定義しています。

「女子校だから選ぶ」のではなく、
「大阪女学院のこの教育だから選ぶ」という受験生・保護者が増え、
今春の募集が非常に好調だったというのも、
このブレないメッセージ性が時代に刺さった結果なのでしょう。

もちろん、学校が語る「美しい理念」と、
教育の現場で起きている「日常のリアル」は別物です。
「自由」や「自律」を重んじる教育風土は、
一歩間違えればどのような事態を招くのか。
学校がアピールするキラキラした光の裏で、
実際に通っている生徒たちが直面しているつまずき、
そしてKGCに通う女学院の生徒たちを見て感じている
「キレイごとではない本当の話」は、
次号以降でしっかりと掘り下げたいと思います。

長くなりましたが、この連載はあと4回続きます。

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初芝学園の変遷:学校募集停止と再編の40年


初芝橋本高等学校が、2027年度以降の生徒募集を停止する
という知らせが届きました。

これにより、「初芝」を冠した学校が
この世の中からすべて消えてなくなることになりました。
今回はそんな「初芝」について
覚えていることと、学校の沿革を照らし合わせながら、
募集停止に至る流れについて書いてみたいと思います。

私が中学生だった頃、学校の最寄り出来である
河内長野駅では、初芝富田林の制服を着た生徒がたくさんいました。
当時の私にとって初芝富田林は、
「清教よりも、はるかに勉強を厳しくやる学校」
という印象でした。
授業時間が長く、課題が多く、
部活動をかなり制限されていたようです。

高校生になると、初芝高校は男子バスケットボールの
全国級強豪校としてテレビに出てきました。
初芝は、単なる一校の名前ではありませんでした。
幼稚園から高校までを持ち、スポーツでも進学でも存在感を持ち、
堺から富田林、橋本まで広がった大きな教育グループでした。

その初芝が、名前を変え、学校を整理し、最後に初芝橋本が
募集停止へ向かっています。
少子化の時代に、学校法人がどの学校を残し、
どの学校に資源を集めるのか。
その現実が、かなり分かりやすく表れている出来事だと思います。

1980年代に初芝は「進学校化」へ舵を切りました
初芝にとって大きな転機は、1980年代半ばでした。
1984年、初芝高等学校富田林学舎が開校します。
翌1985年には初芝富田林高等学校として独立し、
中学校も併設されました。
当時の大阪南部では、既存の高校が高校単体で
生徒を集め続けるだけでは、先の時代を見通せなくなっていました。

清風が清風南海を作り、上宮が上宮太子を作り、
初芝が初芝富田林を作った。
既存校とは少し異なる場所で、中高一貫教育を行い、
より大学進学を強く意識する層を集める。
それが当時の私学にとって、大きな成長戦略でした。

初芝高校は、スポーツ強豪校としての顔を持っていました。
一方で初芝富田林は、大学進学を前面に出す学校として作られました。
初芝学園は、スポーツ校・商業系高校のイメージから、
進学校化・中高一貫校化へと大きく舵を切ったのです。
その後、1991年には初芝橋本高等学校が開校しました。

私が高校1年生とき、高野山極楽橋行きの
急行に乗っていたら、中2の時に塾で同じクラスだった
女子をたまたま見かけました。
その時に「初芝橋本」という名前を認知したのですが、
私たちの学年が1期生だったのです。
富田林、狭山、橋本まで広がった初芝学園は、
南大阪から和歌山北部にかけて大きな学園圏を作っていきます。

初芝学園の名前を語るとき、
グルメ杵屋の存在は外せません。
1991年、グルメ杵屋創業者の椋本彦之氏が、
初芝学園の理事長・学園長に就任しました。

私が塾講師を始めた頃、教育相談で初芝高校を訪れ、
隣に幼稚園があるのを見て、
「ここは高校だけの学校ではなく、幼稚園から持つ大きな学園なのだな」
と感じた記憶があります。
ある年に教育相談に伺った時、
幼稚園の2階に通された衝撃を今でも覚えています。
その後、初芝学園が杵屋と深く関わっていると知りました。

当時は、外食企業の創業者が学校法人の経営に
深く入ること自体がかなり話題でした。
杵屋から学園へ出向する教職員制度もあり、
学校経営と企業経営の距離が非常に近い学園として
見られていた時期もありました。
良くも悪くも、初芝は昔ながらの小規模私学ではありませんでした。
企業経営の感覚を持ち込み、学校を拡大し、
学校法人として生き残ろうとした学園でした。

