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持ち(待ち)時間が長かったが やっと読んだ。ぼくの良識とずれていない、と感じる時期に読むまで、いままでかかったようだ。色彩には、像であるものと、輝きであるものとがあるという根本認識を、具体的に叙述している、作画実践のための書。風景画を探究した近代芸術の意味をもしっかり捉えている。色彩は、人間がそれとともに、むしろそれを生きることができるものであり、人間が魂として、霊として、生きようとするならば、そうしなければならないものである、という認識は、ぼくに、高田さんと辿った魂の画家ルオーの芸術を確かめさせる。

 

他者に解説するのではなく、ぼくのために記した。

 

 

日課に忙し過ぎるのだが、夜中くらい高田さんの世界とともに過ごしたい。それがぼくの本来の欲求だ。きみがいるから落ち着いてそれができそうだ。