こんばんは。
突然ですが、
「努力」
この言葉を聞いて、何を感じますか?
苦しいですか?
辛いですか?
それとも、楽しいですか?
わくわくしますか?
私は正直、努力って聞いてもあまりピンと来ません。
私がずっとフリーに乗っているのでたくさんの人が、先週の強化週間すごろくのおこづかいで、私のことを「努力家」と褒めてくれました。
だけど、正直に言うとめちゃくちゃ嬉しい訳ではありませんでした。
今回は、その理由についてお話ししようと思います。
新チームが始まってからのフリー。
私はたっくさん乗りました。
火曜午前乗艇のあとのお昼のフリー。
土曜午前乗艇後の午後フリー。
日曜午前のフリー。人がいれば午後も。
毎週乗ると決めた曜日は必ず乗りました。
時間が許す限り、時間になったから上がってと言われるまで乗り続ける。
フリーに乗ったことが全てではないですが、誰よりも水上時間が増えたことで結果がついてくるようになりました。
どんなに寒くても、どんなに風が強くて波が多くても、どんなに手がかじかんでも、そんなのは私には関係ありませんでした。
環境よりも、乗りたいという欲の方が圧倒的に上でした。
なりたい漕ぎがあって、憧れの漕ぎがあって、
それに一刻も早く、一歩でも少しでも近づきたくて。
乗っても乗っても時間が足りませんでした。
カヌーに乗りたくて乗りたくてたまらない、そんな毎日でした。今もです。
人よりもたくさん練習したら、努力しているように見えます。
でも、自分は努力だと思って練習しているのではなくて、やりたいことを一生懸命やった結果、それが「努力」でした。
確かに1回生の頃の私は、「自分はこんなに頑張っているのにどうして勝てないのだろう」と何度も負ける度に思いました。
とにかく頑張って、苦労して努力した。
そういう努力は案外思うような結果がでなくて、ますます努力がイヤになる。
自分がやってることを努力だと思ってやるといつか限界がくる。そうではなくて、いつのまにか努力だったという方が、しんどくないし、結果も出る。
自分がやっていることを一度努力から切り離してみてください。
自分がどうなりたいのか、そのために何が必要なのか。
どんなにしんどくても、なりたい姿になるために必要であればやればいいし、必要ないならやめればいい。
自分がやることに目的を持ってすれば、辛いことも耐えることができる。
何事においても、やりたくてやってたら褒められるなんてこんな最高な循環はないと思います。
自分のやりたいこと、なりたい自分をしっかり持って向かっていけばみんなきっとそうなるから、もし努力がしんどいという人は、「何がしたいのか、どうなりたいのか」を考えてみるといいと思います。
最後に、昨年とにかくお世話になったファイターです。
2021年の私のカヌー人生は、このファイターなしには語れません。
ファイター、1年間ありがとう。