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デカルトは、「明晰かつ判明」に認識できることを真理として認めました。この原則自体が、「認識」という行為そのものの力を発揮させるものだと、ぼくは気づきました。先週から言っていますが、「それ自体はっきりとしており(明晰)、かつ、他のものから区別されている(判明)」認識を形成するという意識行為自体が、霧のように曖昧で境界がはっきりしない故に及ぼされる感情作用から、ぼくたちを解放するのです。もう、不条理で負の他からの情念に影響されることは御免です。解決の鍵は、何と、むかしから馴染んだデカルトの哲学原則にあったのです。
およそ、最初に(おいては)形無きものを明晰判明に認識することは、そのものに形を与えることであり、ある意味で物質化すること、そしてそのものから解放され自由になることである。「知覚することに努めなければならない。そして精神は常に野に出るように空白へと自分を解放しなければならない」、とアランが言っているのは この意味であろう。