初芝学園の再編を考えるうえで、
初芝中学校と初芝堺中学校の存在を抜いてはいけません。
1998年、初芝高校に初芝中学校が併設されました。
当時の初芝高校は、商業科やデザイン科、体育科を持ち、
男子バスケットボールやサッカーなどの強豪校としても知られる学校でした。
そこへ中学校を併設したことには、明確な意味があります。

高校募集だけに依存する学校から、
中高6年間で生徒を育てる学校へ変わろうとしたのです。
さらに2001年、初芝中学校は桃山学院大学の
旧・狭山登美丘学舎へ移転しました。
そして2003年、校名を初芝堺中学校へ変更します。

ここで初芝学園は、富田林では初芝富田林中高、
橋本では初芝橋本中高、
堺では初芝堺中と初芝高校という形を整えました。
つまり初芝は、一つの高校を中心にした
学校法人ではなくなっていました。

南大阪の複数地域に中高一貫校を置き、
それぞれを異なる役割で動かす総合学園になっていたのです。
2008年に立命館と教学提携を結んだとき、
立命館との接続先になったのは、この堺の学校でした。

高校と中学校が別々に変わったのではありません。
初芝高校と初芝堺中学校が一つの中高一貫校として再編され、
立命館ブランドを前面に出す学校へ変わったのです。

その後、高校も北野田キャンパスへ移転し、
初芝立命館中学校・高等学校として同じキャンパスにそろいました。

現在の利晶学園大阪立命館は、
もともと初芝高校だけを改称した学校ではありません。
初芝高校と初芝堺中学校をまとめ、
立命館との提携を軸に再構成された学校です。

2008年、初芝学園は学校法人立命館と教学提携を結びました。
翌2009年、初芝高校と初芝堺中学校は、
初芝立命館高校・初芝立命館中学校へ改称されます。
ここで初芝は、新しい段階に入りました。
かつては、「初芝」という名前そのものが学園の看板でした。

しかし、立命館との提携以降、学園の中でもっとも都市部にあり、
もっともブランド力を作りやすい学校は、
立命館の名前を前面に出すようになりました。

学校名が変わるということは、
単なる看板の付け替えではありません。
どの学校に人材を集めるのか。
どの学校に投資するのか。
どのブランドを前面に出して生徒を集めるのか。
その経営判断が、校名に表れます。

初芝学園は、立命館という強い大学ブランドと結びつくことで、
生き残る道を選びました。

初芝富田林は、初芝学園の中でも特別な位置にありました。
初芝高校とは違う。
初芝立命館とも違う。
南河内の中高一貫進学校として、初芝学園の
「進学校化」を最も象徴する学校でした。

私が若い頃に持っていた、
「部活動よりも勉強を優先するほど、学習が厳しい学校」
という印象は、まさに初芝富田林のものでした。
ところがとある校長が着任して以降、学校はかなり大きく
募集方針を変えたように見えました。

私が当時、説明会や塾業界で見聞きした範囲では、
高校募集では人数を確保するため、
受験相談の間口がかなり広げられました。
受験の基準となる評定平均も「3」まで下げられたと聞いています。
9科目で言えば、評定合計27です。
当時、少しレベルを落とす阪南大学高校でさえ、
専願で評定29程度を条件としていた時代です。

その中で、
「少し難しいかもしれないと思う生徒でも、まずは相談に来てください」
と説明会で繰り返し呼びかけ、従来の基準に届かない生徒にも
受験相談で○を出していく。
そういう募集の仕方は、私の周囲ではかなり大きな話題になりました。
もちろん、学校が募集を増やそうとすること自体は悪いことではありません。
少子化の中で、私学は生徒を集めなければ学校を維持できません。

しかし、学校が積み上げてきた学力層や校風との整合性を考えずに、
急激に募集基準だけを緩めれば、現場には大きな負荷がかかります。
初芝富田林の先生方も、これまで指導した経験のないタイプの生徒が
一気に増えたことにかなり戸惑っていました。

これまでの学校運営の延長では対応しにくい

課題が増えたのだと思います。
その過程で、退職された先生も
少なくなかったと聞いています。
改革とは、校舎をきれいにすることでも、
コース名を変えることでもありません。

そこに通う生徒と、そこで働く先生方の関係まで含めて、
新しい学校を作り直すことです。
募集人数だけを見て学校を動かせば、必ずどこかに歪みが出ます。
初芝富田林は、その難しさを強く見せた学校でもありました。

