豚の帰還
昨日は東和町土澤にある幼稚園まで1時間の距離を歩いて行って、幼稚園の子供達と遊んだ。
例によってディジュリドゥと折り紙。その後子供達がお遊戯を見せてくれ、一緒にお弁当を食べた。
お土産に、年長の子達が折り紙を切って作ったツリーを貼った紙をもらった。
右上に描かれているのは私の顔でその下はディジュリドゥである。
また昨日は先日出した豚の帰ってきた日でもある。
入江家の3人の子供達はみんな連れて行かれた豚がどうなって帰ってくるかよくわかっていて
物体となって帰ってきた豚の頭を恐る恐るつついてみたりしていた。
鶏にしてもいつも卵を産んでくれている鶏が首を切られ、お湯に入れられて羽をむしられ
解体されて肉となるところも見ており、それがやがて食卓に出てくることも知っている。
肉を食べるということが何を意味しているのか実感としてわかっているから、
極端な拒否反応はなく、それをただ事実として受け止めているのだ。
肉の元の姿を知らずに小さい頃から食べ続けてきて、ある日鶏が殺されるのを見てから
肉が食べられなくなったという話を時々聞くが、ここではそんな心配は全くなさそうだ。
それに鶏も豚も残飯や有機野菜のくずなどを食べて育っているから安全でおいしい。
明日、3週間以上お世話になった入江さん宅を出て、北上の友人CAPAさんや隊長を訪ねる。
その後今年の越冬地に向かうつもりだ。
日本徒歩縦断の旅を始めて2度目の冬を迎える。
来年の春は結局ここ東和町から再び歩き始めることとなった。
