芸術ではなく そこでの作品が大事である。

 

 

とはいっても、芸術分野は その中間にあって やはり特徴的である。たとえば音楽と彫刻では、準個人的な相違がある。準間主体的な音楽と、準主体的な彫刻とでは、基づく或いは齎す世界が違う。

 

 

ぼくは、きみが音楽の世界で皆と仲良くやってくれることを願う。ぼくの世界である思想では、他を拒絶するほど自分を得ることができる。こういう世界、あるいは彫刻の世界とは反対に、皆和的な音楽の世界で、皆と光へ脱する生き方があってよいとおもう。