初再呈示
- テーマ:
- 自分に向って
時間の距離というものは想像にすぎない。
記憶はつねに現在であり、昔というものは存在しない。
記憶の感情的現前化は常に時間の否定である。
別事
詩は、自分だけが解っていればよい言葉でつくることのできるものである。その秘義的な直接性が生命である。 こう言っておくことも、詩の一つの定義だ、としておく。
日本文をつくるとき、ひらがなにするか漢字にするかは、まったく書き手にゆだねられている。日本語を綴ることは、主観的な神経戦である。