そして2026年、初芝富田林中学校・高等学校は、
利晶学園中学校・高等学校へ改称されました。
長く南河内で使われてきた「初芝富田林」という名前が消えたのです。
学校側にとっては、法人名変更に合わせた新しい出発なのでしょう。
しかし、地域で長く教育を見てきた者からすれば、単なる改称ではありません。
「はつとん」と呼ばれた学校が、別の学校名へ変わる出来事です。
学校が変わること自体は悪くありません。
むしろ、少子化の時代には変わらなければ残れません。
ただ、名前が変わるたびに、そこに積み重ねられてきた
学校の記憶も少しずつ薄れていきます。

多くの私学はバブルを起こす方法として、
1.共学化バブル
2.移転バブル
3.校舎改修、新築バブル
4.大学系属化バブル
という手法があり、例えば東大谷などは、
共学化して移転したことで、
当時はものすごい人数の生徒を抱える学校となりました。

そして校名も変更することで、
昔の悪いイメージを少しでも拭い去ろうとします。
大阪学芸や偕星学園、アナンなどがその代表例と言えます。
初芝橋本だけが、最後まで「初芝」でした
法人名が大阪初芝学園から利晶学園へ変わった後も、
初芝橋本だけは、最後まで「初芝橋本」でした。
このことから、初芝橋本が無くなることを
予見する先生もいました。


そして先に中学校の募集を止め、その後、
高校も2027年度以降の募集停止が決まりました。
これは偶然ではないと思います。
大阪立命館は、立命館ブランドを前面に出す
都市型の学校として残る。
利晶学園中高は、富田林の進学校として
別の看板で再出発します。

大阪立命館はもともと初芝という偏差値35の
底辺私立の一角を担っていましたが、
立命館傘下に入り、校長も教頭も
立命館から送り込まれています。
ですから、学校名を変えるというのは
当然の流れになると思います。

一方、橋本は新しい名前を与えられる前に、
新入生募集を止める学校になりました。
学校側は、和歌山県と大阪府南部の
14歳人口減少を理由に挙げています。
これは正しいでしょう。

少子化は、学校の努力だけでは覆せないほど大きな力です。
しかし、同じ法人の中でも、すべての学校を
同じように残すことはできません。
限られた人材、限られた投資、限られた受験生。
その中で、どこに集中するかを決めなければならない。
初芝橋本は、その選択の外側に置かれたのだと思います。

「初芝」という名前が持っていた時代は、
これで一区切りになるのでしょう。

公立にせよ、私立にせよ、
母校が無くなるという現場にいる生徒に散っては
なかなか衝撃的な出来事で、
学校生活のいろんな面で、
「無くなる学校なんだなぁ。」と
感じながら過ごすことになります。
さみしいし、可哀想だなと思います。

進路選択の際には、卒業したことを
誇れる学校を選んでもらいたいと思います。

 

KGCの有料教育相談:学校選び・受験対策

 

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堺リベラル中学校はもともと
3か年で高校受験をするという私立中学校です。
中3から高校へ上がる時に、
外の高校を受験するため、中1や中2の早い時期から
志望校について考える機会を持つことになります。

この学校に通うKGCの生徒の一人は
全教科バランスよく勉強することが苦手だったため、
もともと高津高校を目指していたのですが、
中2の夏休みごろに担任の先生から
「私立高校を目指した方がいい。」と言われたそうです。

その子のお母様から、「こんなん言われたんです。」
と相談されたので、とある国立の高校の説明会に
参加することをお勧めしました。
その学校は探究活動が盛んな高校でした。
リベラルの表現力の指導とも相性が良かったのだと思います。
とてもその高校を気に入って、第一志望に設定し、
本格的に受験勉強を始めることになりました。
それからも紆余曲折あったのですが、
最終的には第一志望の高校に合格し、
今年のパンフレットに23ページで紹介されいています。

たまたまその生徒は国立高校でしたが、
説明会に参加して分かったことがあります。
それは、公立のトップ校を受験しやすい!ということです。

1.主要5科目の学校平均評定は3.80
堺リベラル中学校が外部高校受験に強い理由の一つが、内申点です。
令和8年度の大阪府公立高校入試において、
堺リベラル中学校の主要5科目の学校平均評定は3.80でした。
学校説明会資料では、公立中学校の平均は
3.50〜3.55程度と示されています。
この学校の平均評定によって各学校で
通知表の「5」や「4」をつける人数が決まります。
3.8のリベラルは平均的な公立中学校より
5をつけられる人数が多いということになります。

