付近に外出したが、台風とはいかないまでも、大安なのにすごい強風であったことが印象的だった。2023年がずっとつづいていればいいのに、と思っていたのだが。強風に相当するような事象としては、やはり学問研究者というのは、普通人のレベルに達していないところがある、ということを再確認したことだろう。それへの失望が、強風的だと言えば言える。向こうの言いたいことは分かるが、それだけに、絶交だ、とおもう。過去の中に沈めよう。そのための、もうつき合うのは止めなさいという、区切りの強風だったのだな。

(人間レベルで憎まざるをえないとき、祈りという浄化法があることをぼくは知っている。同時に、祈りが必要な関係からは手を引くべきということも。)

 

 

ぼくのなかでは、2023年はずっとつづいていてほしい。断絶ではなく持続を望むのが、正常な人情だ。

 

 

日本はますますいけない。不必要にじぶんで深い底に沈んでいっている。こうしてつくられる歴史は、まず、虚偽である。その虚偽をあきらかにするのが、歴史家の仕事である。

 

 

 

大晦日なのに、ぼくの欄を訪問してくださる方々に 感謝。300くらいの接続になりそう(十一時半、301)。人間が人間になることをめざしている欄です。よいお年でありますように。