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世のなかでも生活でも、対峙的・対抗的・対立克服的であることには事欠かない。しかしそういう場合に、俺は何のために生きてるんだ、本来、こういうものと闘うためではないだろうに、という問いが生ずれば、それが実存的問いなのだ。実存という言葉にこだわらなくてよい。それは人間として必然的な問いなのだ。じぶんとの問い(自問)。それで本来のじぶんの課題に気づいたら、もう、対立的態度そのものが克服され、克服すべきであったものそのものが消滅している。こうして存分にじぶんの課題仕事に創造的に取り組むのが、実存的であることなのだ。

 

そういう本当に真剣なものが常に現前して遂行されていないと、いいこと言っているようで、対峙性の消耗から脱却できない。