2.表現教育を受けながら、公立上位校も狙える
堺リベラル中学校は、表現教育を受けながら、
国公立・私立高校への外部受験をめざせる学校です。
これまでの合格実績には、

大阪教育大学附属高校
大阪公立大学工業高等専門学校
奈良工業高等専門学校
天王寺高校
三国丘高校
高津高校
生野高校
岸和田高校
清風南海高校
四天王寺高校
清教学園高校
関西大学第一高校

などが並びます。
もちろん、これらの学校へ誰でも進めるわけではありません。
しかし、中学3年間で学力を伸ばし、
高い内申点を持って公立上位校や国立高専、
難関私立高校へ挑戦するルートがあることは事実です。

「中学では表現教育も受けたい。
 高校は公立上位校や国立高専を狙いたい」

そんな生徒にとって、堺リベラル中学校は
かなり合理的な選択肢になります。

3.内部進学を選べる、大学進学実績
一方で、堺リベラル高校への内部進学を選ぶ生徒にも、
大学進学へ向けた道があります。
堺リベラル高校には、表現教育を続けながら
大学進学をめざすコースがあります。

学校説明会では、内部進学した生徒が
奈良県立医科大学や近畿大学医学部医学科へ
合格した実績も紹介されました。
表現教育を受けるから文系しか選べない。
芸術活動をするから進学は難しい。
そういうイメージは、今の堺リベラルには当てはまりません。
好きなことを持ちながら、進学も諦めない。
この両立を本気で考えている生徒には、
かなり相性の良い高校だと思います。

4.中学から入れば、高1夏からの長期留学も選べる
堺リベラル中学校から高校へ内部進学する生徒には、
特別交換留学制度という選択肢があります。

中3の段階で選考を受け、高1の夏に出発し、
高2の夏に帰国する仕組みです。
高2の夏に帰国できれば、高3の大学受験へ向けた
準備期間を確保しやすくなります。

「留学にも挑戦したい。
 しかし、大学受験も諦めたくない。」

そんな生徒にとっては、有力な選択肢です。

なお、留学費用、給付型奨学金、選考条件などは
年度によって変わる可能性がありますので、
必ず学校説明会や個別相談で確認してください。

 

大学合格実績は以下の通りです。

大阪公立大学
和歌山県立医科大学
名古屋市立大学
東京都立大学
大阪医科薬科大学
兵庫医科大学
大阪歯科大学
京都教育大学
同志社大学
関西学院大学
立命館大学
法政大学

【医学部医学科】
奈良県立医科大学
近畿大学
高知大学
などなど

5.堺リベラル中高が向くのは、こんな生徒
堺リベラル中高が特に合うのは、
「勉強だけの学校生活では息が詰まりそう」
「自己表現ができるようになりたい」
「外部高校受験も内部進学も、今はどちらも残しておきたい」
「少人数の環境で、先生に見てもらいながら伸びたい」
という生徒です。

逆に、最初から超難関中高一貫校の
最速カリキュラムだけを求める家庭とは、
少し考え方が違うかもしれません。
学校選びで大切なのは、偏差値だけではありません。

「その学校で3年間、あるいは6年間過ごした時に、
 本人が前向きに努力を続けられるか?」

堺リベラル中高は、その問いに対して
一つの強い答えを持っている学校だと感じます。

 

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前回は、堺リベラル中学校・高等学校と香ヶ丘リベルテ高校が、
それぞれ異なる役割を持つ学校群として
再設計されてきたことをお伝えしました。

今回は、令和9年度入試、
つまり2027年度入試から始まる
堺リベラル中学校の入試制度変更について解説します。

結論から言うと、一般入試はこれまでの国語・算数2教科から、
国語・算数に理科または社会を加えた3教科型へ変わります。

1.国語・算数だけで決まらない入試になる
新入試は、
・国語:100点
・算数:100点
・理科または社会:50点
の250点満点です。

これまでの2教科入試では、国語か算数の一方で大きく失点すると、
挽回しにくい面がありました。
もちろん、新入試でも国語・算数が中心であることは変わりません。
ただし、理科や社会を得意とする受験生にとっては、
3教科目で得点を上積みできる余地が生まれます。

国語・算数に加えて、自分の得意分野を使って合格ラインへ近づける。
これは受験生にとって、かなり大きな変更です。

2.理科・社会の出題範囲が、かなり明確
新設される理科・社会には、
当然ながら過去問がありません。
そこで学校側は、受験生が対策しやすいように、
出題する範囲と出題しない範囲を明示しています。

