生きてみるほど、愛がなければ生きられないことがわかる。どういう愛であっても。愛は多様である。神への愛で生き行動している修道士もいる。 ぼくには人間への愛がたくさんある。 どういうものが愛であるか、われわれは最初からじぶんをよく知ってはいないのと同様、知ってはいない。しかしこれは無知であるのとは断じてちがう。神への愛だって、ヤスパースが言うように、幼い女の子でも感じている。

 

 

愛は夢想と行動の両立である