お久しぶりです。
3回生プレーヤーの細見茉弥です。
先日、人生初のカヌー講座を開催しました。
こんな技術もない私がカヌー講座を開催してもいいのか、、、
技術がないことは最初から分かっていたので、
やはり、私の特徴として ジュニア上がり であること。
技術面の話ではなくて、私が考えるジュニアの戦い方をメインにして開催しました。
1回開催して終わりはもったいないと思ったので、文字にしてブログに残すことにしました。
それでは本題に入ります。
私が考えるジュニアが速くなる方法の1つ目として、
とにかく練習量をこなす
ことです。
戦わないといけないシニアは、高校でも日本一を経験しているような選手。
この人たちは、高校の時からカヌーのことを考え続け、速くなるためのトレーニングを積んできている。
それに比べてジュニアは、カヌーに乗れないところから大学生活が始まり、カヌーに必要な筋力も無い状態から始まる。
この圧倒的な差をどう埋めるのか。
それはもう、死ぬ気で練習するしかないですよね。
とにかく水上時間を確保していかないとまず乗れるようにもならないし、技術も身につかない。筋力・体力トレーニングもやりまくるしかない。
ジュニアの戦い方として、フィジカルが何よりも重要だと思う。
テクニックは乗れば乗るほど、考えれば考えるほど身につくので、シニアとの高校での3年の差はそう簡単には埋まらない。
だからと言って、テクニックを諦めるという話ではなく、最大限差を埋めることを意識していた。
テクニックはシニアと同じぐらいのレベルか、負けててもいい。
私が考える同じレベルとは、シニアとテクニックについて話し合えるようになること。一方的に教えてもらっている状態や、何を言っているか分からない状態はまだまだ足りないということ。
テクニック面がたとえシニアに負けていたとしても、フィジカル面で勝っていれば勝てるという考え。
ジュニアのテクニックの身につけ方について
1つ1つ着実に身につけていく。たとえ1つの動きに時間がかかったとしても。
いろんな人にバードとしてもらい、次々と新しい知識が耳に入ってくる。
でも、バランスが悪いのに言われたことを全て行うのは不可能。
1つ意識していたことがあって、何か言われるたびに意識することを変えると、結局何を意識したらいいか分からなくなって、また1から意識し直すことになる。
こう考えると、1つの動きを身につけるのにどんなに時間がかかったとしても、しっかりとした漕ぎを習得するには最短ルートだと思っていた。
ただ、言われたことを頭に入れておくことは必要。
後々、分かってきたときに1つ1つが繋がってくるから。
ジュニアが速くなる方法の2つ目として、
機会を逃さないこと
試合や合宿など参加できる場合は全てに参加すべきだと思う。
ジュニアはそもそも試合の経験値が足りなさすぎる。試合の独特の雰囲気に慣れておくという意味でも試合には積極的に参加するべき。
また、参加することで人脈も増やすことができる。
どこに自分が速くなるきっかけがあるかは分からない。
ただ、参加しないと速くなるかもしれないきっかけに出会うこともない。
私は、3回生の夏に500mシングルで日本一になると1回生の頃から言ってきた。
どのようにしてシニアのトップの人たちに勝とうと考えていたかと言うと、
テクニックに関して、
2年間で基礎を身につけ、それ以降は自分にあった漕ぎを研究していく。
まずは基礎を身につけて、カヌーのことを理解していないと、自分に合った漕ぎも分からないため、基礎を身につけることに時間をかけた。
筋力に関して、
1回生の間に自重を完璧ぐらいに仕上げ、2・3回生はウエイトを中心にトレーニングしていく。
大学の女子選手でそれほどウエイトを挙げる人はいない。そこで私がシニアと差をつけるという意識。ただ、自重も扱えないのにウエイトをしても意味ないので、1回生の間に自重は徹底した。
体力に関して、
一番の強みなので、誰よりも速くないといけない。
関学の男子と同じぐらいで走れるようにする。
結局、私は3回生の夏に日本一は取れていないので、やってきたこと、考えてきたことが正しいとは胸を張って言えない。ただ確実に強くはなった。
10人いれば10通りの漕ぎがあるというように、10人いれば10通りの速くなり方があると思う。
ジュニアでまだ自分に合っているやり方が分からないという人がいたら、まずは誰かのマネをするのはアリだと思う。
途中で違うと思えば、やり方を変えればいいし、それが合っていると思ったら続けたらいい。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
失礼します。