理科では、次の分野は出題しない予定です。
・熱
・金属と酸
・天体
・生物と環境

理科は、実験手順、グラフの読み取り、基本的な計算問題など、
教科書や問題集の基本問題を中心に出題される予定です。

社会は、小6の範囲を中心としながらも、
・世界地理は出題しない
・歴史は飛鳥時代から江戸時代の終わりまで
・政治は日本国憲法と人権を中心に出題
と、範囲が絞られています。

受験生にとって大切なのは、理科・社会を
広く浅く勉強することではありません。
学校が示した範囲に絞り、基本問題を
確実に取れるようにすることです。

国語や算数の出題のされ方を知っていれば、
理科、社会は「このレベルまでやらせれば十分」
がほぼ見える説明になっていました。

3.A日程・B日程は、高い方の得点で判定
一般入試で1次A日程・1次B日程の両方を受験する場合、
検定料は1回分です。
さらに、両日とも一般入試で受験した場合は、
2日間のうち3教科合計点が高かった方の結果を使って
合否が判定されます。
受験本番では、緊張、体調、問題との相性で得点がぶれることがあります。
2回挑戦できること。そして高い方の得点を使ってもらえること。
これは受験生にとって大きな安心材料です。

4.特待生制度にも注目
10月・11月のプレテスト、または一般入試A日程の得点に応じて、
4段階の特待生制度があります。
資料で示された基準では、

①特待生S:235点以上
 ▶入学金全額免除、授業料3年間全額免除、制服代免除

②特待生A:225点以上
 ▶入学金全額免除、授業料3年間全額免除

③特待生B:210点以上
 ▶授業料3年間全額免除

④特待生C:185点以上
 ▶授業料3年間半額免除

となっています。
ただし、特待生の基準点は受験生全体の平均点によって
前後する場合があります。

KGCからこの学校に進学した生徒は、
この特待生のどれかに必ず引っかかります。
今年高校生になった生徒は、
特待生Sで入学し、高校は国立の高校に進学しました。
とても親孝行な生徒だと思います。

目標としては、まず秋のプレテストで現在地を知ることです。
そして、その前段階として、7月26日には
小6対象のプレプレテストが実施されます。

プレプレテストは国語・算数の2教科のみで、
小学校6年生の1学期段階までの範囲が出題されます。

8月2日の解説会では、理科・社会の限定対策プリントも配付される予定です。
新しい入試制度の最初の年だからこそ、早めに動く価値があります。

この学校は狙って特待生を取りに行くべきです。
プレプレテストから参加して、お通いの塾の先生に
しっかりと対策を組んでもらいましょう。
基本さえ押させておけば、本当に
それほど難しい入試問題ではありません。
ですから、入学している生徒のレベルも、
本気で中学受験の勉強をしてきた生徒達に比べると
高くありません(失礼かもしれませんが)。
しかし、その生徒達が文理学科の高校に
合格するレベルになるのですから、
学校の教育レベルの高さがお判りいただけるかと思います。

小6女子の生徒で、受験校を絞り込めてない方は
是非KGCの有料教育相談をご利用さい。

 

▼オープンキャンパスの案内です

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堺女子から生まれ変わった、
堺リベラル中学校、高等学校について
説明会でお聞き下に内容や
KGCの生徒でこの学校に通っている生徒の様子から
伺える現状について書かせていただきます。

1.最初に作られたのは、堺リベラル中学校
 

堺女子は2000年に国際教養コースを開設。
2005年には文部科学省から
スーパーイングリッシュランゲージハイスクール
に指定されていました。
一方で、2001年に美容進学コースを開設。
ビューティーメイクコース、メイクアートコース、
アクティブアートコース、フィジカルコースなどを
次々と開設します。

そして、2009年に、堺リベラル中学校を開校しました。
表現分野を中心とした中高一貫コースとします。
学校側が中学校を作った背景には、
「英語力や自己表現力は、高校から始めるだけでは
 十分に育てにくい」という問題意識がありました。

高校で英語教育に取り組む中で、
語学力や発信力を本当に身に付けるには、
中学校から地道に積み上げる必要があると考えたことが、
中学開校の原点だったそうです。
現在の堺リベラル中学校は、学力向上だけでなく、
・表現教育
・英語教育
・マナー教育
・待つ教育
を柱にしています。

学校説明会では、リベラル中学校を卒業した高校生が
中学校の説明をしてくれたのですが、
生徒自身が「待つ教育」というのを自覚しているように思えたのが
とても興味深かったです。

