ノズドレフ駐日ロシア大使のインタヴュー報道☆彡
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ロシアは協働する日本ビジネスを積極的に支援します
3月に着任された
新しいロシアの駐日ロ全権大使
ニコライ・ノズドレフ氏が
ロシアメディアのインタヴューを
受けられたとNHKが伝えております
NHKの記事を見る限り
ノズドレフ大使は、
〇日本の制裁措置が両国の関係を
壊していると非難し、
日ロ関係の現状について
「戦後最低の水準にある」
との認識を示した。
〇ロシアに制裁を科しつつ、
平和条約を締結しようとする
日本の姿勢につき
「非常に奇妙に映る。
どうやって同時に実現できるか
日本側もはっきり
わかっていないだろう」
と述べた。
〇三井物産などが出資し
ロシア北極圏で進められてきた
LNG開発プロジェクト
「アークティックLNG2」についても
(アメリカが制裁を強化)
「非常に有望なプロジェクトだが
日本は米との連帯により
とてもいやな状況に陥った」と述べ、
日本側は事業への参加を
見直さざるをえなくなるだろう
という見通しを示した。
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という内容で、これだけ読めば
あたかも、ノズドレフ大使が
日ロ関係では日本に批判的で、
今後の展開にも
悲観的であるように
見受けられてしまいますが
インタヴュー全文を読むと
全くそのようなことは
ありません。
確かにNHKが見出しに
(嬉し気に?)したように
現在の日ロ関係が、残念ながら
戦後最低なのは、事実ですし
それは安倍政権から掌を
返したような岸田政権の
愚かな対米追従政策の
せいなのは
誰の目にも明らかです。
ですから大使はその事実を
述べただけ、それよりも
印象に残ったのは、
ロシア側としては、
日本(ご宗家米の)政府制裁
そのお陰で苦戦を強いられている
日本企業の状況も良く理解して
おられる、というところでした。
「日本ビジネスは制裁への対応を
余儀なくされています。
やり方はそれぞれで、
市場から完全に撤退するものあり
新たな条件で働くことを
学ぶ企業もあります。
問題のデリケートさから、
特定の名前は挙げられませんが、
経営戦略を微調整し、
総じて非常に効果的に
機能しています。もちろん、
今後も我々は積極的に
彼らを支援して参ります。」
そして実際の協働の面でも
今年2月のある事件を
上げられました。
北海道沖で流氷に嵌って
身動きできなくなった
10頭のシャチを援けようとした
ロ日の連携プレーをあげられ、
ノズドレフ大使はこう語られています
「ロシア連邦保安庁の国境警備隊と
日本の海上保安庁との効果的な
相互作用に注目したいと思います。
彼らは常に協力し合い、
人道的問題を含む複雑な問題を
迅速に解決しています。
このような作業は
最高の賞賛に値します。
最近の両国間の協力の一例として、
北海道沖のシャチの問題がありました。
文字通り12時間以内に、
私たちはなんとか連絡を取り合い、
実際に実践的な協力のパラメータを
解決しました。その後、幸いなことに、
状況は自然に解決しましたが
日本側が我々の呼びかけに
極めて迅速に応じ、
協力の用意があることを
示したという事実は、
多くの重要な実務分野での
協力が維持され、
効果的に実施されていることを
示しています。
ロシアでは、この状況は、
最も大きな反響を呼びました。」
そうでしょうね?
動物大好きなロシアの
方々ですもの
流氷に嵌ってしまった
シャチ達、
この事件に関しては
サハリンの環境保護団体が
ロシアの連邦自然管理監査局に
救助を訴え、それを受け
ロシア政府が在日ロシア大使館を
通じて日本政府に対応策を
伝えたとのことでした。
でも、そのあたり、
黙っている日本政府と
マスコミ、陰険ですね?
これこそ、「いや~な」感じです。
ノズドレフ大使が語られた
北極のアークテクで米政府の
強権の阻まれ日本のLGPビジネスは
嫌な感じ、つまり板挟みという
「辛い状況に置かれている」
ということを仰ったのですが
それを言葉尻を挙げ釣ろう
NHKの方こそ
本当に意味での
「いや~な感じ」なのでは
ないでしょうか?
幸いシャチ達は無事に脱出できた
ようで翌日には
姿が消えていたそうです。
本当に良かったですね?
でもロシア側はいつでも
どんなときでも、
救助の手を差し伸べて
くれるのですね?
持つべきものは、
(鈴木宗男氏ではありませんが)
焼夷弾で東京を焼き払ったり
原子爆弾を投下しておいて
謝罪もない、どこかの帝国
ではなく、無償で援助を
してくれる、ちょっと
不器用で、無口で
自己アピールの下手でも
信頼できる
お隣の友ですよね?
日本の政治家の皆さん
良く事実を見て下さい。
更にノズドレフ大使は
日ロ間で未だ続く
文化交流にも触れ
ロシア文化の
豊かな伝統を敬愛する
ファンは日本に多いこと、
今年は文化交流の復活に
大使館として最大限の支援を
したいし、新しい興深い
方向性をも模索していきたい、
興味を持っている人々がいれば
政府当局の意図的な決定すら
そうした熱意を阻むことは
できないのです」
と積極的に語られています。
現在の凍結に近い
日ロ関係を冷静に見据えつつ
出来事の原因と帰結を
冷静に評価しつつも
ロシア国益に立った
赴任国との善隣外交
という規範に立って
可能な限り未来志向で
良き関係を模索する
冷静で優秀な外交官と
拝察いたしました。
そして実際に会われた
鈴木宗男氏によりますと
「大使館員の中でも
最も日本語が上手な方」
だとの事
これからの日ロ関係の展開
(ゼロ以下からの再出発?)
が楽しみになって参りました。
ノズドレフ大使、我々
非友好国の非エリート市民達も
微力ですが、応援致して
参ります(*^^)v
___
(以上、内容の有益性に鑑み、引用させて頂きました。深謝。)