その夢が美というのね。
決断によって、じぶんと美との間に吹き入ってくるこの世を閉め出すかぎりはね。そういう裏切りを敢行すること、と差し当たりは言えるんじゃないかな。
その美を、わたしは共有したいとおもうわ。
この世に生きていて、みずから世の隙間風となることなく、そう言ってくれるひとこそは、わが伴侶だよ。
この世ならぬ同じものを見ていることね
あのふたりも、さいごでは、もう象徴を介さず、それを見ていたんだとおもうよ。だから肯定的にみてあげよう
人間がそこまで高まれるのなら…