野宿場所の見つけ方 | 歩き人ふみとあゆみの徒歩世界旅行 Fumi's trek around the world on foot

野宿場所の見つけ方

【北海道知床からこれまでの歩行距離数】7,023km
【これまでの総歩行距離(海外+国内)】約18,600km
【現在地】福岡県北九州市八幡西区
【記事内の場所】福岡県北九州市門司区
【前回からの歩行日数】0日
【前回からの歩行距離】0km






関門トンネル人道を通って九州に入った後、まずは北九州市内の友人宅を目指す。

レンガの建物が多い門司港を西へと歩く。


歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-巌流島

対岸には武蔵と小次郎の決闘で名高い「巌流島」が。
よく見えないけど、なんだかのっぺりとした小さな島なんだな。



友人の家は北九州市でも西の方で、この日に着くのは無理だから、今夜はどこかで一泊しなければならない。
しかも天気予報によると明日は1日中雨らしい。
特別な理由がない限り、雨の中を歩くつもりはない。
つまりどこか2泊出来る場所を見つけなければならないということだ。



今年4月に岡山から歩き始めて九州に入るまで数ヶ所は家に泊めていただいたが後は全てテント泊だ。
でもキャンプ場はまだ一度も使っていなくて、河川敷の空き地や公園、運動場ばかりでテントを張ってきた。

キャンプする場所は、たまたま歩いていて良さそうな場所を見つける場合もあるし、地図で予想して当たりをつけた場所に張ることもある。
今年はそれで一度も苦情が出たことはなかった。

長年キャンプ生活を続けていると地図を見ればそこがテントが張れそうな場所かどうかなんとなく予想できるようになってくる。

市街地や住宅街の中の公園は近所の目が厳しい場合が多い。同じく小中学校などが隣接している場所も最近はあまりよろしくない。
私有地が望ましくないのは言うまでもない。

私有地でなく近所から文句があまり出ない所といえば、
公園、河川敷、無人の神社、海岸、空き地などだ。

私が一人で旅していた時は水さえ確保出来ていたら水場もトイレも大して気にしていなかったが
あゆみと二人となるとそうはいかない。
だから水場とトイレのある公園や運動公園にテントを張る場合が多くなり、河川敷等にテントを張る場合も
近くにトイレ・水道がある場所を選ぶようになった。

しかし、きちんと整備され過ぎていて管理人がいるような公園はかえって駄目だ。
テントを張った後でも見回りに来て追い出される可能性もあるからだ。



テントを張る場所を見つけるのも一泊だけの場合はわりと簡単である。
ちょっと都合の悪い場所であっても一晩過ごして早朝に出発してしまえばそれほど気を使う必要もない。

これえが2泊以上となると事情は変わってくる。
日中にテントを張りっぱなしだと近所の人の目にも付くし、気にする人も出てくる。


また市街地でなければわりと簡単に見つけられるが、街中で良い場所を見つけるのはちょっと難しい。

今回も市街地からは大して離れられないことがわかっていたのであらかじめ地図で目星を付けておいた。
近くにキャンプ場もあったのだが、無料であっても「一週間以上前に予約が必要」などというキャンプ場は私達には何の役にもたたない。

山際の公園で、隣接した民家はなく、整備されすぎてもいなさそうだ。かといって山の中という訳でもない。
この規模ならばおそらくトイレはあるだろう。水場がなくてもトイレさえあれば飲料水は手に入る。

でもまあなんとなく想像がつくのはその程度で、あとは実際に行ってみなければ何とも言えない。
うっかり見逃していた、とはとても言えないほどデカデカと書かれた「キャンプ禁止」の看板があるかもしれない。


今回の場合は見事正解!

朝と夕方は犬の散歩やウォーキングの人がたくさんいるが、昼間は少ない。

公園の草刈をしていた人が
「テントを張るならここがいい。明日は雨だし」
と言って、かなり広い東屋を教えてくれた。
屋根の下だからテントが雨で濡れることもない。


歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-雨の日

そして翌日は予報どおり一日雨。
風が強く雨も吹き込んでくるが、テントの所までは来ない。



歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-テント内

雨の日はのんびり過ごせる。夜間はライトも点いていた。



歩き人ふみの徒歩世界旅行 日本・台湾編-公園から

2日間キャンプさせてもらった公園からの景色。なかなか眺めもよい。
海の向こうの右側に見えているのは本州だ。




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