この学校が柱にしている「表現教育」は、
楽器、ダンス、演技を、単なる習い事として扱うのではなく、
人前で話す力、相手に伝える力、仲間と協働する力、
自分を肯定する力を育てる教育として位置付けています。

説明会が始まる前の生徒インタビュー動画では、
全員が英語で答えていました。
しかも笑顔で抑揚をつけて上手に喋っているのです。

中高一貫校というと、
「6年間同じ学校に通い、そのまま大学受験へ向かう学校」
をイメージする方が多いと思います。
しかし、堺リベラル中学校は少し違います。
表現教育を軸にしながらも、もともとは高校受験を
見据えた3年制の私立中学校です。

楽器、ダンス、演技といった表現教育で、発信力や自己表現力を育てる。
英語教育やマナー教育にも力を入れる。
その一方で、学習面では国公立高校や
難関私立高校を目指せる特進カリキュラムを用意する。
「表現教育を受けながら、公立上位校や国立高専を目指す」
という、当時としてはかなり珍しい設計の中学校でした。

出口として想定されていたのは、天王寺・三国丘・高津・
生野・岸和田などの文理学科を持つ公立上位校。
さらに、大阪教育大学附属天王寺・平野、
奈良工業高等専門学校、大阪公立大学工業高等専門学校、
清風南海、四天王寺なども視野に入る学校です。
実際に、現在もこうした高校への合格実績を積み上げています。

2.「高校でもこの環境で学びたい」という生徒が出てきた

ただ、中学校で3年間を過ごした生徒の中には、
「高校でもこの学校で学びたい」
「表現教育を続けながら、大学進学を目指したい」
「先生方に見てもらえる環境で、さらに成長したい」
と考える生徒が出てきます。

これは当然のことだと思います。
中学3年間で、英語、表現、マナー、少人数での学習環境に慣れ、
自信をつけた生徒にとっては、外部高校を受験することだけが正解ではありません。
・表現教育を高校でも続けたい。
・高校では、さらに高いレベルで勉強にも取り組みたい。
・留学にも挑戦したい。
そうした生徒たちに応えるために、
2018年に堺リベラル高等学校が開校しました。

香ヶ丘リベルテ高校にあった表現教育科を独立させ、
堺リベラル中学校からの内部進学先としても
機能する高校が生まれたわけです。

リベラル中学校は1学年の人数が少なく、
公立中学校に比べると、はるかに先生方の
サポートが行き届く学校です。

開校当初はめっちゃ食堂をアピールしていました。
ホテルのビュッフェが食べられるというような
広告を何度も見ました。豪華な設備と
手厚いサポートと女子校であることをを前面に出し、
この環境で学ばせたいという保護者層をがっちり掴んだのだと思います。

実際に、この学校の先生たちは
とてもよく生徒達のことを見てくれています。

3.高校をつくったことで、「外部受験だけではない出口」ができた

堺リベラル中学校の生徒にとって、
今は複数の選択肢があります。
中学受験の時点で、
「高校は絶対にここ」と決め切る必要がない。
かといって、「中学を卒業したら必ず外へ出なければならない」わけでもない。
生徒が3年間で成長し、自分の将来像が見えてきた時に、
その時点で進路を選べる。
この柔軟さは、保護者にとっても生徒にとっても大きな価値があります。

4.そして高校から、国公立・医学部への実績が積み上がってきた

堺リベラル高校は、単に表現教育を続けるためだけの高校ではありません。
表現教育を受けながら、大学進学を目指す学校として実績を積み上げています。

学校説明会では、奈良県立医科大学医学部医学科、
近畿大学医学部医学科、国公立大学の看護学部
などへの合格実績が紹介されました。

また、筑波大学をはじめとする国公立大学への進学実績も出ています。
「表現教育の学校だから文系」
「ダンスや楽器をしているなら、理系や医学部は難しい」
そんなイメージは、今の堺リベラルには当てはまりません。

むしろ、表現教育を通して人前で話す力、
自分の考えを伝える力、仲間と協働する力を育てながら、
理系や医療系を含めた進路に挑戦できることが、
この学校の面白さです。

好きなことを持ちながら、学力も伸ばす。
ここに、堺リベラル高校の独自性があります。

5.昔の名前だけで、今の学校は語れない

堺リベラル中学校は、表現教育を入口にしながら、
公立上位校や国立高専を目指す中学校として始まりました。
そして、その中学で成長した生徒たちが
「高校でもここで学びたい」と思える環境が生まれた。

