神は正義でしょうか。具体的には、ぼくの受けた侮辱を晴らしてくれる存在でしょうか。この問題を問うと、きりがなくて、哲学においても「弁神論」（神義論）が書かれるくらいですから、難しい問題なのでしょう。だからぼくも、この問題に深入りすることなく、むしろ自分の魂をじぶんで整えることを、中心にして生きてゆきたいと思うのです。そのとき、自分が面する神というものは、やはりあると思います。そしてその神が正義かどうかということは、ぼくには分からないことであり、問うても答えはないことです。ぼくはぼくの魂が安静であるように瞑想できるのみです。ぼくの魂が健康であるように。瞑想は、魂の体操でしょう。そして、できれば、神がぼくのために正義も為してほしいとは思います。ぼくは人間ですから。きみのためにも神が正義を為してほしいと思います。