この素敵な節が初再呈示
- テーマ:
- 自分に向って
ぼくは小さいときから意識的にのろまなんだ。速くするのが性に合わなくて、しかも、行為に意識が伴う。そのかわり、徹底して明晰に理解すると、揺るがない。原理的なことをじっくり見極めることに関心がある。生まれつき哲学的なんだ。哲学という学問の名前を知る以前からね。ぼくが哲学でやってこれたのは、この性のおかげだ。この性がぼくのペースなんだよね。それを他と比較して遅いだの のろまだのと言うことじたいがおかしい。精神の高低や内容とは何の関係も無いことなんだ。
賛成だわ。わたしも速い乗り物に乗るのはとっても苦手。見るのは好きだけど(笑)。
裕美ちゃんのそういう性格が、不動で深い演奏を可能にしている一要素ではないか、と、ぼくははじめから興味深く思っているんだよ。
言うことを言って、すっきりしたよ。
言わなかったのが不思議ね。
きみもぼくも、自分の世界を譲らないところがあるんだよ。