その結果として堺リベラル高校ができ、
そこから国公立大学や医学部医学科を目指す生徒が育ってきた。
この流れを知ると、堺リベラルは単なる
「ダンスや楽器ができる女子校」ではないことが分かります。

表現教育を通して自信を付け、高校受験にも大学受験にも挑戦できる学校。
しかも、中学3年間を過ごした後に、外部受験か内部進学かを選べる学校。
私がこの学校を注目している理由は、まさにここにあります。
次回は、令和9年度入試から始まる3教科入試について解説します。

 

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▲説明会後にお昼ご飯をご馳走になりました。この学校は毎週金曜日はビュッフェです。

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▲カレーが名物らしく、お土産でもカレーをいただきました。▼

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先日、大阪府民間教育ネットワークの勉強会で、
とあるコンサルタントの先生がお作りになった、
中3生の通塾率の2010年と2025年の比較を
まとめたデータが配布されました。

このデータは毎年4月に文部科学省が
全国の中学3年生を対象に実施している
「全国学力・学習状況調査」の児童生徒質問紙調査(アンケート)
の結果を基に測られています。

「通塾」の数値の取り方については
PEN Osakaのブログに書かれていますが、

4月時点の数値なので、中3で5月以降、
特に通塾生が増える夏休み以降は
通塾率がさらに上がると思われます。

この中で大阪府の数字を抽出したものが
こちらです。

 
 

大阪府 中3生 通塾率 2010年と2025年比較

こちらは、全国の通塾率ランキングです。

公立中3生の通塾率ランキングTOP10

私立中学の通塾率は、
全国一律で47.5%としか出てきません。
厳密に出せない事情があるため、
通塾者数にあまり意味はありませんが、
全国平均で47.5%ということは
私立に通っている中3生でも
約半分ほどは、塾や予備校に通っているということです。
そして、当然、都会である大阪、東京の
中3生の通塾率は全国平均よりも
高いことが予測されるので、
少なく見積もっても、私立中学に通わせながら
半数以上の家庭が、私立の授業料を
支払いながら塾にも教育費を割いている
ということになります。

少子化が問題視されている教育業界ですが、
それを上回るスピードで、もともと集団指導塾が
得意としていた高校入試部門の公立高校入試の
通塾率が低下しています。

その結果、ターゲットが私立中学校、高校に通う
家庭に移ってきているのです。
そして、東進衛星予備校や武田塾のように
サービス業化した高額月謝塾が、
莫大な広告費をかけて刈り取りに来ます。

先月から、有料教育相談の申し込みが続いています。
様々なご家庭が、様々な悩みをお抱えです。

これから夏期講習会が始まります。
儲かっている大企業で勤めていて、
賞与だけで1000万円を超えていたり、
事業を営んでいて、お金の使い道に困っている
ご家庭もあることでしょう。

しかし、普通のサラリーマン家庭で、
平凡な暮らしを守るために、毎日死に物狂いで働いている、
お子様の健全な成長を願う保護者の皆様が
そうした利益追求を優先する
大手教育サービス業のカモにされませんように
と願うばかりです。

 

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私が高校進学説明会で毎年、
「お勧め高校紹介」のコーナーで
興國高校を紹介させていただくときに、
必ずお伝えするのが、
「昔の印象で学校を選ばないでください。」
ということです。
今回はその興國高校と同じように
大変革を遂げた学校を紹介したいと思います。

昔、「堺女子」という最底辺の女子校がありました。
非常に退学者の多い高校でした。
近所の人たちは、
「ゼッタイのあの学校だけには行かせたくない。」
と言っていました。私立の併願校を相談された時に
「偏差値から判断して堺女子しか受けられない。」
と懇談時に保護者や生徒に伝えると、
「それはホンマにヤバイ。」
と思ってもらえるため、わざとそう言って
無理やり勉強しなければいけないという危機感を煽る。
そんなことに使われるような学校でした。

公立高校に不合格になり、
その学校にしか進学した生徒がKGCには
過去二人ほどいましたが、
その二人とも退学してしまいました。

この堺女子ですが、今は
・堺リベラル中学校
・香ケ丘リベルテ高等学校
・堺リベラル高等学校
という完全に別の学校に生まれ変わっています。

もともと1991年までは愛泉高等学校という名前でした。
この年から堺女子と校名を変えました。
それ以前からバスケットボールは強豪校で有名でした。

インターハイ(全国高等学校総合体育大会)
・1973年(昭和48年):全国ベスト4進出
・1974年(昭和49年):全国ベスト8
その他、1970年代〜80年代にかけて何度も
大阪府代表として全国大会に出場。

