奇跡の巡り合わせ | 歩き人ふみとあゆみの徒歩世界旅行 Fumi's trek around the world on foot

奇跡の巡り合わせ

【日本縦断、これまでの歩行距離数】9,401km
【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約21,000km
【出 発 地】北海道知床半島 相泊(あいどまり)(2005年8月)
【最南到達地】沖縄県 波照間島 沖縄最南端  (2013年10月)
【現 在 地】徳島県阿南市のふみ実家到着!! (2013年12月15日)

【記事内の行程】20km 徳島県阿波市鴨島町→(20km 12/8)→徳島市
【旅の途中で入った温泉】280湯






出発
鴨島の遍路宿出発の朝

実はこの日、阿南から私の両親、香川の琴平から妹一家が徳島市に来て、家族一同で今回の
イベントの打ち合わせをする予定になっていた。

前夜すきま風の入る部屋で震えながら何とかノートパソコンで作り上げた当日のスケジュールと
役割担当表を近くのコンビニでプリントアウトする。

打ち合わせは午後で、寄り道する余裕もほとんどないのにいったいどうやってパソコンの
データをプリントアウトしたらいいんだ?
そう悩んでいたら、いつの間にやらコンビニでプリントアウトできるようになってたんだな。
PDFファイルに変換してUSBメモリースティックに入れておけば、コンビニのコピー機
で印刷できるのだ。
素晴らしい。助かった~


石井町
どんどん歩いて石井町に入る。

待ち合わせ場所はグーグルマップで国道沿いのちょうど良い距離くらいの場所にファミリー
レストランのガストを見つけたのでそこにした

初めは余裕で歩いていたが、待ち合わせ時間にぎりぎりになりそうで焦り始める

両親に会うのも数年ぶりで、父は特にせっかちなので初っぱなから時間に遅れることは避けたい

が、見あたらない・・
急ぎ足で歩いてるのに見つからない
歩き続けるとあるはずの場所を通り過ぎてるのにどこにもガストがない

電話してみると両親もガストが見つからず鴨島まで来てしまったと言っている

しまった!
もしかしてもう閉店か、移転したのか。そこまで確認しなかった

結局すぐ近くのお店に変更して皆と出会えたのは30分以上後だった
案の定、両親の機嫌は悪くなっていた・・・


まあ無理はない。
突然の思いつきでこんな大事を数週間前に言い出され、私達は歩き続けているのだから
実質的に現地の準備をするのは私の家族なのだ

しかも待ち合わせの店は存在しないし

やばいな・・
両親はどうやら派手にやることを望んでいないみたいだ

両親の協力無しにこのイベントは始まらない
というより両親に喜んでもらえないならやる価値がない
なんとかしなければ


琴平の妹と旦那のけんちゃんは全面的に協力的で、当日も妹に総指揮を任せてある

試着
この日もあゆみが本物のウェディングドレスに着替えるまでの数キロを歩くための衣装にと
白い給食エプロンとカーテン生地を元に手作りの即席ドレスを作ってきてくれていて、駐車場で試着した

我が妹ながら素晴らしいぞ~~!!
まあ元々兄よりはずっとしっかりしてるんだけどね



両親が一番気にしているのは人数のことだ。
私の実家の周りは田舎なもんで施設などもあまりない。
宴会場にしても、駐車場にしても、人数次第だからその気持ちはよくわかる

その人数が掴めないのが今回のイベントだ
そもそも自分達でイベントなんて企画したこともないのだから。
でもなんとかしなきゃならない

もう一つ頭を悩ませていたのが写真担当だ
プロのカメラマンに来てもらうような金銭的余裕はない!
かと言って素人に頼む訳にはいかない

タスマニアに住んでるプロカメラマンのあゆみ兄に来てもらえたら、それこそ一番良いんだけど
さすがにこの時期に来日しろと突然言われてものはさすがに無理な話だろう

でも数日前にあゆみのお母さんが札幌から来てくれることに決まったことだし、
家族写真もしっかり撮っておきたい

どうしたもんだろう



徳島市へ
両親と妹一家と別れ、さらに東へと進みついに徳島市に入った

この辺も懐かしの場所なんだけどどうも精神的余裕がなくて楽しむという感じではない
作業も山積みだし、今日は何とか市内の柳沢さん宅まで歩いておかなければ



国府町のスーパーの駐車場横を通りかかった時に私達に声をかけてくる人がいた

そういえばその日の午前中にも話しかけてくれた人がいて、ブログの読者の方だった。
急いでるとはいえ、こういうのは嬉しいものだ
通りすがりの知らない人にでも旅の途中で話しかけられた時は普段からできるだけ話をするようにしている

西尾さんと遭遇
この人もやっぱりブログで見たことがあるということで声をかけてくれた
「差し入れといっては何ですけど」
その朝に打ったのをいただいてきたという「祖谷(いや)そば」の生麺を持たせてくれた

この人は西尾さん。
聞けば、実は私達よりも元々あゆみ兄のマナブさんの写真の大ファンなのだそうだ

ん、ということは?

耳ざといあゆみは聞き逃さず、カメラのことについて尋ねる。
彼が取り出したカメラも本格的だ

どうやら車の上に付けてある台も写真を撮るための物らしい。
これはただのアマチュアカメラマンではなさそうだぞ。

「次の日曜は開いていますか?」
いきなり尋ねるあゆみ
そしてたたみかける
「ゴールイン当日の写真撮影をお願いできませんか?」

「えっ!?一つ撮影が入ってるんだけど・・・わかりました」



出会って5分でお願いする方もする方だけど、その場で引き受ける方もすごいぞ!

そしてそのまま西尾さんの車で近くの喫茶店「亭望」に行って詳しい打ち合わせをする
西尾さんが撮っている写真も見せてもらう

うん、いけそうだ


打ち合わせその2
事前に私の実家に下見に行って撮影ポイントや歩くルートの選定などをしていただけることになった

ありがたや~~


しかし何という巡り合わせなんだろう
「渡りに船」とはまさにこのこと。
ちょっとあり得ないほどに都合の良い偶然だ

イベントが全て終わってからわかったんだけど、実はその時の西尾さんの最大の関心は
「当日マナブさんが来るかどうか」
ということであり、もしマナブさんが来るならば会いに行こう、と思っていたそうだ。
つまり来ないなら顔を出すつもりはなかった、という意味で、たまたま私達が道を歩いて
いる姿を見たからそのことを質問するつもりで待っていたらしい

これはマナブさんがひき合わせてくれたに違いない



突然の写真担当打ち合わせが終わってカートを置いていたスーパーに戻るとすでに日は
暮れていて、その時の一番の懸案事項が片づいてその後の足取りも軽くなっていた

またもやヘッドランプを付けて徳島市内を歩き、柳沢さんの家に到着

そば
いただいた「祖谷そば」は山かけそばにしていただきました。ごちそうさま


よし、写真担当も決まったぞ

ゴール予定日まで残り7日!!
(過去のことを書いてます)





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