ぼくは高田さんについて書こうと思っているのだけれど、それが伝記のかたちをとろうと、論文のかたちをとろうと、ぼくが高田さんという物語のなかに生きることでは変わらないとおもう。そして創造的に生きるということは、この、物語のなかに生きる、ということであり、このように、創造することが、ぼくを生かすことになることを、すべてに先立って、ぼくは感じている。(V. フランクルの言うように)人間には意味への意志があり、意味が生かすとは、このことである、とぼくは確信する。

 

ぼくの著作を、簡潔に、『高田博厚』と名づけよう。

 

 

生きる力を得るために、ぼくは創造せざるを得ない。