ウインターカップ(全国高等学校選抜優勝大会)
大会の黎明期である1970年代から80年代前半にかけて、
大阪代表として出場し上位に進出。

国体(国民体育大会)への貢献
当時の大阪府少年女子チームは、堺女子高校のメンバーを中心に
単独または合同チームが編成され、全国上位の成績を収めていました。

1970年代〜1980年代前半
堺女子の黄金期この時代は、樟蔭東(現:アナン学園)や
大阪薫英、そして堺女子が大阪の女子バスケ界の「3強」として
激しい覇権争いを繰り広げていました。

今は大阪薫英が全国制覇を成し遂げるほどの
圧倒的な女王として台頭する一方で、
堺女子高校はチームの世代交代や、
「学校全体の荒れ・中退者の増加」といった過渡期を迎えます。
その結果、部活動の強化路線から、
現在の「表現教育・グローバル教育」への学校全体のシフト
(リベルテ、そしてリベラルへの大改革)へと舵を切ることになりました。

今や国公立大学への進学など
素晴らしい進学実績を叩き出す学校に成長しています。

これから数回にわたり、堺リベラルについて
説明会に参加して得た情報や
KGCに通う生徒でこの学校の在籍生から得られる

学校の様子についてなど書いていきたいと思います。

 

合格実績 堺リベラル高校

 

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近畿大学入試準拠模試「近大Vもし」

 

 

西日本屈指の人気を誇る近畿大学。

ライバルが多い大学だからこそ、

「今の自分の実力で届くのか?」

「近大の入試傾向に合わせた対策ができているか?」

は早めに知っておくに越したことはありません。

 

そこでおすすめなのが、近大入試に特化した

準拠模試「近大Vもし 2026」です。

今回は、この模試を受けるべき理由やスケジュール、

申込方法までをわかりやすくまとめました。

 

◆「近大Vもし」を受けるべき6つのメリット

この模試は、一般的な全国模試とは一線を画す

「近大特化型」の模試です。

注目すべきポイントをまとめました。

 

① 最新の入試問題を徹底分析!

近大のリアルな問題傾向に合わせた問題が出題されます。

 

② 本番と同じ「全問マークシート方式」

解答形式に慣れることができるため、本番さながらのシミュレーションが可能です。

 

③ 会場受験 or 塾・学校内受験が選べる!

本番の緊張感を味わいたい人は会場へ、部活などで忙しい人は身近な場所での受験が選べます。

 

④ 会場実施では最大3科目(7種類の受験パターン)から選択可能!

 

⑤ 塾・学校内実施なら受験科目数の制限なし!

 

⑥ あなたの学力に見合う学科を成績表にズバリ表示!

合格可能性をシミュレーションする大きな指標になります。

 

◆「近大Vもし 2026」実施スケジュール

 会場実施(実際の学校でリアルに受験!)

  • 会場申込締切: 7月28日(火)

  • 会場開催日: 8月30日(日)

  • 開催会場: 近畿大学附属高等学校、英真学園高等学校

  • 成績発送予定日: 9月24日(木)

◆ 受験料:6,500円

 

◆受験パターンと判定可能学部

自分の目指す学部に合わせて

「2科目(推薦のみ判定)」または「3科目(推薦・一般の同時判定)」を選択します。

  • Aパターン(英語+国語): 法、経済、経営、文芸、総合社会、国際など

  • Bパターン(英語+文系数学 or 理系数学): 法、経済、経営、総合社会、国際、理工、建築、薬、農、生物理工など

  • Cパターン(英語+理科): 理工、薬、農、生物理工、工など

  • D~Gパターン(3科目受験): 文系・理系の各科目を組み合わせ、推薦・一般入試の同時判定が可能!

 自分の得意科目や、志望する学部の必要科目をしっかり確認して選びましょう!
 
◆ 申し込み方法はWEBから
  1. スマホやPCから「Vもし」ホームページにアクセス。

  2. 個人申込の場合は「会場実施」または「自宅受験」を選択して、必要情報を入力。

  3. 受験パターンの選択・判定希望の学部・学科を選んで申し込み!

最後に

近大の総志願者のうち、大阪府だけでなく

近隣府県(兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山)からの出願が約42%を占めています。

つまり、近畿圏全体がライバルということ!

夏の間に自分の立ち位置を正しく知り、

後半戦の受験勉強を有利に進めるためにも、

ぜひ「近大Vもし」に挑戦してみてください。

一歩踏み出して、合格を掴み取りましょう!

 

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